
皆様こんにちは。
先日お話ししましたウチのセレナの事、Part2です。
メチャクチャ長い文ですみません。
私、本当に怒ってます。
修理完了して納車した日の出来事です。
私はウチの車をディーラーに預けるときは、症状を詳しく話し、よろしくお願いいたしますとだけ伝えて預けます。
私は仕事柄、電気系統の故障診断を毎日やっています。
私なりの点検方法やプロセスがあり、消去法でトラブルを絞っていきます。故障診断をするならば、ある程度は同じだと思っていますが、やはり「自分なりのやり方やプロセス」があると思います。
ですので、「あの部品が悪そうだ」とか、「この部品を点検してもらいたい」などとは決して言わないのです。
それは、ディーラーはその車のメーカー直系なのですから、私ごときがゴチャゴチャ言うより技術資料やノウハウがあるでしょうし、私よりも詳しくなくては困ります。
しかし、今回ばかりは…
先日、ディーラーの修理を担当したメカニックと直接話をさせてもらいました。
まず、今回の修理での怒りの発端となった一言。
「症状が出ている状態でないと直しようがない」
「故障という故障ではない」
「車を壊され傷つけられて帰って来た事」
です。そして、
「今回は見込み修理でレーンカメラとADASコンピュータを交換しました」
(レーンカメラとは、フロントガラスのルームミラー近辺に付いているカメラで、車線等を認識して逸脱警告等のためにある物です。ADASユニットは、アドバンスド ドライバー アシスタント システムでその名の通り先進的な運転手支援システム、衝突軽減や車線逸脱警告、ソナーセンサーなど運転支援に関する処理をするコンピュータユニットです。)
と言うのです。
私は、見込みで部品交換するのは嫌いです。確かに、消去法で「この部品しか考えられない」時には交換する時もあります。その時は、「その部品を交換する責任」を感じます。
この部品を交換しても直らなかった場合は「誤診断」となるわけで、「交換する必用が無かった部品」となるのです。
でも、今回は「レーンカメラとADASコンピュータ」の両方を交換したと言うのです。
これは明らかに「ここらを交換すれば直るかな?」と言う安易な考えです。点検、診断の結果の結論ではないのです。
当然ながら、これで直ると言う確証もないのです。
こんなのは、もはや修理ではないと感じてなりません。
そして、問題のひとつはこのレーンカメラ交換です。
レーンカメラはフロントガラスに接着されているカメラブラケットに固定されます。そして、カメラカバーが着きます。
良く見るとこのカメラカバーとフロントガラスに隙間があるのですが、左右で隙間の間隔が違います。
運転席側の隙間が明らかに大きいのです。そして、隙間から覗くと…、フロントガラスに接着されているカメラブラケットがガラスから浮いて剥がれています。助手席側からは覗けないほどの隙間しか無いので明らかにオカシイです。
カメラカバーを触るとグラグラしています。
レーンカメラがグラついていて良いわけありません。
そして、驚くべき事実が…。カメラブラケットは接着剤でガラスに直接固定されています。この接着剤、黒色の接着剤と他の接着剤の2種類の接着剤がついています。そして、この他の色の接着剤、明らかにオカシイ。
そこでメーカーで調べた結果、接着剤は黒色しか使用していないと言うのです。こうなると、助手席側が見たいです。インスペクションカメラで隙間を覗くと、確かに黒色の接着剤しかついていません。そうなると、運転席側の他の色の接着剤、いつ、誰が付けたのか…。
そこで、このレーンカメラの交換手順書を取り寄せました。
すると、そこには、カメラブラケットに関する注意書きがありました。
フロントカメラブラケットはガラスから取り外さないこと。
そして、ブラケットを交換するにはフロントガラスごと交換すること。
そうか…そうなんだね。
何となく分かりました。これは私の推測です。
さて、レーンカメラ交換するか。
↓
えーっとカバーを外して…。
↓
バキッ ベリッ
↓
ヤバい。レーンカメラ交換の時にカメラブラケットが剥がれてしまった。
↓
接着剤で付けよう
↓
ガラス用の接着剤は日産の指定では用意されていない
↓
まずいな
↓
作業手順書を見ると、フロントガラスごと交換だと…
↓
ますますマズイな…
↓
市販品のガラスもくっつく接着剤で張り付けるか
↓
オッケー、くっついたよ。
↓
カバーが付くと見えなくなるから大丈夫でしょ。
↓
納車まで数日あり、その間に引力に負けて剥がれてしまった
と、こんな感じかなと。
そして、さらに。
私が取付けしたカロッツェリアナビのスカウター用カメラ。
ドライブレコーダーを兼ねているこのカメラの取り付け角度を見ると…。空を撮影している。ありえない。
もう、こうなると、何が何やら…。
とりあえず、車をすぐに見て確認してもらいたいと連絡をいれて責任者と共に確認していただきました。
そしてディーラーの上司と整備責任者が自宅に来ていただき車両を確認してもらいました。上司と整備責任者は写真も撮影し現状を確認した上でディーラーへ戻り、作業者に確認した所、カメラブラケットに関しては分からないとの回答だったそうです。(は?2~3日前の事がわからない?)
