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大門 圭介のブログ一覧

2016年12月05日 イイね!

最悪なディーラーPart6

皆様こんにちは。

あれから30日!。

綾小路なんちゃらさんの漫才のようですが、かれこれひとつきが経ちました。

その後の進展は…。

まさかの何も無し。
何なんでしょうこの始末は…。

お客様相談室・室長と整備課長の二人が今後の話をしに来てはや1ヶ月。
私は、「セレナはもういらないです。買わなかったことにしてもらいたい。」
と申し出ました。
すると、
「誠心誠意、納得していただける様にしっかり直しますので何とか修理させてください。」
と言われました。
怒り心頭の私は、許すつもりはありませんでした。
しかし、このままでは進展しません。
そこで、「納得してもらえるまでしっかり直しますと約束する、そこまで言うなら我慢します。」
と、伝えました。
そして、
「必要な部品を手配し、部品が入荷したらご連絡を入れさせて頂きます。その方がお預かりする期間が短くて済みますので、そうさせて下さい」
と日産の方から言われたので、
「分かりました。しかし、実際に修理をする店舗は今までの所ではなく本社で、整備課長の管理のもとでやってください」と依頼しました。

すると、
「本社には整備工場がありませんので、信頼のおけるメカニックが勤務する営業所でやらせてください。もちろん整備課長である私が管理しての作業をします」とのことでした。
(ほうほう、信頼のおけるメカニックと信頼のおけないメカニックがいると言うことを自分から言っちゃってるよ…)
私は、「そうですか。まずは部品の手配ですね。至急手配をかけてください。」と伝えると
「承知しました、納期はそれほどかからないと思いますので、納期確認してご連絡を致します。その後にお預かりする段取りを取らせていただきます」
となりました。

「ちゃんと直すなら、我慢するかな…」

これが最大の失敗でした。
仏心なんか出すのではなかった…。
本気でそう思っています。

結局、修理はおろか連絡すらまったくありません。
部品の納期がかかっているなら、欠品中の連絡くらいするのが当たり前。
今後の予定の話もまったく無し。
セレナのフロントカメラはどんどん剥がれてきて斜めになっちゃってます。警告灯もまた点きました。
ちゃんと直るまで乗らないでいるから早く直してねと伝えてあるのでほとんど乗ってません。バッテリー上がり防止のために3~4日に1度エンジンをかけてます。
セレナを見るたびにいやーな気分になります。

税金、保険料、維持費はどんどん浪費していきます。
これほど腹が立つことはありません。

結局、誠意の欠片も無く…。
ディーラーってそんな所なんですよ。壊れていてもべつにディーラーは困らないわけで…。
そこでちょっと考えてみました。
日産フィナンシャルの残価設定で購入しているので、日産フィナンシャルに電話をして、事実内容を伝えてみました。
そして、この問題が解決するまで支払いを拒否したい、合わせて、このセレナを購入しなかった事にしてもらうようにディーラーに話をつけてもらいたい。
と伝えたところ、
「事実関係を確認してからご連絡を致します」とのことでした。しかし、それ以降もなんの連絡もないのです…。

どうなっちゃうんでしょうね、ウチのセレナ。

皆様のカーライフが安泰でありますように…。





Posted at 2016/12/05 18:50:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | ウチのセレナについて。 | 日記
2016年11月07日 イイね!

最悪なディーラーPart5

最悪なディーラーPart5皆様こんにちは。

早いものでPart5です。

日産ディーラーから以下の回答がありました。

フロントガラスに取り付けられているブラケットの破損については、作業員が交換の際に破損させてしまった事は間違いない事実であり、ごまかすために接着剤で貼り付けした行為をした事を作業員本人から聞き取りをし、確認しました。
お客様との面談で嘘をついた事に対しては、嘘をつきましたと認め反省しています。

カロッツェリア製スカウターカメラの向きを変えたことは間違いない事実でキズを付けた事は気付いてはいないが、恐らくレーンカメラ交換時にぶつかってしまったのだと思います。これも本人から確認致しました。

