
その存在を温泉紹介のネットで知って以来、いつかロードスターで行こうと決めていた、秋田県にある有名な野湯。
憧れの奥奥八九郎温泉にようやく行く事ができました。
時期は5月21日から、GWに出勤した分の代休を利用し宮城の実家を経由して2泊3日の行程でした。
走り慣れた東北道を北上し、実家に帰る前に肩慣らし(?)も兼ねて、大好きな硫黄泉に入るべく、福島西ICで高速を降り土湯方面に向かいます。
目指した湯はここ、赤湯温泉。
紅白の源泉が異なる鉄泉と硫黄泉が楽しめる縁起の良さそうな一軒宿です。
赤い鉄泉と
白い硫黄泉
残念ながら硫黄泉は配湯管の調子が悪く入ることはできませんでした。次回に持ち越しです。
詳しくは
フォトギャラあげましたのでご覧ください。
その後無料開放している磐梯吾妻スカイラインに進みます。
ロードスターにはもってこいのクネクネ道を堪能し、何枚か写真を撮影。
↓つばくろ谷、景色はいいけれど超怖いです!
スカイラインの反対側のゲート近くには高湯温泉があります。
もう一軒、以前から是非立ち寄りたかった安達屋旅館に。
13時には立ち寄り湯が終了してしまうので、なかなか空いている時間に行けませんでした。
ここの露天風呂は色といい広さといい設備といい特筆モノのすばらしい湯(しかも混浴)なのですが残念ながら「撮影ご遠慮ください」との事。
天気もいいし珍しく誰も入浴していなかったので撮影しちゃいましたが掲載は控えます。
本当に残念。
一枚だけ掲載www
画像ではわからないかもですが、少し青みがかった濁り湯、最高です!
満足して宮城の実家に。
着くなり「あんた硫黄臭いわね、まーた温泉に入ってきたの?」と母に呆れられましたwww
明日がいよいよ憧れの温泉なので体調整えるため早目の就寝。
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翌日。
8時に出発。
実家から約300kmを途中一度だけ岩手山SAで休憩し、はやる心を抑え、小坂ICへ。
インターを降りて国道282号線を北上し、濁川地区にあるこの看板が見えたら右折。
道なりに進むとこの分岐が見えてきます。
奥奥八九郎温泉は赤の矢印の右へ
因みに八九郎温泉は左です。
すぐに未舗装の道になり、下回りのヒットに注意しながら進みます。
そして未舗装路を走る事約10分
ついに!しかし唐突にそいつは現れました!!
夢にまで見た奥奥八九郎温泉!!!
到着がほぼ昼頃だったのですが、ラッキーな事に誰も居ませんでした!
早速愛車を横付けwww
大興奮で幌を降ろし、写真を撮り捲り。
いよいよ、さぁ!服を脱ぎ棄てまっぱ!・・・になろうとすると、待ち伏せしていた吸血系の小虫共(ブユともいう)がわぁーっと嬉しそうにやってきました(滝汗)
夏場にブユやアブが大量発生するという事はネットで見て知ってはおりましたが、6月前なのでまだ出ない事を期待したのですが、全くダメでした(滝泣)
大きい画面でご覧の方はすでにこの画像でお分かりかと思いますが・・・
アップにすると・・・
ウッギャーーーーーーwww

白いゴミのようなのが全てブユ。クルマやカメラのレンズの汚れではありませんw
それでも憧れの地、ここでヒルんでは自称温泉フリークの名が廃ります。
意を決してまっぱにwww
露出卿wではない!かなり恥ずかしい。でも、
何か気持ちイイ!(ヘンタイ)
↓これ以降はまっぱカメラマンw
ち○ことケ○をケロリン桶ですくったお湯で洗い、ドボンとお湯へ。
ケロリン桶や、すのこの設置、掃除など、地元の方が管理されているそうです。
感謝しつつ、ブユと闘いつつ首まで浸かります。
この温泉は、何でもボウリング調査をした際にいきなり温泉が湧き出したとの事で、45℃位の源泉がドコドコと湧き出し、そのまま流れていくまさに天然かけ流し。
源泉付近はちょっと熱いですが、そのまま入れば天然ジャグジー状態の、奇跡の様な湯。
しかも愛車を眺めながら入れる、自分にとっては夢のような湯なのですはぁはぁwww
近くに穴を掘り、源泉部からお湯を引いた二の湯、三の湯があり、そこは温め、もっと温めに自然調整されています。
全体として8~10人位は入れそうです。
入った目線。
あぁ・・・最高やぁ・・・感嘆
汚い足つきwww
あぁぁ・・・このまましんでも代わりはいるもの・・・じゃなく、我が人生に悔いなし!と一瞬感じられるほどの至福の時間。