そしてカロッツェリアのカメラに関しては、レーンカメラ交換の際に向きを変えました。完了後に元に戻さず、カメラの調整などもしていませんでしたと文書で回答をもらいました。
結局、誰がカメラブラケットを剥がして接着剤で張り付け、誰がドライブレコーダーのカメラの向きを変えたのか。
全く回答にもなっていないのです。
これに納得がいかない私は作業者と話をしたいと頼みました。
そして、実際に作業者に合って話を聞くと…。
レーンカメラ交換したときにブラケットはいじっていない
そのときにどうなっていたかは分からない。
白い接着剤で張り付けるなんてしていない。
ドライブレコーダーカメラは
角度を変えるどころか、触ってもいない。
いじるわけがない。
作業する前の事なんて分からない。
ドライブレコーダーのカメラの向きが変わってるなら他の誰かがやったのだろう。
自分ではない。
と言い出しました。
ちょっとまてまて。
もらっている文書での回答では、整備責任者が問診し、確認した時は、自分がやりました。動かしました。元に戻しませんでしたとなっているんですが…(整備責任者は何度も作業者に確認をしたそうです)。
ほう。面白い展開だな。
ここで、私はこの作業者にペテンをかけていました。
会話の中では「純正の接着剤とは色が違う接着剤で貼り付けられている」と話していましたが、この作業者は自分から「白い接着剤」と言ったのです。
実際には透明の接着剤ですが、気泡があり作業していた蛍光灯の下では白っぽく見えたのでしょう。
そう、この接着剤の色は作業した人間しか知り得ないのです。
さらに、カメラブラケットはいじってないし、覚えていないと言っていたのに、接着剤の色は的確に覚えている。
明らかに不自然だ。
現状を確認した整備責任者とは無色透明の接着剤と話をしており、確認をしている。
もし、この話が作業者に伝わっていたとしたら、白色の接着剤とは言わずに透明の接着剤と言うでしょう。
そう、「白色の接着剤」この言葉こそ自分から墓穴を掘る事になったのです。
私が指摘しようとするより先に本社の責任者がこの間違いに気付きました。
作業者に対し報告書を作成した時の内容と全く違うのだが、どういう事だ?と問うと…
「いや、触ってないしいじってないし、分からない」
とまた同じ事を言い出しました。
この態度に怒りを隠せなかった本社の責任者は
今日はこれ以上話をしても無駄のようです。
と切り出しました。
そして、本社の責任者と私の二人での話になり…。
「大変申し訳ありません。申し上げる言葉もありません。
この事実を持ち帰り、整備責任者と更なる上席と話をさせていただきたく思います。
終始曖昧な回答と信憑性…いや、保身としか考えられない無責任な回答です。」
と、憤りを隠せない顔で話しました。
私も、憤り、いや、殺意が芽生えてくると感じてます。
と話しました。
なんで、バレる嘘をつくのか…。
すると、ディーラーの工場長が私達に近寄ってきて、
「思い違いがあるので、もう一度車を見せて下さい。たぶん、うちではやっていないんじゃないかと思います」
と言い出しました。
するってぇ~とぉ~、なんだ。
新車の時から適当な接着剤で張り付けてあったと言いたいのか?。
本社の責任者は、
「下がりなさい‼」と強く牽制し、私の車に近寄らせようとはしませんでした。
この期に及んでも未だに取り繕うと言うこの事態がもう哀れでね。
何とかして自分達の責任では無いようにと言い逃れたいのでしょう。
ハァ😵💨なんて虚しい。
どうせ嘘をつくならバレない嘘にしてよ。
いや、本当に。
ちなみにこの整備担当者は、工場の主任と言うポストの人物です。
さて、次は、この整備担当者にどのような故障診断をしたのか、作業手順を聞いた事を書きたいと思いますが、次回にしましょうね。