ビート ECUによる故障個所の自己診断/ダイアグノーシス
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
メーターのエンジンチェックランプが点灯していたので,ダイアグノーシスをやってみることにしました。
ダイアグによる自己診断を見るために,まずサービスチェックカプラーを探します。
メンテナンスリッドを開けて,トランク側から見て左上の矢印のところにビートのサービスチェックカプラーがあります。
□ダイアグノーシスとは
車のECU,つまりコンピュータにはエンジンに関わるセンサーの異常が記録されています。その記録によって故障個所をコンピュータが自己判断する機能がダイアグノーシスです。
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覗き込むと,奥まった場所に黄色いキャップが見えます。これがサービスチェックカプラーです。
3
拡大図。カプラーから2本の線が伸びていますね。配線が短いので作業しにくいです。
4
キャップの外し方。
難しいわけではないけど,中央にある穴からマイナスドライバーでツメを押して外そうとしてなかなか外せなかったので・・・
このキャップは柔らかいので,矢印部分,ツメが引っ掛かっている周辺を指でムニュッと押し上げてカプラーを引っ張れば簡単に抜けます。
断線を防ぐため,電線を引っ張るのではなく,カプラー本体を持つようにしてください。
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サービスチェックカプラーをショートさせます。
ショート,
つまりカプラーに2つ空いている穴に適当な電線を突っ込んで,回路を短絡させます。
細い電線が見つからなかったので,古いテーブルタップを分解して電線を少し切って使いました。
6
カプラーをショートさせたら,運転席へ行ってキーシリンダーにキーを挿してONに。
エンジンチェックランプ(矢印)が点灯します。
エンジンチェックランプの点滅の回数によって診断結果が分かるので,回数を数えてください。
以下,簡略ですが診断表のメモです。
故障個所だけ書いてあるところは,
カプラ外れ,断線,短絡,センサー本体の故障が考えられます。
<診断表>
10回以上の点滅回数は,長い1回を10回点滅とします。
□点灯,点滅せず
ECUアース線の断線
ECUの故障
警告灯切れ
□点灯したまま
サービスチェックカプラ―の短絡
ECUへの電源供給ラインの断線
センサ系電源供給ラインの短絡
ECUの故障
□点滅回数
1:O2センサ,プラグミスファイヤ・フューエルシステムの不良
2:-
3:吸気圧力センサ
4:クランク角センサ
5:吸気圧力センサの配管外れ
6:水温センサ
7:スロットル開度センサ
8:クランク角のカプラ外れ,TDCセンサ
9:シリンダ判別センサ
10:吸気温度センサ
11:-
12:-
13:大気圧センサ
14:EACV
15:イグニッションパルス出力信号配線,イグナイタ,ECU
16:-
17:車速センサ
18~40:-
41:O2センサ
これ以外の回数:ECUの異常
7
今回は点灯したままでした。ECUの故障でしょうか。
ビートの弱点のひとつがECUのコンデンサとのことなので,チェックしてみようと思います。
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