アルミホイールのキズについては、いつキズがついたかは不明であります。しかし、車両受け入れの際に確認をしていない上、車両預り期間の管理の甘さは以前より確認しており、作業員の意識が低い。もし、キズがついてしまったとしても意識の低さから確認することもないために分からないとの結論に達しました。
キズが一直線についている事から、走行中についたものではなくキャスター等が付いていて水平に移動するものが接触したものです。
この事からも工場内でついた可能性が非常に高い。
との事でした。

車両預り時、工場内で何日間も窓ガラスを全開にしたまま放置、シートカバーやマットピース(マット汚れ防止シート)も設置しなかったことも事実であり、大切なお客様の車両をお預かりしていると言った意識が低く、この事からも管理の甘さが露呈しています。

作業員の故障の診断・点検方法につきましては、ご指摘頂いた通りです。点検方法が誤っており、マニュアルにある診断が出来ていませんでした。この謝った点検方法により、故障の探求や診断ができなかったことも事実であります。

修理、点検等を行って費用が発生しない場合でも作業内容を記した伝票や明細を発行するべきでありましたが、今回を含めて一切発行していないのは問題だと思います。

その他、
納車時に車線逸脱警報のスイッチをOFFにしたまま納車したこと
納車したお車のパワーウインドウが全席5㌢程度開けたままになっていたこと
お車の洗車時にルーフを洗わないこと
タイヤホイールを洗う際に「バケツ石鹸」を使い、ナイロンブラシで適当に洗っていること
等、数えきれないほどの失態があったことも事実で、聞き取りの上確認致しました。

現場の作業員の意識の低さ、管理のずさんさ、整備能力の低さ、作業完了時の完成検査がされていない事を改めて認識致しました。
作業員が嘘をついたり、ごまかしのための行為をした事は言語道断であり、日産社員としてのモラルの欠如です。
社員教育ももちろんのこと、モラル教育もしなければならないことを痛感いたしました。

私のセレナに関しては、本社の整備部門の管理の上、今回のディーラー店舗ではなく他店舗での再整備をさせて頂きたい。

了承は頂けましたら、直ちに部品手配をしまして納期と車両のお預かりのスケジュールを組ませて頂きたい。

との回答でした。

これで今回の一連のお話は結末に向かい、これから修理に入ります。
私としては、壊れてしまったことや起きてしまった事を責めても仕方ありません。しかし、嘘をついた上に接着剤で修理をし、それをやっていないと言い切った作業員が日産のディーラーの社員であると言うことを人間として決して許すことは無いと思います。

ディーラーだから安心して任せられる。ディーラーの言うことは絶対だし嘘はいわない。
これはもう通用しないなと痛感しました。

私の所にも、「ディーラーで見てもらったがもう少し様子を見てくれと言われた」や、「何回もディーラーに出しているが直らない」、「何点もの部品を交換したが、本当に交換しなければならない部品だったのか」等どいった質問・相談をされます。
こういった場合は私が点検・診断していないので詳しいご説明はできませんが、お客様にもディーラーに不信感を抱いている方がいらっしゃるのも事実です。

私としては、ディーラーは絶対的な立場であると思っていましたが、今後は改めなければと考えています。
もちろん、ディーラー全てが悪い訳ではありません。
あくまでも私のケースですから…。




Posted at 2016/11/07 09:34:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | ウチのセレナについて。 | 日記
2016年11月05日 イイね!

最悪なディーラーPart4

皆様こんにちは。

早いものでウチのセレナ編もPart4です。
昨夜は、日産の県内の本部から2人の方が見えました。
カスタマー相談室の室長と整備部門のトップ、整備課長です。

整備課長は、修理完了した納車直後の状態を確認して頂いた方です。この方も報告書を作成頂くときに現場からの聞き取りや確認にも携わって頂いております。

さて。
まずは修理の際の受け入れ・点検・診断方法の問題からです。
修理担当者の主任の整備スキルについて、日産側の現状の話です。

実際問題として、各ディーラー間での整備スキルのばらつきがあることは認識・危惧しており、さらには全体の整備スキルが低下しているのも感じている。
特に電子制御に関しては技術の進歩が早すぎて、ついていけてないと言わざるを得ない。
整備マニュアルを利用しているが、そのマニュアルを理解する所から始まる。しかし、理解する能力や乏しい。点滅と点灯を間違えたり、読むことがめんどくさいのか、速読してしまい重要な内容が頭の中に残らない。
マニュアルを見ながらではなく、パソコン上で見て適当に理解して現場で作業するため、実際に作業する時には忘れてしまう。
そしてこれはテックラインからの指示やアドバイスでも同じ事が言える。
しかし、自分のスキルを過信しているのか、指示通りにやるのがめんどくさいのか自分のやり方でやってしまう。このために本来メーカーが考える整備とは違ってしまいかけ離れた事になってしまう。そして、その間違いに気付かない。

