計画停電　・　福島原子力発電所

東電、第３グループも計画停電回避　夕方に需給逼迫の見通し
産経新聞 3月14日(月)14時15分配信

　東日本大震災による電力不足に対応するため、地域ごとに計画的に電力供給を停止する「計画停電」について東京電力は１４日、午後１時現在で第３グループ（午後１２時２０分～同４時）についても実施を回避できていると発表した。東電では「節電効果と、気温が高いことで、暖房使用が少なく推移しているため」としているが、今後の需給次第では第３グループの時間帯に計画停電に踏み切る可能性があるという。

　東電は第１（午前６時２０分～同１０時）、第２グループ（同９時２０分～午後１時）とも実施は回避した。東電の現在の電力供給能力は３３００万キロワット。対して午前１０時現在の需要電力は２９００万キロワットと、供給能力には余裕がある。

　ただ夕方以降、電気の点灯により需要は急増するとみられ、東京電力の予測では午後６時以降の需要電力は３４００万キロワットと、供給力を１００万キロワット上回る。

　東京電力では「夕方以降、需給バランスが逼迫（ひっぱく）する可能性がある」として、引き続き節電を呼びかけていく。


官房長官 格納容器健全性保つ
3月14日 13時14分

枝野官房長官は、会見で、「福島第一原子力発電所３号機の格納容器は、爆発のあとも内部の圧力が保たれているほか、爆発のあと、施設の周辺で観測された放射線の値が２０マイクロシーベルトから５０マイクロシーベルト程度で、比較的低いことを考えると、爆発によって放射性物質が外部に大量に出ていることは考えにくく、格納容器の健全性は保たれている」と説明しました。


福島３号機の負傷者は１０人に
産経新聞 3月14日(月)13時21分配信

　東電福島事務所は１４日午後１時過ぎ、福島第１原発３号機の爆発事故で、これまでに計１０人が負傷したと発表した。

　内訳は、東電社員４人、協力会社の従業員２人と、自衛隊員４人。自衛隊員を除く６人については、意識があることを確認しているという。