リアサス　車高調へ交換

続いてリアサス交換です。リアサスのアッパーボルトに到達するためにはまず荷室を裸にする必要があります。自分はリアスピーカー交換のときにある程度ばらし方を予習していたので、ここまでおよそ４５分くらいでした。最初にやっても図画工作の通知表が１でなければ①時間くらいで終わると思います。

先の室内ばらばらにしてから、まずショックのアッパーボルトを３つ緩めておきます。例によって完全にははずしません。
次に、写真の３つのボルトをはずします。左から①スタビボルト、②ショックロワボルト、③キャンバーボルトです。はずす順番は厳密には整備書に記載があるようですが、ディーラーに確認にいったところ整備書がすでにないこと、それと整備士が「はずせるやつからどぞー」というので、①②③の順序ではずしました（過去の先輩の整備手帳からショックが最後らしいということはわかりましたが、スタビとキャンバーがどちらが先かはわかりません・・・たぶんスタビ）
なお、この３つのボルトは向きが重要で、ショックボルトのみ後ろ側から差し込み、スタビとキャンバーのボルトは前から入れます。

全部はずすとロワアームが自由になりますので、ロワアームを下に押し下げ、ショックを取り出します。
なお、ジャッキで支えてボルトが水平になる状態で抜かないとショックのロワボルトを抜いた瞬間にキャンバーボルトにすべての荷重がかかることになり、結果としてボルトとロワアームが噛んだ状態になってしまって抜けなくなります。噛んだ状態になってからジャッキアップしても噛んだ状態は回復せず、作業に大幅な時間を要することになります。私はそのせいで右リアだけで７時間以上かかりました（左リアはジャッキで支えていたので全交換で３０分しかかからず・・・）
また、すべてのボルトを抜いた後にハブはいじらない方がいいです（上から荷重をかけるのも下からジャッキアップするのも回避。キャンバーの角度が変わるとキャンバーボルトを戻せなくなります）

これがキャンバーボルトが噛んでいる状態です。これはショックを入れ替えた後ですが・・・噛んでしまったらあとはこじるしかありません。噛んでいる状態なので、ジャッキで上下してもハブもロワアームもすべてそろって上下するためです。

３本のボルトをはめれば終わりです。はまれば、ですが・・・はまりさえすれば全体の作業は２時間くらいですが、はまらない限り延々と時間だけすぎます。ボルトがはまっていないので車を走らせてディーラーに助けを求めることもできません（なお、ボルトがはまらないときによい方法を聞きに行ったときのディーラーの回答は「気合いと根性で頑張れ」でした）