また、お客様から申告して頂いた内容もフロントでしっかり確認しておらず、メモも取らない。正確に問診していないので、内容を正確に理解できるはずがない。すると、依頼を受けた工場長から現場への伝達も正確に内容を伝達できる訳がない。

すべての面で対応がなっていないと言う事が明らかです。

今回の担当者から今回の整備に対する考察と整備マニュアルを照らし合わせ、担当者の点検、診断、整備内容が妥当であったか等を検証した結果、やはり全てにおいて十分とは到底言えず、結論としてはマニュアルに従った診断をしていないことと結論に達しました。
診断内容が不確実なのは間違いありません。

との事でした。

私も同じ整備士として仕事をしております。
私は、点検方法や診断テスターの使い方をマニュアルで確認した事はほとんどありません。
それは、故障の診断を自分で考えながら行う。そして、システムを理解した上で理論的に不具合箇所を追い込み、消去法でさらに追い込んでいく。これは、マニュアルどうこうより普遍的な物だと思います(今のところは…)。
逆を言えば、マニュアルが100%正しく間違いなどは絶対に1つもないとは言い切れません(あってはこまりますが)。
もし、そのマニュアルのミスがあったとするならば、そのマニュアルのミスさえも見つけられなければならないと思います。しかし、現実はマニュアルがなければ点検診断もできない。マニュアルがあってもできない。
これじゃあ、直るわけがない。
また最近の車は家電の装備や軍事的(表現わるいですよね、すみません。)な装備が相当使われています。
確かに、自動車整備士が点検修理するにはちょっと分野が違いますよね。USBやらレーダー車間認識や…。
でも、それらのシステムについていかなきゃ一端の整備士になれない訳ですし…。
今、自動運転の開発が各社凌ぎを削っています。
超音波センサー、レーダーセンサー、ステレオカメラによる走行状況の解析…。
ここ数年でドラえもんが作った車みたいです。
そう、このドラえもんが作った…と言う所がポイントなんですよね。
今や車はGoogleも作ろうかな、アップルカーなんて話も。
今回のウチのセレナの不具合のADAS、先進運転支援システムの開発は日産などの自動車メーカー単独でしているものではありません。
いや、先進運転支援システム等は先を見ている他の企業が開発しているのです。
表向きは共同開発となりますが、事実上
「ウチの開発した先進運転支援システム、おたくの車に装着すれば売れるよー。いや、装着してないと売れないんじゃない?他社に負けるよー」って事なんですよね。
ですから、故障の診断などは開発メーカーからの技術資料の提供を受けなけらばならない。しかし、パテントの塊のようなシステムの詳細を教えてくれるはずもない。
そう、ディーラー等はブラックボックスとして扱い、ダメそうなら交換するしかないとなってしまうんでしょう。
自動車メーカーもディーラーもそんな現実と葛藤してるんだろうなと前から思っておりました。
昨今の診断を複雑にしている点の1つなのかなと感じます。

ま、理由はどうあれ、ディーラーたるものしっかりしてもらわないと困ります。
車を直せないってことになるなら車を売るだけにしてもらいたい。技術資料等は解放してきちんと診断、修理できる整備士のもとに修理ができるように協力するべきだと思う。
それができないなら、しっかりした整備士を育てるのが責務ではないでしょうか。
今回は、私が診断と点検した内容とデータを報告した所興味深くメモをしてもって帰りました。
本当はさ、こんなのはディーラーが調べていて当然なんですけどね。その当然・当たり前のことすらできないんですから…。

