追伸？！

　　
先日のブログの中で”ＰＵ”の事を『後で説明します』って書きながら終わらせてしまったので、すいませんが改めてこちらに (^^ゞ




まずはＰＵを説明するにあたって押さえておかなければならないことが・・・



それは、今のＦ１は全て”ハイブリッド”だって事！（知らない人も多いですよね？）



だって世界最高峰の自動車レースのエンジンがハイブリッド って、驚きでしょ！



それをふまえた上で、ＰＵっていうのは“パワーユニット“の略で要はエンジンだけではなく、それをアシストするモーター、あとモータを動かすための電気を蓄えるバッテリーと、そのエネルギーを回収するための機器類を全て併せたトータルのユニットなので”パワーユニット = ＰＵ” と呼ばれているんです。
（ホンダが手掛けているのはエンジンだけじゃないんですよ～）



しかもこのモーターもサーキット１周ずっと使えるのではなく、ストレート等の要所でしか使えません。
（パワーを出力する容量に制限があるため）



なので、使うタイミングやその配分を誤ると本当に必要なストレートの途中とかでエネルギー切れで失速ってことに・・・
（当然ですが、回収した分以上に使うという事はできませんからね！）



でもコレ冗談ではなく実際にレース中に起きるんです。
（復帰したばかりの頃のホンダのあの悲しい光景が ^^;）



そのモーターのパワーを使う場所をコンピューターにあらかじめ登録しておくんですが、この”どの場所でどのくらいパワーを使うか？”という配分も各チームの戦略のひとつなんです。
（簡単に書いてますが実際はもっとすご～く複雑です。回収するエネルギーもブレーキからの運動エネルギーとタービンからの熱エネルギーに分かれてたり）

下記ホンダのサイトに分かり易いイメージイラスト付きの説明があります

　　　～革新技術への挑戦　F1パワーユニットを知る～


特にホンダはＦ１ハイブリッドでは後発メーカーなのでここにくるまでの数年間は相当苦労してきました。



いくらパワーがあっても”エンジン”だけではダメってことなんです。



こうやって見るとＦ1の見方も変わってくるかと思います！




ここまで相当な苦労と屈辱を味わってきたホンダですが、成熟期に入ったと思われる今期、Ｆ1でナンバー１のシャーシを造ると言われているレッドブルと組んだことで1年目から大暴れしそうな予感が？？



いや、きっとやってくれると思います！




そんなことを言ってる間にもう来週、第1戦のオーストラリアGPで開幕です！




頑張れ、レッドブルホンダ・トロロッソホンダ(^^)