入っているうちはブユも手が出せません。
まっぱの写真も撮ろうかと思いましたが掲載不可だしw、ブユの総攻撃を喰らい本当に死ぬので止めましたw
ブユのせいで約30分ほどの短い滞在となり、後ろ髪を巨人に引かれる思いで奥奥八九郎を後にしました。
虫の居ない早春か晩秋に是非、是非に再訪したいです。
フォトギャラ1
フォトギャラ2
帰りも室内に入り込んだブユと闘いながらもう一軒の八九郎温泉を目指します。
八九郎温泉は3つあり、きちんと管理されている八九郎、水溜り状態の奥八九郎、そして偉大なる奥奥八九郎となるようですが、見つけにくい奥八九郎はやはり見つけられませんでした。
泉質は不明ですが全て同じ泉質のようで、色目からして鉄分は多目と予想できます。
さて、さっきの分岐まで戻り、今度は青い矢印の方へ
実はその分岐からすぐに見えますw
すぐに橋を渡り
遠景はこんな感じ
ただのビニールハウスかと思いきやさにあらず
男女別の立派なお風呂、脱衣所完備

ただ、あの偉大な野湯の後では入る気にならず、寸志を置いて見学のみでした。
成分はあの偉大な野湯と同じようでしたので、混浴&まっぱに抵抗がある方にはお勧めです。寸志をお忘れなく。
長年の宿願がかなって(ブユ以外)大満足のうちに帰路に着きました。
温泉フリーク冥利に尽きます。往復650kmもなんのその。
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最終日。
どこにも寄らず帰ろうかとも思いましたが、実家の近くに面白そうな洞窟風呂があるのを急に思い出し、立ち寄ってみる事にしました。
宮城県白石市にあるここ、共同浴場のかつらの湯
白石川のすぐ横にある岩をくり抜き、中に湯船を掘った洞窟のような佇まいはかなり独特です。
受付で200円也(安い!)を支払い、いざ。
階段を降りて

到着。
脱衣場でまっぱになり、

ち○ことケ○を洗って(マナーですからw)入浴。
入った目線
岩盤の中にある為、何だか不思議な安心感が。
お湯も熱すぎずサラッとしていてとても気持ちいいです。
注意点は、岩盤の中にある温泉の為、浄化槽を設置できず排水が川にそのまま流れるので、シャンプーや石鹸の類は使えない所です。
まぁそれもまた良し。
歩いてすぐ近くには温泉旅館が沢山ありますので、本気で身体を洗いたい方はそちらへ。
湯上りにベンチに腰掛けて温まった身体を川風に任せ、アクエリアスをグッと飲むと実に気持ちいいです。
ああ、悔いなしwww
3日間の温泉三昧の仕上げにはもってこいだった、かつらの湯。
また行きたくなる湯が増えました。
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今回は憧れていた奥奥八九郎温泉をはじめ、野湯、露天、内湯、鉄泉、硫黄泉、単純泉など異なる温泉を堪能した大満足な旅でした。
総走行距離約1500km。青号もよく頑張ってくれました。
次はいつ行けるだろうか、今からとても楽しみです。
最後に、ブユとの闘いは勝ったつもりが2,3日後から痒みがきつくなり、足を中心に6箇所もやられて惨敗でした。
2週間たった今、やっと収まりました。
最後までご覧いただいた方、長々お付き合いありがとうございましたm(_ _)m