さて。

次はアルミホイールに付いてしまったキズとフロントガラスのスカウターカメラとレーンカメラブラケットについてです。

アルミホイールのキズについては、
納車前洗車の時、何となく気付いていたそうです。
しかし、ディーラーで付いたものかは分からないので報告や相談をしていなかった。
スカウターカメラの取り付け角度とカメラに付いているキズについては、一番最初の報告書で
「レーンカメラ交換時に向きを変えて戻さなかった」
とありましたが、先日の面談では、
「指一本触っていない。向きを変えることなんてしない」
と、報告書とは全く違うことを言い出した。そして、途中から
「触ったかも知れないが角度を変えたりはしていない」となり、
「作業中にほんの少し手が当たったり押したかもしれない」
となったのだが、結局は
「絶対に向きを変えたりキズを付けたりはしていない」
と断言した。この件については、

指摘直後の記憶が新しい時の聞き取りが正しいのではないかと考えていたそうです。改めて作業者と話した所、分からないと言ったそうです。しかし、
分からないと言うのは構わないが、ではなぜお客様には「指一本触っていない」と言い切ったのか?と問いただすと、沈黙して答えなかったそうです。

そして、フロントガラスのレーンカメラブラケットの剥離と接着剤を使用しての指定外の修理対応とごまかしについても沈黙して答えなかったそうです。
しかし、白い接着剤と口にした言葉やレーンカメラ交換の手順書を見ないで作業を行っている事から、やはり作業時にミスがあり間違えてしまったのではないかと言う結論に達したそうです。

そして、これらの事実から、誠心誠意もって修理をさせて頂きたいと申し出がありましたが、同じ工場での修理作業は無理と判断しました。
私としては、自分の車を破壊された上に接着剤で張り付けると言う事をされているので、車両の引き上げ、もしくは同等の車両と交換をしてもらいたいとの思いでしたが、お見えになった方々の話と別の工場で責任者指導のもとで修理をすると申し出がありましたので、そちらの方向で幕引きとなると思います。
ディーラーの本部には技術支援部と言う部署があり、このように難解な修理や高度な技術が必要な修理などを受ける特別な部署があったそうですが、今はそこの人材も不足している
事とそこまで精通したスタッフが居ないこと、そして、日産自動車の技術支援部門(テックライン)とダブる等の事から、今ではリコール等を担当する部署になっていますので…となんともさみしい回答でした。

来週にスケジュールを組んで修理をしてもらうことになりましたが、最終の判断はこの土日に考えたいと思っています。


さて。ディーラーでのこの対応。
私、本当に許せないですよ。
正直に話してほしかったって気持ちでいっぱいです。




Posted at 2016/11/05 15:59:35 | コメント(1) | トラックバック(0) | ウチのセレナについて。 | 日記
2016年11月01日 イイね!

最悪なディーラーPart3

最悪なディーラーPart3皆様こんにちは。

さて。ウチのセレナについて。シリーズも早いもので3回目です。

今回は、なぜディーラーは修理出来なかったのか

を検証しちゃいます。

えっと、まずは。故障診断のフローとして。

オーナー様からの問診をする。

そして、故障や異常、チェックランプの点灯などが、
現在再現して いる➡リアルタイムデータ診断する。
いない➡シヨートテストで故障コードを確認

故障コードが残って いない➡再現すべく努力&問診再確認
いる➡どのユニットがどんなコードを 出しているかを調べる。
その故障コードから関連性のある部分を調べていく。
そして、その故障コードフラグが立った瞬間のパラメータが保存されているフリーズフレームデータを見る&控える。
フリーズフレームデータと基準値を比較、基準値から外れているものや理論的に合わない部分を洗い出す。
そして、それらのセンサーやアクチュエータなどを調べていく。
と、だいたいこんな感じかと思い、自分はそうしています。

ここまでで一番大切なのは…そう。オーナー様からの問診です。この問診が点検方法や再現性を高めるために一番重要と考えています。
診断テスターからの情報だけでは、ツボにハマることもしばしば。オーナー様の依頼と関係ない点検をする事にもなりかねず、結論に到達できない事さえあります。

