
ニュースでも話題になった
ノーベル物理学賞を授賞された
益川敏英氏が
記念公演を日本語でされたこと。
ご自分では
「英語が喋れないことを世界に露天して
恥ずかしい思いをした。」と
おっしゃっていたが、
僕は胸を張っていいと思う。
日本人は「日本」と言う領地を持ち、
「日本語」と言う立派な言語文化を持った人種で
母国があって母国語がある事を
もっと誇示すべきだとつねづね思っているのだが、
英語が喋れないから恥ずかしいって思わせる世界が
間違っていると思う。
世界に母国語を使えない人々がどれだけいるか、
母国を追いやられた人がどれだけいるか、
それを考えたら
母国、日本語で公式の場で話すのは決して恥ずかしい事ではない。
英語が世界共通言語にしようとするのは
極めて横暴な行為で
国際会議などでは「便宜上」起用されているだけで、
世界共通語では無い。
これは単なる第二次世界大戦で優位な状況で終戦を迎えた「優勢国」の
強引さの名乗りでしかない。
私たち「日本人」は敗戦したにも関わらず
母国から追い出されもせず、
外国語を強要もされなかったのは、日本を統治したマッカーサー元帥の
「粋な計らい」でしかない。
日本は占領された経験の無い島国なので
ヨーロッパ諸国の様に占領され迫害を受けた事が無い。
これは歴史上希な事で
幸せな過去だと言える。
この恵まれた環境にありながら
母国語を当然の様に喋れるありがたさを知らないので
「英語が喋れないと・・」って感覚になってしまうんだろうなぁ・・・
西洋かぶれの日本人、
なんでも横文字にしたがる日本人、
でも、所詮「イエローモンキー」と呼ばれる「黄色人種」ってことなのに、
それを指摘されるまで気がつかないでいる。
私はヨーロッパ諸国を回って、
各国で英語で会話して来たが、ヨーロッパの人々は母国語をちゃんと使っている。
私が英語で話しかけたり、答えたりすると
「お前は日本人だろ? 日本語は無いのか? 使わないのか?
なぜ英語でしゃべるんだ?」っと必ず指摘された。
イギリスでは「お前の話している言葉は『英語』じゃなくて「米語」だぜ!」っと
イヤミまで言われた。
それからはドイツに行けばドイツ語で、
スペインに行けばスペイン語で
フランスに行けばフランス語で会話が出来る様に努力し、
極力「英語」は使わない様にし、普段は日本語で返答する様に努めた。
ヨーロッパの人は「日本語」を喋る「日本人」に興味があるし、
なにかと「日本語」を知りたがっていたから、
サインも漢字を使ったし、日本のアニメも日本語で紹介したりした。
実は
日本語って人気があるんですよ!
もっと日本人はこの国に愛着を持って、
日本語を誇りに思って欲しい!
ま、今の日本の内情は別としてですな・・・
今回のノーベル物理学賞の益川氏には
「でかした!」っとエールを送りたいのである。
同じ様に日本語?だけで公の場でスピーチをした日本人として
オーストラリアで開催される「メルボルンマラソン」のセレモニーで
間 寛平氏が世界から集まったランナー数千人を前に
「アヘアヘホヘハ・・アヘ~」と開会宣言をしたが、
これには世界中があっけにとられ、後半大爆笑になったが、
最初は「アヘ~」を日本語として受け止めていたんだろうなぁ・・・。
すばらしい光景だった事を今でも覚えている。
今後、何かと日本人が世界で活躍して
同じ様な場面に遭遇するかも知れないけれど、
自分の母国語で堂々とスピーチして頂きたい!
同じ日本語しか喋れない日本人として心からそう思います。
Posted at 2008/12/10 10:37:20 | |
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