タクシーあがりのLPG仕様のクラウンセダンを社用車に探していましたところ、2016年11月に九州最大規模と思われる佐賀県鳥栖市の中古車オークション会場に出品されていた物を落札・購入しました。マニア的にはクラウンコンフォートの4速コラムMTも捨てがたいのですが、今回は車格的にもクラウンセダンの方を探しました。購入時398000kmくらい走っており、フロントフェンダーにウィンカーが付いた平成17年式のABA-YXS10でグレードは「G」の付かないただの「スーパーデラックス」です。オートドアはマニアとしては中原特殊九州さんの左手操作だったら嬉しいのですが(よく考えるとベンチシートだったら左手操作のレバーは付かないですよねぇ…)、普通のトーシンテックのエア式でした。
本当はクラウンセダンのなかでもLPGかつ3ナンバー専用のスーパーサルーンが欲しかったのですが、当時まだ現行型でしたし、数十万キロ走った中古車でも本来のタクシーとして再び使うために大変人気があり価格が異様に高い(中古価格が下がらないので、お化けの3ナンバー、通称オバサンと言われていた)ため諦めました。
そんな時、この車を見つけまして、希望とは離れていましたが、車検が残っていた事、希少なコラムシフト(ただしAT)の6人乗りだった事、塗装が040の白ではなくこれまた希少な065のパールだった事、タクシー中古車では数少ない事故修復歴なし車両だった事、16インチの社外アルミホイールにリヤ3面スモークフィルム貼りでなんかカッコよく見えたので、つい写真だけで現車確認なしで落札してしまいました。
鳥栖の3号線沿いのガススタンドに営業日と営業時間を電話確認して(まあ、この手間もLPG車に乗る楽しみと思うしかない)から鳥栖まで取りに行ってすぐガス満タンにして自分で乗って帰りました。
仕事でLPGのコンフォートやクラウンコンォートは何台も扱っていましたがクラウンセダンは初めて乗りました。話に聞く通り、同じYXS10でもクラウンコンフォートよりはるかに重圧で静かな乗り味でした。ただ、この個体はアイドリングがエンストぎりぎりの極めて低い回転数であるのと停止寸前にATの微かなショックが出るのが気になりました。
戻って良く確認するとリヤのスモークフィルムはでたらめな素人貼り、アルミホイールも中華製のまったく価値の無い物でした…。元個人タクシーの車両を別の方が白ナンバーで自家用車として使っていた様です。
ただアルミホイールはすでに数年前からヤ〇オ〇で程度極上の純正を落札して保管していたので、すぐ交換しました。また、外装はタクシーあがりには珍しく小傷がある程度でかなり綺麗、車内もダッシュボードへの穴開けも無く基本的には綺麗な方でしたが、大昔のチンチラ生地のフルシートカバーが劣化して細かい繊維がシート生地に絡みついて取れず、これまた車内の仕上げに時間がかかってしまいました。
アイドリングが極端に低いのは最初は簡単に取外し出来るエアコントロールバルブとかA/Fコントロールモーター、インジェクターを外してカーボンを綺麗にし、レギュレーターのところのネジでアイドル空燃比を適当に調整して直しました(直したつもりになっていました)。
ところが、寒い時、少し暖気してから乗って出て少し走って登り坂になりアクセルをやや強め踏んだら「パーン、パーン」とエンジンルームから爆発音がしてエンジンも急に吹けなくなりました。負荷をかけなければ走るので、すぐ会社に戻れましたが、この様な症状は初めて体験してビビリました。
その後何度か同じ症状が出まして、いつも上り坂で少し水温が上がってきた位に「パーン」となって吹けなくなるのです。それなりに調べましたら、バックファイヤーと言って空燃比が大きく外れた時、キャブレター側からエアクリーナー側に混合気が吹き返している様です。確かにエアクリーナーの蓋も爆発の衝撃で外れていました。
そこで、水温センサー、O2センサーは新品に交換し、レギュレーターは部品取りのYXS11の物と交換、アイドリング調整も以前より踏み込んでキャブレター清浄のほかエアアジャストスクリューで基本の空気量を少し増やして、ようやく快調に走るようになりました。O2センサーなんか上から簡単に交換できるし、レギュレーター等の部品類は同年式くらいの3Y-PE搭載車ならタダコン・クラコン・クラセダ皆共通。そう言う意味では大変整備の楽な車です。
この時、みんカラをはじめ、LPG車を整備されている方のネットでの情報を大変参考にさせて頂きました。ありがとうございました!!
(まだまだ書き足りないので時間のある時にブログの方にでも綴ってみますね)