今回、ウチのセレナは、

⚫衝突軽減システムと車線逸脱警告の警告灯が点灯する。
⚫エンジン始動直後に発生することが多いが、走行中でも点灯した。
⚫エンジン始動直後にランプが点灯しても、エンジンをかけ直すと消灯する。
⚫1度点灯するとイグニッションOFFにするまで点灯し続ける。
⚫日中、夜間は関係なさそうである。
⚫発生頻度は月に1~2回。(月に10回程度しか乗らない車)
⚫現在は警告灯は消灯している。
です。

そこで、作業担当者(1人目)の点検。
診断テスター(consult)にて故障コードを点検。
ADASユニットに「CAN通信系統異常」を確認。
整備マニュアルと日産技術相談窓口(テックライン)に相談する。
正常でもCAN通信エラーは時々でるので、別に故障ではないと思い込む(これが大間違いの元凶)。
しかし、テックラインに相談しているので、回答を待つ。
その間にこの担当者は体調を崩して休暇を取るために別の担当者に変わる。(きちんとした引き継ぎはしていない)
この担当者(以下担当者=Mとします。)もテックラインとのやり取りをする。
しかし、今現在警告灯が点灯していないと判断ができないと思い込んでいる。

この担当者(整備主任)と直接の話し合いをする。
私「故障コードを確認したか?」
M「しました」
私「どのユニットにどんなエラーが出てましたか?」
M「CAN通信系統異常のエラーがありました」
私「どのユニットにCAN通信エラーがありましたか?」
M「ADASユニットです」
私「他のユニットのエラーは確認してますよね?」
M「ADASユニットしか見ていません」
私「なんで、ADASユニット以外を見てないのですか?」
M「関係ないからです」
私「関係ない?CANの点検なのに関係ないの?」
M「関係ないです」
私「はぁ…関係ないんだ(呆れ顔)」

私が預ける前にテスターでショートテストしたときは…


こんなにたくさん出ているんですけど、見てないのなら仕方ないですね…。

私「それで、ADASにはフリーズフレームデータ(FFD)残る?」
M「わかりません」
私「分からない?FFDが残るか分からないの?」
私「FFDが見れるのか、調べてないの?」
M「ADASはFFDは残りません。(キッパリ)」
私「ADASユニットにはFFD機能が無いんだね?」
M「はい。ないです。」
私「そうなんだね。確認の為ADASのFFDに関する整備要領を見せてください。」
M「分かりました」と言い、事務室へ行く。
待つこと25分。
印刷してきた紙を見ながら工場長とヒソヒソ話しています。
私「見せてもらえますか?」
M「はい。」と紙を差し出す。

はあ…。
整備マニュアルには、しっかりとFFD機能があり、故障コード検出時に記録されるとあります。
しかも、しかもですよ?
わざとこのページしか印刷して来なかったのか分からないですが、少なくとも8項目以上あるんですよ。
そして、
私「FFD機能があるのに見てないのですか?」
M「すでに故障コードを消去していたのでわからないです」
私「えっ?診断が終わってないのに消去したの?」
私「消去する前に控えはとってあるんだろうね??」
M「いや、とってないです」
私「なんで?なんで控えを取らないの?」
M「……」
私「故障診断をする気があるのかな?」
M「……」
こんなアホなやり取りをするとは思わなかった…。
気を取り直して。
私「あのさ、警告灯が点灯するフラグを教えてよ」
M「フロントガラスが異様に汚れているとか…」
M「故障コードに残らないエラーがあるとか…」
M「カメラが壊れているとか…」
私「フロントガラスが異様に汚れている?その時は、故障コードに(CAN通信系統異常)って残るのかな?」
私「故障コードに残らないエラーがあると警告灯が点灯するんだ?」
私「カメラが壊れているときはCAN通信系統異常って出るの?」
M「でも…ガラスが汚れていると…警告灯が点灯するんです!」
私「ウチの車、そんなにガラス汚かった?汚れを落としたら改善されたの?しかも、その時は車線逸脱警告灯も同時に点灯するんだね?」
私「フロントガラスが汚れていたら警告灯が点灯するんだね。そこの整備マニュアルを見せてよ」
するとMはまた事務室へ行き、20分程で戻り…。


