新聞とか宗教とかの勧誘とか、まぁあっちから来るものにロクなものはないって言いますが、きょうはそういう感じのものの話です。
会社に保険屋さんが来るんですよ。特に今年度異動して来た人を集中的に狙っているみたい。若いのは管理職から、「入る気がないなら、はっきりそう言った方がいいよ」と心配されてたりするくらい。で、その魔の手がわたしにも忍び寄って来たのでした(笑)。
ひとことで言えば、入る気はないんだけどね。基本ああいうのの勧誘の手口というのは、今後への不安をあおって、「じゃぁこういうプランはいかがでしょう」とやってくるんだ。まさに
以前書いた話に通じるものがある。でもなぁ、
入院したことがあるだけにわかるんだけど、公的なものだけでも意外となんとかなるものなんだよね。入院する前の状態に、おおむね元通りになれたからこそ、そういう余裕のコメントを発することができるってのもあるけれど。
さて、事前にあっちからアポを取ってきた、約束の時間となりました。相手はもちろん、ちゃんと勤務時間終了後にやって来ます(笑)。予想通り、将来への不安を問いかける方向からやって来た。結婚直後に、これは!と思えるファイナンシャルプランナーというか保険代理店の人と話をしながら加入した保険に、盤石の信頼を置いているのでその中身の話を中心に反撃攻勢をかけます。最初は、公的年金のしょぼさから攻める方向できたなぁ。いいんだよ、心の片隅で公的年金なんて信用してないし、なんだかんだ言ってもこの仕事は好きでやってるから、個人的には70まで働く覚悟はあります。というわけで、公的年金を補う方向からのプレゼンをまずは封じることに成功。
続いてはもしもの時の備えは万全ですか?の方向からの攻撃が始まった。実はさとが死んだ場合の死亡補償よりも、わたしが死んだ場合の死亡補償の方が少ないんだよね。さとの方が2倍多い。稼ぎはわたしの方が多いんだけど(笑)。それにもちゃんとした理由があって、わたしが死んだ場合は団体信用生命保険で住宅ローンが全額消える。さとの場合はそうならないので、死亡補償を多く積み上げているのだな。あっちもそういう反撃は想定しているというか、きちんと勉強しているようで、それらのものによる効果は年間300万円くらいにしかなりませんよ?と。思わず言ってしまいましたね。えっ!?年間300万もの効果があるんですか!?ってね。だって死んじゃった人の稼ぎはゼロになるはずなのに、死してなお年間300万円ってすごくないか。保険屋の人には言わなかったけどここだけの話、わたしの死亡補償はヴォクシー1台分を若干上回るくらいですぜ(笑)。
「それだけでいいんですか?」って聞く相手に対して言い返します。人が1人減ったのに、これまで通りの収入を確保しようって意味がわからないね。人が1人減れば、食費も1人分(いやもっと多いかも)減るしおこづかいも渡さなくていいしクルマの維持費も1台分減る。思いつき的にどっか行こうぜとかクルマ買おうぜとか言う人もいなくなる。実質的には、年間300万円以上の効果をもたらすと思うね。なんだかんだ言っても家事育児には、世間一般と比較して極めてかなり協力的らしいので、300万円では買えない効果もあるとは思うけれど。「その年間300万円相当は、お子さんが18になるまでであって、だんだん減っていきますよ」という話に対しては、そこまで来たら自立してもらわないと。やっぱり人が減って行くんだから、それに見合ったさとの稼ぎがあればいいわけであって、なぜ5人いた頃の収入を確保していく必要があるんだい?ってね。
そこからなぜか、わたしが個人的にしている投資の話に。あの銘柄がいいとかいった話は盛り上がったなぁ(笑)。そういう貯蓄性の高い商品の話なら、結構興味あるぞ。というわけで最後に出て来たのが外貨建ての貯蓄性保険。う〜ん、ドル建ての方が利率がいいのはわかるけれど、為替リスクもあるじゃない。うちの子が海外に羽ばたきそうな子たちなら学費もドルで払うんだろうしやぶさかでもないけれど、見ている限りそうでもないかな。長女はかなり洋楽を聴いていると思うけれど、だからって
竹内まりやのようになるとは思えない。で、それ、いくらからなの?と聞くと、上級グレードの軽四1台分くらいからだって。いや〜、桁が1つ多いな、しかも20年後の満期って、そんなに待てないし。
そもそも投資は、わたしが仕事上の知識を得られたらいいなぁって趣味の範囲内で、個人的なおこづかいの範囲内でやっているものなんだ。てつりん家としてはイオンの株を持っていて、とっくに元をとったくらいの絶大な効果を発揮していて絶対売らないとまで言われていますが、そういうものとは違うんだ。ましてや家計のお金で投資商品に手を出して、うちの子たちの将来の学費を溶かしてしまいましただなんてとんでもないことであって、くどいようだけど自己責任の範囲内でことが済む、自分のおこづかいの範囲内でしかやらないんだ。という話をしたところ、相手が「それってうちのことだ(汗)」って。というわけで、株式投資の話はおもしろかったけど、保険の話はもういいかな。いまさら入っても、安くは入れないんだよ。
Posted at 2022/08/06 17:04:17 | |
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