
皆様こんにちは。
今日のお仕事は2つでした。
一台目はBMWの3シリーズ、E90です。
修理工場様からのご依頼でした。
ブレーキパッドの警告が出ているが、ブレーキパッドはほとんど新品のような物がついている…。
ブレーキパッドセンサーらしきものが見当たらない…。
とのことでした。
オーナー様がどこかでブレーキパッドを交換してきたのですが、メーター内の警告灯はディーラーじゃないとリセットできないからディーラーに言ってくれと言われたそうです。
そこで購入した中古車屋さんから紹介されて修理工場様へのご入庫となった様です。
まずはテスターにて状況を確認。すると、現在のエラーコードにブレーキパッド残量無し、センサーが作動中と出ています。しかも、フロント・リア共にです。
リストアップしてブレーキパッドを確認すると…。
センサーがいない…。
よーく見てみると、ボディ側でタイラップで束ねられたハーネスが…(-_-;)。ハーネスの先には古いパッドから無理矢理取り外したセンサーが付いたままになっていました。
無理矢理外したので、折れ曲がっています。
ふうぅ…。嫌な予感と共にリア側もチェックすると、同じ状態でした。
在庫していたセンサーに交換、リセットをかけて終了です。
ちなみに、新品ブレーキパッドではないので、リセットの他にブレーキパッドの残量を計測して入力したりもしなければなりません。
他にも色々とエラーが残っていたので、診断結果を印刷してお渡ししました。

補助ウオーターポンプ不良が現在のコードとして出ているのがとても心配ですのでこちらもお伝えしました。
さて、2台目です。
こちらはトヨタシエンタ7万㌔走行のお車です。
エンジンチェックの警告灯が点灯、とても調子が悪いとの事でしたが、診断テスターを接続して点検するものの、エンジンはすこぶる調子がよい…。
試運転しながらお預かりで乗って帰ることとなりました。
約15分ほど走行して戻りましたが、全くもって普通です。
診断テスターを接続してメモリーされている故障コードを読み出します。

すると…。
スロットルペダルポジションセンサーのコードがありましたが、その前にアイドル不安定とエンストを先に見てみます。基本点検としてプラグ、イグニッションコイルを点検。
大丈夫そうです。
症状が出ないとねぇ…と思いつつ、スロットルボディを点検してみました。
すると…。明らかに誰かが中途半端にスロットル清掃を試みた感じが…(-_-;)

なーんか、適当なウエスみたいのでなびった感じがする…。
そう言えば、エンジン始動時、クランキングから初爆がでてかかった瞬間に2200rpm位まで一瞬回転が上がります。
そして、アイドルも1250rpmと間違いなく高い。
まずはスロットルボディを外して丁寧に洗浄します。
ワコーズのスロットルボディクリーナーを使用してピカピカに仕上げます。
組み付け後、アイドル学習をするとさらに調子が悪い…(-_-;)。
もう一度リアルタイムデータを点検します。
すると、O2センサーの出力が4.99Vから全く反応なし。

なんでこうなる??。
エンジンルームをよぉ~く見てると…。
インテークダクトに付いているレゾネーター(共振管)の向きがオカシイ…。
インテークダクトを外してみると…。なんときちんと嵌まっていなく、パカパカしていました。
そこで私の考察…
あまりメカ的な事をよく知らない人がバラしてみて、スロットルボディの見えるところをふきふきしてみて、バラした所をなんとなぁーく元通りっぽくしたみたい。
パカパカしてるのでちゃんとしてるときもあれば隙間ができるときもある。しかも、エンジンの振動で変わるのだから…(-_-;)。
と思ってしまいました。
前回の人がバラしたであろう部分を一通りよく見て元通りに組み上げてから再度点検です。
今度は大丈夫。
エンジンも始動時に、一瞬1300回転まで上がるものの、すぐに800回転付近までさがります。
O2センサーの出力も大丈夫です。
あとは、完全冷寒時まで冷やしてからもう一度点検します。
そして…
過去履歴で残っているスロットルセンサーのエラーコードですが…。もしかして…
「スロットル清掃をしたらアイドル回転が上がりすぎたので、カプラーを外してみたりしたんじゃないかなぁ…」
と思いながら今日のお仕事は終了です🎵。
Posted at 2016/11/01 00:03:37 | |
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