ヘッドライトのHID化②

実車への取り付けに入ります。
まずはバッテリーのマイナス端子を外します。
リレーの取り付けから始めます。
リレー本体は、バッテリーの奥、助手席側のタイヤハウジングに通じる穴を利用してボルト止めしました。
リレーが助手席側への配置なので、必然的に、リレーのスイッチ動作用のヘッドライト電源は、助手席側を使用することになります。
運転席側の配線は、他の配線に沿わせてエンジンの奥を回し、タイラップで結線します。

助手席側のバラスト取り付け位置は、配線ボックス（？）の下にしました。
配線ボックス固定用の下側のボルトに特製ステー（笑）を共締めします。
狭いので、ヒューズボックスを外して作業しました。
アースは、クーラントのリザーバータンク上付近のアースポイントに取ります。

運転席側は、ウォッシャータンクの手前のボルト穴を利用して、これも特製ステーをボルト締めします。
こちらのアースポイントは既存のものに届かなかったため、ショックアブソーバー周辺のボルトに、ナットを１つ追加してアースを取りました。

バルブの配線に車両のヘッドライト防水キャップをあらかじめ通し、装着するだけの状態にしてから、配線を全て結線して点灯試験をします。
無事点灯しました。
このまま、再度カラ焼きをします。

バルブを装着します。
助手席側の取り付け状態です。
ヘッドライトの防水キャップの中に、HID付属の防水パッキンが入り、水の侵入を防ぐようにしてあります。
加工のおかげですっきりと配線できました。

運転席側の取り付け状態です。
ヘッドライトの防水キャップは、中に入れたパッキンにより写真の通り少し盛り上がりますが、防水効果は高まります。
最後に配線を整理しますが、余長はほとんど発生しませんでした。
高電圧の掛かる端子類は製品上防水加工してあるので、それ以上の処置はしません。リレーのスイッチに繋がるヘッドライト電源の接続部分のみ防水加工されていませんが、12V電源であり、また中途半端な防水はかえって水を侵入させ乾燥を妨害すると考え、敢えてそのままにしました。
唯一、使用しない運転席側のヘッドライト電源は腐食防止のため、端子をビニールで包んだ上で、自己融着テープ、絶縁テープの順で巻き、完全な防水としてあります。
配線整理後、再度点灯試験をして、取り付け終了です。

暗くなってから、点灯状態の最終確認をします。
特にいじることなく、ノーマルバルブと全く同じ状態となっています。
光軸も問題なし、カットラインもきれいに出て、不必要な光の漏れもありません。

取り付け後の最終点検として、嫁さんの運転で試験走行し、合格しました（笑）
試験走行はあいにくの雨でしたが、6000Kでも光量があるので視界は十分です。前車の照らし具合も特に問題なく、対向車のパッシングも皆無でした。
それにしても明るい！