2012年10月02日
320i購入まで3
BMWの中古車を探し始め、ベンツに比べて比較的安い車両が多いのに驚いた。
大体120万位~。
ベンツも同年式なら安いのだが、W203は私も嫁も趣味じゃない。
Cクラスと同格であろう中古320iをインターネットで探して居ると、一台の320iが目にとまった。
・320i ハイライン
・グラファイトグレー
・2006年式
・3万キロ
・車検残マル一年
後にマイカーとなる320iだ。
2006年式と、少し古いが30000キロで138万と、結構安い。
他店舗の同様車両より20~30万程安い。
だが、惹かれたのは値段では無いのだ。
写真一枚一枚のコメントから、車両にたいする思いが伝わって来たのだ。
しかも、その店舗の掲載車両ひとつひとつコメントが違う(同じコメントも有るが、語尾が違ったり、誤字が有ったり、コピぺでは無い事がわかる)
その後も他の店舗の車両も色々見ていたが、やはり先程のコメントがアタマを離れない。
電話してみるだけしてみるか。
こだわりの有る店って、素人お断りな雰囲気もってそうだなぁ、とか考えていた。
「はい、○○○○○○○です」
若干高めの声のおじさんだった。
「インターネットを見て電話したんですが、2006年式の320iで138万のヤツ有りますか❔」
「あ~、ガンメタのヤツね。有りますよ」
「週末に見に行きたいのですが、大丈夫ですか❔」
「はいは~い。いつでもいいですよ~。お待ちしております。」
相変わらずの、若干高めの声のおじさんが明るく応えた。
だが、素っ気ない。
何時頃来るかとか名前とか、もっと聞かれるかと思っていたからだ。
頑張って売ろうとか全く考えていなさそうに感じた。
まぁ、いつでも来いって言っているのだから行ってみよう。
週末まで時間も有るので、その店舗の別の車両もみてみる事にした。
で、
予算内の525i前期と、予算からはオーバーするが、525i後期を見つけた。
525かっこいい、早速嫁に見せてみる。
嫁は320よりCクラスが良いようだったが、525なら525勝利だろう。
ベンツと言うブランドの魔力から開放してやろうという思いがあったのだ。
「かっこいいんじゃない❔」
返事はたったそれだけ。
後から聞いたのだが、この時点でもBMWよりベンツ!だったのだ。
ベンツのブランド力恐るべし。
いよいよ週末。
レンタカーで例のお店へ。
外見は普通の中古車屋さん。
BMWが並ぶので流石にお洒落に見える。
車を降りると、つなぎを着たお兄さんが笑顔で迎えてくれた。
「320iと525iを見せて頂けませんか?」
と言うと
「鍵を持って来ますのでチョット待ってて下さいね」
と、店内へ鍵を取りに行った。
まずは525iを見る事に。
後期ハイライン、かっこいい。
内外装とも文句のつけようが無い。
これで決定か❔
だが、予算が…
次に320iを見てみる。
ハイラインなだけあって内装は良い。
ベンツ程の期待も無かったので、質素なオーディオまわりも全然気にならない。
しっかしポジション低いなぁ。
レンタカーでフィットばかり乗ってたいたから凄く低く感じる。
この時点で525iの前期は排除。
525後期と320前期の試乗をお願いすると、快くOKが返ってきた。
試乗出来ない中古車屋さんってダメだよね。
試乗できなかったら帰ろうと思っていた。
525iも320iも後部座席でお願いした。
持論で申し訳ないが、乗り心地って後部座席で決まると思う。
特に、家族持ちだから余計に後部座席の乗り心地が気になるのだ。
しかも、大抵のインプレッションは後部座席を中心にしたものがない。
運転席の乗り心地なんて最近は満足出来るレベルの車しかないじゃないか。
話を試乗に戻そう。
まずは525iハイライン。
皮シートがプレミアム感を出しいてイイ感じ。
後部座席に座る人の事も考えて作られてるとわかる。
足元の空間も座席幅も十分、なんか自分が偉くなった気にさせてくれる。
飛行機のように読書用のスポットライトも完備。
後部を色々見回して居ると、ゆっくりと動き出した。
庶民からすると、なんて贅沢な空間なんだ、なんて思う。
それはギャップを越える際にも感じる。