これ、読んでみようよ。
ここにはさ、エマージェンシーブレーキ警告灯が「点滅」ってあるんだけど。
私「君は点灯するって言ったよね?。このマニュアルには、点滅ってあるけど。それに、車線逸脱警告灯は点灯も点滅もしないみたいだけど。しかも、しかもだよ?(レーンカメラ検知機能低下)って言う項目もあるけど、これは確認したんだろうね?」
M「してません…」
私「なんで?なんで確認してないの?」
M「…………。」
私「レーンカメラとADASユニットはCAN通信しているの?それともレーンカメラはADASユニットに直接接続しているの?配線図くらいは確認したんでしょ?」
M「たぶんCANで接続されてます。配線図の確認はしてません。」
私「本当にレーンカメラはADASとCANで通信してるんだね?。この小さなカメラユニットだけど、車線検知と距離を測距したデータを処理してADASに送るのかな?、画像信号そのものをCAN信号に乗せてADASに送るのかな?別にCAN通信のプロトコルの話じゃないよ。どういったデータをレーンカメラがADASに送ってるのかな?」
M「…………。」
私「もし、レーンカメラがCANで繋がれるとしてらだよ?、診断テスターがユニットの1つとしてレーンカメラが検出されると思うんだけどさ、どうだった?。私のテスターでは、ADASの項目にあったんだけど、日産のconsultではどうなのかな?君は、何をどう見て点検、修理をしようとしていたのかな?」
と、確信をついた質問をしました。
するとMは…
「CAN通信異常だから、どこかでCANの配線が切れているかと思って、それを調べなきゃと思っていました。」
と答えました。
私「えっ?CANの配線がどこかで切れている?あっ、そうなんだ。それってADASのCAN配線?それよりさ、さっき君は配線図は見ていないって言ってたけど、配線図を見ないでCANの配線がわかるの?コネクタのピンアサインや配線色も把握してるの?」
と聞くとまた黙り混んでしまいました。
結局、帰ってくる答えはみんな嘘とデタラメ。
まあ、診断の確定ができていないのに、故障コードやFFDを保存しないで消去しちゃってるんだもん、そりゃあ点検のしようがないよなぁ…。素人だよ。
はっきり言って、こんなメカニックには診断や判断ができるわけがない。自分でできないのなら、テックラインからの指示を忠実に守ってその通りにやらなきゃ、結果が出るわけない。
おそらく、テックラインが言っている「症状が出ていないとやりようがない」というのは、FFDや故障コードを消去してしまい、分からなくなってしまったから、テックラインに「フリーズフレームデータはありません」と答えたのではないかとさえ思ってしまいます。そうなれば、「直しようがない」といったテックラインの回答も納得できます。
この辺のテックラインとのやり取りなども調べていただけるとのことですので、待ちたいと思います。

しかし…。
こんな事をしているのですから、いくら預けても直ることはないし、時間と燃料を無駄に消費するだけです。
このディーラーの主任整備士の技量、はっきり言って車好きなお兄ちゃんレベル。
ディーラーの言うことだから、大半の人は信用すると思うよ。俺も信用したいからいままで黙ってきたんだけどね、今回ばかりは車を破壊された上にこんな結果なので本当に怒ってます。
もちろん、すべてのディーラーでの話ではないと思いますし、私なんかより素晴らし怒りメカニックはたくさんいると思います。
車に興味が無い若者がやってると思えば仕方ないのかもしれません。
今思えば、ウチのノートの燃料メーター故障の時の診断も外れていましたし。
そのメカニックは腕利きなのかなんて分かりませんからね…

なんてお気楽な仕事なのかなと思います。



Posted at 2016/11/01 13:49:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | ウチのセレナについて。 | 日記
2016年11月01日 イイね!

最悪なディーラー Part2

最悪なディーラー Part2皆様こんにちは。

先日お話ししましたウチのセレナの事、Part2です。
メチャクチャ長い文ですみません。

私、本当に怒ってます。
修理完了して納車した日の出来事です。

私はウチの車をディーラーに預けるときは、症状を詳しく話し、よろしくお願いいたしますとだけ伝えて預けます。
私は仕事柄、電気系統の故障診断を毎日やっています。
私なりの点検方法やプロセスがあり、消去法でトラブルを絞っていきます。故障診断をするならば、ある程度は同じだと思っていますが、やはり「自分なりのやり方やプロセス」があると思います。
ですので、「あの部品が悪そうだ」とか、「この部品を点検してもらいたい」などとは決して言わないのです。
それは、ディーラーはその車のメーカー直系なのですから、私ごときがゴチャゴチャ言うより技術資料やノウハウがあるでしょうし、私よりも詳しくなくては困ります。
しかし、今回ばかりは…

