2014年06月10日
世界遺産合掌集落の五箇山の国道で、道路脇の大木が倒れ、通行中の乗用車を直撃し、乗っていた男性がけがをしたというNHKニュースを何気なく聞き、「けがですんでよかった」と思いながら映像を見てびっくり!!!
アナウンサーはさらっと「走っていた乗用車」と言っていましたが、ペシャンコになったそのクルマは、な、な、なんと、幻の名車トヨタ2000GTじゃないですか。大木は、直径1.9m、長さ約30mとのことで、ドライバーの会社員の方が無事だったことにほっとしましたが、テレビに映し出された映像からは、1967年式前期型の2000GTフロント周りがはっきりと確認できました。ドアもまさしく2000GTそのもの。
ひょっとして、ユーノスロードスター・ベースのレプリカ・モデル?と、かすかな期待を込めてネットでNHKニュース画像を確認しましたが、やっぱり本物っぽく見えます。別の角度からの写真でリア周りを見ましたが、まさしく本物です!
今では博物館でしか見ることもなくなり、僕は通常のナンバーで実走しているのは、全国でせいぜい30台程度ではないかと推測しています。世界遺産並みの貴重なクルマで、世に出てから半世紀が過ぎ、絶滅寸前の名車です。
クルマ好きな僕にとっては、衝撃的な映像でしたが、冷静に考えれば、何はともあれ、あれだけの巨木の直撃を受けたドライバーが無事だったということこそ、本当によかったと思います。被害に遭った大和郡山の会社員さん、(たぶん)手足の傷よりも、心の傷の方がずっとずっと大きいことでしょう。
「トヨタさん、気の毒な会社員さんに、救いの手をさしのべてあげて!」
そんな気持ちです。クルマ作りの大先輩たちが丹精込めて作ったクルマです。何億円かかっても、再生させてあげてほしいです。
また、近いうちに長久手市にあるトヨタ博物館へ行って、トヨタ2000GTを拝んでこようと思います。
Posted at 2014/06/10 23:32:12 | |
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