ロールスロイスなんかに聞くように、全く揺れないと言う事はないが、タイヤの上下運動による若干の揺れ程度で収まる。
クラウンなんかの何とも頼りないフワフワ感も無い。
一気に525の虜になってしまった。
心地よい時間は一瞬で終わり、320と交代の時間になった。
「じゃあ、320に移りましょうか、運転じゃなくて良いですか❔」
との問いに、当然の如く
「後ろでお願いします。」
と答えた。
変わった客だなぁって思われたかもしれない。
320はドライバーに走る喜びを感じさせるように作られてるとの記事が多く、後部座席は狭いとの事。
そそくさと320の後部座席に座る。
525より足元が狭く、背もたれもやや角度がキツい。
キツいと言っても525と比較した場合だ。
皮シートのせいも有るが、その辺の国産セダンなんかよりずっと良い。
「では、同じコース行きますね。」
と、車を走らせる。
ギャップが楽しみだ、あまり期待はしていないけど。
ところが、期待は良い意味で裏切られた。
細かいギャップは先程の525と変わらないように感じるのだ。
流石に大き目の段差の場合は、525と違い、グワンッと体全体が揺れてしまうが、それ以外は極めて良好。
試乗が終わり、Cクラスを含む全ての車両の後部座席の乗り心地ランキングを聞いてみた。
1位は当然の如く525
2位はなんと、320
そして、最後がCクラス
と予想外の結果になった。
元々嫁は固めのサスが好きなようだし、Cクラスは期待が大きすぎたらしい。
Cクラスに裏切られた嫁は、320に軍配をあげたのだ。
まぁ、チューニングしまくった180SXに乗ってたんだから、BMWのサスが気持ち良く感じても仕方ない。
BMWは全般的にフワフワ感とは皆無だろう。だからこそ私は気に入ったのだが…
試乗を終え、525と320の見積もりをお願いし、店内に入る。
暫くして現れたのは、50前半位のオッサン。
てっきりさっきのお兄さんが対応してくれるのだと思っていた。
「え~と、まずは525の見積もりからご説明しますね。」
‼
この声は、電話で聞いた声だ!
少し高めの声で説明を続けるオッサン。
ひとつひとつの項目を丁寧に教えてくれる。
「これが諸費用ですね。」
などと、高いのか安いのか分からない見積もりを出すところとは全然違う。
なぜその金額が必要なのか、全て教えてくれる。
オッサン自体からは、威厳も風格も感じられないが(オッサンごめんなさい)この人なら安心と思わせてくれる。
見積もりの結果、
525が275万
320が153万
320にはフィルムを貼ってもらって
155万。
何故フィルムがあった方がいいかというと、皮シートは夏場火傷しちゃいそうな位熱くなるらしい。
320、525の事をさんざん聞いたが、嫌な顔一つせず、丁寧に教えてくれた。
525を押してくる事もなかったし、購入を勧める事も無かった。
私が買おうが買いまいが知ったことではなさそうだ。
「帰って考えてみますね。」
と、お店を後にした。
家に帰り、525か320を思案。
初めての輸入車なので、維持費がどうなるか分からない。
だが、525は魅力的だった。
525の諸元表の寸法を見ていて、重要な事に気が付いた。
うちの機械式駐車場には入らなさそう。
どうやら幅が無理っぽい。
呆気なく320に決定。
525でも、ギリギリ入らなくはなさそうだが、私は車庫入れが苦手だ。
ホイールとか擦った日には泣いてしまうだろう。
今回は頑張って525を買うより、余裕を持って320を買った方が良いと思った。
ローン購入で月額3万円
駐車場が2万円
保険が5000円
車検等用貯金に1万円
ガソリン代1万円
しめて、月額7.5万円
結構かかるなぁ。
525だと月額10万円はいくなぁ。
家族持ちの私は金額面からも320しかなかったみたいだ。
と、言う事で明日は320を試乗してから、購入手続きをしよう。
勿論今度はドライバーで試乗だ。
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Posted at
2012/10/02 07:47:09
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