先日、ディーラーの修理を担当したメカニックと直接話をさせてもらいました。

まず、今回の修理での怒りの発端となった一言。

「症状が出ている状態でないと直しようがない」
「故障という故障ではない」
「車を壊され傷つけられて帰って来た事」

です。そして、

「今回は見込み修理でレーンカメラとADASコンピュータを交換しました」

(レーンカメラとは、フロントガラスのルームミラー近辺に付いているカメラで、車線等を認識して逸脱警告等のためにある物です。ADASユニットは、アドバンスド ドライバー アシスタント システムでその名の通り先進的な運転手支援システム、衝突軽減や車線逸脱警告、ソナーセンサーなど運転支援に関する処理をするコンピュータユニットです。)



と言うのです。
私は、見込みで部品交換するのは嫌いです。確かに、消去法で「この部品しか考えられない」時には交換する時もあります。その時は、「その部品を交換する責任」を感じます。
この部品を交換しても直らなかった場合は「誤診断」となるわけで、「交換する必用が無かった部品」となるのです。

でも、今回は「レーンカメラとADASコンピュータ」の両方を交換したと言うのです。
これは明らかに「ここらを交換すれば直るかな?」と言う安易な考えです。点検、診断の結果の結論ではないのです。
当然ながら、これで直ると言う確証もないのです。
こんなのは、もはや修理ではないと感じてなりません。

そして、問題のひとつはこのレーンカメラ交換です。
レーンカメラはフロントガラスに接着されているカメラブラケットに固定されます。そして、カメラカバーが着きます。
良く見るとこのカメラカバーとフロントガラスに隙間があるのですが、左右で隙間の間隔が違います。




運転席側の隙間が明らかに大きいのです。そして、隙間から覗くと…、フロントガラスに接着されているカメラブラケットがガラスから浮いて剥がれています。助手席側からは覗けないほどの隙間しか無いので明らかにオカシイです。
カメラカバーを触るとグラグラしています。
レーンカメラがグラついていて良いわけありません。
そして、驚くべき事実が…。カメラブラケットは接着剤でガラスに直接固定されています。この接着剤、黒色の接着剤と他の接着剤の2種類の接着剤がついています。そして、この他の色の接着剤、明らかにオカシイ。
そこでメーカーで調べた結果、接着剤は黒色しか使用していないと言うのです。こうなると、助手席側が見たいです。インスペクションカメラで隙間を覗くと、確かに黒色の接着剤しかついていません。そうなると、運転席側の他の色の接着剤、いつ、誰が付けたのか…。
そこで、このレーンカメラの交換手順書を取り寄せました。
すると、そこには、カメラブラケットに関する注意書きがありました。

フロントカメラブラケットはガラスから取り外さないこと。
そして、ブラケットを交換するにはフロントガラスごと交換すること。

そうか…そうなんだね。
何となく分かりました。これは私の推測です。

さて、レーンカメラ交換するか。

えーっとカバーを外して…。

バキッ ベリッ

ヤバい。レーンカメラ交換の時にカメラブラケットが剥がれてしまった。

接着剤で付けよう

ガラス用の接着剤は日産の指定では用意されていない

まずいな

作業手順書を見ると、フロントガラスごと交換だと…

ますますマズイな…

市販品のガラスもくっつく接着剤で張り付けるか

オッケー、くっついたよ。

カバーが付くと見えなくなるから大丈夫でしょ。

納車まで数日あり、その間に引力に負けて剥がれてしまった



と、こんな感じかなと。
そして、さらに。
私が取付けしたカロッツェリアナビのスカウター用カメラ。
ドライブレコーダーを兼ねているこのカメラの取り付け角度を見ると…。空を撮影している。ありえない。



