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大門 圭介のブログ一覧

2022年10月22日 イイね!

Z34純正マルチ&BOSE+社外ナビ&PRIMA 8.9bit

いやはや、タイトル通りです。

今回のネタは修理では無くカスタムの部類になるのかな。

まずは社外ナビの取り付け依頼からスタートしました。
Z34。6MTなんて、これまた素敵なお車です。
社外ナビに慣れているお客様には純正ナビはちょいと使い勝手が悪く、マップのバージョンも古いので社外ナビへ換装をご希望です。
純正バックカメラの調子が悪く時々写らなかったりノイズが出てみにくいとの事でした。
そしてBOSEサウンド車なのでスピーカーも 8スピーカー仕様です。
どうするか…と頭を捻りながら、アレコレ妄想。
純正モニターを撤去してマルチ無しのオーディオパネルに交換かな。
とか…
社外ナビを押し込むスペースはどこかにあるか?とか…
色々妄想してても始まらないので、まずは純正マルチのシステムを確認する為にアレコレ色々と操作をしてみる。
①マルチ連動ETCが装着されている…。
 ETC利用履歴や情報を見るには純正モニターが必須。
②燃費情報をはじめインフォメーション表示は使いたい…。
 当然、モニターとコントローラスイッチが必須。
③エアコンの動作状況は純正モニターに表示…。
 設定温度や風量をはじめ全てが純正モニターに表示される。
④オーディオパネルとエアコンパネルが一体式…。
 マルチ撤去=エアコンパネルも無くなってしまう( ・∇・)。
と、なると…やはり純正モニターやコントローラーの撤去は
不具合な点がかなり残ってしまうので残したい。
純正モニターとコントローラをどこかに移設して残したい。
そんなスペースどこにある?
やっぱ、純正ナビレス仕様のインパネに交換が最適な気がする。
しかし、純正マルチ+オートエアコン+ETC+バックカメラを
撤去してナビレス仕様にすることは可能か?と手探り状態。

とりあえず、ナビ付きナビ無しモデルでエアコンのコントロールが
どのくらい違うのか?を調査。
配線図を山ほど頂いて(N産プリンスのSさんありがとうございました)
エアコンコントロールの制御の調査。
するとなんと、エアコンコントロールユニットが非共通…。
まあ、そりゃそうだよなぁ( ˘ω˘ )。
さて、結論…。
純正マルチを残して社外ナビを取り付ける方向で固めました。
純正ETCも生かせる事、燃費表示をはじめ・色々なインフォメーションも生かせる事。
そして、フロントカメラを装着して見通しの悪い交差点などでの安全確認のために生かそうと決めました。そこで,次のステップに…。

①純正モニターの移設先の検討。
 もうね、どこにも行くところがなくて…。
②エアコンコントロールパネルの加工
 さて、どうやって仕上げるか…。
③そもそも、社外ナビをどこに設置するか?
 取り付けブラケット自作&インパネ加工か…。
なんて考えながら…。

①モニターの移設先は…


もう、いきなりパネルカットしちゃってますが、こちらに移動して頂きます。
さて、これからどうしたもんか…。
とりあえず、お次はオーディオ&エアコンコントロールパネルの加工です。ロータリーエンコーダ(ボリュームつまみ)とタクトスイッチの撤去。
表面実装のハンダ付けを1個ずつ取り外して…。



純正モニターが極力奥になる様にスペースを空けていきます。



ここからパネルの本格的な制作です。
木を使いベースの形を造形しながらパテとサーフェイサーを使って形を作り上げて行きます。





一気に出来上がりましたが、何度も整形を重ねて仕上がった純正モニターマウントパネルです。

そして加工用のアルカンターラ風の生地を張り込んで…
エアコンコントロール部分はアクセントとしてシートやドアトリムと同じオレンジ色に合わせて貼り込んでみました。

と、同時に純正モニターのついていたスペースに押し込むナビの設置です。取り付けブラケットはもちろんアルミ板でイチから制作。
位置決めを慎重に行い決定、その後ナビ周りのパネルを純正モニター埋め込みと同様に制作しました。

そして純正マルチのコントロールスイッチの移設です。
ベタですがグローブボックスに移設しました。
隙間を埋めるパネルを制作して



グローブボックスに設置、ブラケットを制作してビス止め。
もちろん見えるところにビス止めはしません。





うん。いい感じになってきました。
純正オーディオパネルからのハーネスを延長のためハーネス制作。
中継コネクタを設けて、整備性を確保。



そして、この後、モード切り替えスイッチとパワースイッチを設置
してグローブボックスへの移設は完成となりました。

さて、ここまできたらアンプを組み込んでスピーカーから音が出るところまで一気に進めます。

8スピーカーのBOSEサウンド。全てのスピーカーを独立して接続。
PRIMA 8.9bitの持つ8チャンネルアンプ1つずつに1スピーカーを割り当てて結線していきます。
本来は制作したハーネスから直接PRIMA本体へのコネクタにするところですが、後々を考えてキボシにて接続。



設置場所は純正BOSEアンプの場所にドンピシャで収まりました。
セキュリティの関係からカッコイイアンプを見える場所への設定は見送りです。

そして、フロントナンバーにデータシステム製のカメラを設置、
加えてバッテリーからパワーアンプへの電源ハーネスを同時にキャビンへ引き込んで…。

サブウーファーをPRIMA 8.9bitでダイレクト駆動です。


さて、ここまできたらPCを接続してスピーカーの基本設定を施します。



このPRIMA 8.9bit、とにかくどんなシチュエーションでも対応できるとても優れもの。パワーアンプも8チャンネル内蔵、個々のスピーカーの特性に合わせてホントなんでもできる頼れるヤツ!。
使いこなしがとても大変で、ワタシが全ての性能を引き出せるとは思ってもいません…。
お客様とゆっくりセッティングして煮詰めて行こうと思います。

純正マルチモニターに取り付けしたフロントカメラを接続、社外ナビには同社製のバックカメラを純正と同じ位置へ。
リアバンパーを外し、カメラブラケットを加工、一見すると純正のままかな、と思うくらいに設置しました(当然ですよね!)。






そして、センターコンソール内にUSBのチャージャーを装備。
同時に社外ナビのUSBの1ポートを設置しました。
純正のアクセサリーソケットを避ける様にして3連に並べました。



左右のシートヒータースイッチの真ん中にもう一つスイッチなどを増設できるキャップがあるので、こちらにも社外ナビのUSBポートを設置。

車速信号、パーキングブレーキ信号、イルミネーション信号等必要な信号線を割り出しで必要に応じて入力したり加工して接続。



放熱や安定動作確認のため、外部電源を繋いで10時間以上のチェックをしながら組み上げて行きます。











うん、いい感じです。
全て予定通りに仕上がりました。
フロントカメラの画像は時速7キロほどで表示停止、燃費画面などに切り替わります。


オレンジの生地がのこっておりましたので、Aピラートリムにも施工してみました。



試運転をして安定動作を確認、無事ご納車となりました。

久しぶりのパネル制作、パテ盛りやら研ぎ上げ仕上げ、内装のカスタムからPRIMA 8.9bitを使用したオーディオシステムなどとても楽しみながら仕上がりました。

日中の明るい時間の撮影があまりできませんでしたので、アンプセッティングの時にお客様と共に改めて撮影したいと思います(╹◡╹)。

長文ありがとうございました。

Posted at 2022/10/22 16:23:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | お仕事 | クルマ

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