
前回のブログで、新型の走らせ方について少し書きましたが、今回はその続きというか補足です。
なんというか、スポーツシャシーをいれたことで動きは軽くなったのですが、その分加重移動も少なめになったため、前の車より加重の載り方がわかりにくいと言う事を書きました。
今回は、その状況で少し走りこんで掴めてきた内容を書きたいと思います。
前回書いたとおり、やはり車のロールやピッチは少なくなっているのですが、実は絶対量が減っただけで、相対量についてはあまり変わっていないということに気づきました。
言い換えると、前の車は、コーナー入り口でフロント加重からステアリングをスッと切ると、仮に10のロールをしていたとすると、今の車は動作は全く同じだが、3しかロールしないという感じです。
ドライバーには、前の車の時と変わらないコーナリングGはかかっているのですが、その割りにロールの量が少ないと言う事になるのですが、これにはよい点と悪い点があります。
よい点は、車の動きが減るため、体制が安定し、とくに右から左への振り替えしなどはキビキビ走ることが出来ます。
悪い点は、ドライバーが感じる、加重のかかり具合の情報が減ったと言う事です。
いままでは、大き目のロールという分かりやすい要素がありましたが、そのロールが減ってしまったので、目に見えて良く分かるり、なおかつ感じる加重の情報が減ってしまいました。
ちょっと前置きが長くなりましたが、タイトルの本質として、
その分、自分のお尻センサー(加重センサー)の感度を上げることで、少ないロールから加重を読み取るようになって来ました。
文章で書くのは大変難しいですが、緩めのコーナーでハンドルを切り込んだ際、前の車とだいたい同じタイミングでロールをしている事が分かったのです、ただし、小声でささやくような量のロールしか伴わない為、よく聴いて(感じて)いないとそれが分からなかったのです。
なので、最近はコーナーのたびに神経を集中して荷重と、少ないロールを感じ取るように意識をしていますが、こうすることで、Audi A3の2012年モデルと、2017年後期モデルが、大体同じリズムで
運転することが出来ます、ただし新型の方がコーナー立ち上がりが早い。(その代わりにタイヤのグリップが求められる)
足の限界を上げると、その分車に対するコントロールのスピードや正確さを求められるようになると言う事を、改めて感じました。
そして、それは同時に自分の加重センサーの精度も問われる事なんだと思います。
そんなこんなんで、新しい相棒との対話はまだ途上ですが、どうやら思い通り動かすための方向性は見えてきたような感じです。
つまり、自分の感度を上げて、少ないロールから加重を感じ取ることと、コーナーで外側にかかった荷重を維持するために、いままでより繊細なトルクコントロールをすると言う事です。
(ガバッとトルクをかけると、反動で加重が抜けてしまうので、小声でささやくようなトルクをかけて、コーナリング中にかかった荷重を維持するということ)
これが出来るようになってきたら、今度は進入速度を上げ、大きめの荷重をかけてコーナリングし、大き目のトルクをかけて、そのコーナーリング加重を維持するということになるんですが、そうなるとタイヤのグリップが心配・・・。
グリップの低いスタッドレスタイヤだったことも今回の助けだったと思います。
春先ラジアルタイヤになったら、グリップが上がるに伴って、動きが更にシビアになると思うと、まだまだ楽しみが増えそうです。
正直な感想、この車で、足回りを社外品に変える必要性がまったく感じられません。
逆に、Sモデルのシャシーなんて、どれほど自分の加重センサーの精度が問われるんだろうか(汗)
Posted at 2018/02/19 19:33:42 |
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