もう、こうなると、何が何やら…。
とりあえず、車をすぐに見て確認してもらいたいと連絡をいれて責任者と共に確認していただきました。

そしてディーラーの上司と整備責任者が自宅に来ていただき車両を確認してもらいました。上司と整備責任者は写真も撮影し現状を確認した上でディーラーへ戻り、作業者に確認した所、カメラブラケットに関しては分からないとの回答だったそうです。(は?2~3日前の事がわからない?)
そしてカロッツェリアのカメラに関しては、レーンカメラ交換の際に向きを変えました。完了後に元に戻さず、カメラの調整などもしていませんでしたと文書で回答をもらいました。


結局、誰がカメラブラケットを剥がして接着剤で張り付け、誰がドライブレコーダーのカメラの向きを変えたのか。
全く回答にもなっていないのです。
これに納得がいかない私は作業者と話をしたいと頼みました。
そして、実際に作業者に合って話を聞くと…。

レーンカメラ交換したときにブラケットはいじっていない
そのときにどうなっていたかは分からない。
白い接着剤で張り付けるなんてしていない。
ドライブレコーダーカメラは
角度を変えるどころか、触ってもいない。
いじるわけがない。
作業する前の事なんて分からない。
ドライブレコーダーのカメラの向きが変わってるなら他の誰かがやったのだろう。
自分ではない。

と言い出しました。
ちょっとまてまて。
もらっている文書での回答では、整備責任者が問診し、確認した時は、自分がやりました。動かしました。元に戻しませんでしたとなっているんですが…(整備責任者は何度も作業者に確認をしたそうです)。

ほう。面白い展開だな。

ここで、私はこの作業者にペテンをかけていました。
会話の中では「純正の接着剤とは色が違う接着剤で貼り付けられている」と話していましたが、この作業者は自分から「白い接着剤」と言ったのです。
実際には透明の接着剤ですが、気泡があり作業していた蛍光灯の下では白っぽく見えたのでしょう。
そう、この接着剤の色は作業した人間しか知り得ないのです。
さらに、カメラブラケットはいじってないし、覚えていないと言っていたのに、接着剤の色は的確に覚えている。
明らかに不自然だ。
現状を確認した整備責任者とは無色透明の接着剤と話をしており、確認をしている。
もし、この話が作業者に伝わっていたとしたら、白色の接着剤とは言わずに透明の接着剤と言うでしょう。
そう、「白色の接着剤」この言葉こそ自分から墓穴を掘る事になったのです。

私が指摘しようとするより先に本社の責任者がこの間違いに気付きました。
作業者に対し報告書を作成した時の内容と全く違うのだが、どういう事だ?と問うと…
「いや、触ってないしいじってないし、分からない」
とまた同じ事を言い出しました。

この態度に怒りを隠せなかった本社の責任者は
今日はこれ以上話をしても無駄のようです。
と切り出しました。
そして、本社の責任者と私の二人での話になり…。

「大変申し訳ありません。申し上げる言葉もありません。
この事実を持ち帰り、整備責任者と更なる上席と話をさせていただきたく思います。
終始曖昧な回答と信憑性…いや、保身としか考えられない無責任な回答です。」
と、憤りを隠せない顔で話しました。
私も、憤り、いや、殺意が芽生えてくると感じてます。
と話しました。
なんで、バレる嘘をつくのか…。

すると、ディーラーの工場長が私達に近寄ってきて、
「思い違いがあるので、もう一度車を見せて下さい。たぶん、うちではやっていないんじゃないかと思います」
と言い出しました。

するってぇ~とぉ~、なんだ。
新車の時から適当な接着剤で張り付けてあったと言いたいのか?。

本社の責任者は、
「下がりなさい‼」と強く牽制し、私の車に近寄らせようとはしませんでした。

この期に及んでも未だに取り繕うと言うこの事態がもう哀れでね。
何とかして自分達の責任では無いようにと言い逃れたいのでしょう。
ハァ😵💨なんて虚しい。
どうせ嘘をつくならバレない嘘にしてよ。

いや、本当に。
ちなみにこの整備担当者は、工場の主任と言うポストの人物です。

さて、次は、この整備担当者にどのような故障診断をしたのか、作業手順を聞いた事を書きたいと思いますが、次回にしましょうね。

Posted at 2016/11/01 11:31:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | ウチのセレナについて。 | 日記

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