さて、群馬旅行も最終日に。
二泊三日とは、なんとも短くあっという間に終ってしまうものですね。
この日はほぼノープラン。
気分で行く先を決めていこうとなりました。
この日は朝から雨模様だったのですが、予定通りたんばらラベンダーパークに花を観に行くことにしました。
群馬の片品村から川場村までの間にはロマンチック街道と言う通りがあり、別名とうもろこしロード言うほどに、地元で採れたとうもろこしを売っています。
朝7時からお店が開いているとの事でしたが、雨だったせいか、8時頃に通ったのですが、どのお店もまだ開いていませんでした。
「とうもろこしは諦めて、道の駅とかで食べようか」
などと話していると、とうもろこしロードの終わり辺りで開いているお店を発見。

早速2人分の焼きトウモロコシを買わせてもらいました。
味付けは醤油のみととてもシンプルな焼きトウモロコシでしたが、とても甘くて美味しかったです。
たんばらラベンダーパークに着く前に、トイレ休憩を取るために、道の駅「尾瀬かたしな」に立ち寄りました。

なんと、ここにも見晴らしの良い足湯がありました。
早速足湯に浸かると、湯温は40度程度で、ゆったりと浸かれるものでした。
足湯の先に、見晴らしドッグランもあったので雪子姫を連れて入ってみることに。
先客にトイプーやシーズなど4頭飼いのオーナーさんに会いました。
雪子姫はやはり緊張してしまったのか、親切に優しく遊ぼうと誘ってくれたワン達と馴染めなかったため、数分でドッグランを後にすることにしました。

テラス席ではペットと食事が出来る場所があったので、片品産のプラムを頂きながら小休憩をしました。
ここも風の気持ち良い場所で、雪子も動きたくないと床にベッタリくっついてくつろいでいました。
すると、どこかの旅行客のお嬢さんがそこに設置されているピアノでショパンの別れの曲を弾き始めました。
心地よい風、甘い果物、そして別れの曲。なんともゆるゆるな時間を過ごしました。
道の駅を後にすると
道は渋滞が始まっており、私達はゆっくりと山道を進んでいました。
道の途中に88-88と分かりやすいナンバーのボックスワゴンがガードレールに突っ込んで、ワイヤーにぶら下がった状態で崖から落っこちそうになっていましたが、救助はプロに任せて先に進むことに。

さて、たんばらラベンダーパークに到着です。
当日券をネットで購入すると、事前購入割引が適応されるとの事だったので、チケットカウンターに並ばず、スマホからチケットを購入し、発券機から直接チケットを取って入場口へ。
雪子姫はまだかまだかと尻尾を振りながら私の顔を覗き込んできます。

ここは夏場に使われないスキー場を活用して、花を沢山植えて観光スポットにした場所です。
これだけ沢山花が咲いていると、圧巻ですね。
北海道の富良野にあったラベンダーパーク程では無いですが、とても綺麗です。
ラベンダー畑もこんな感じ。

小さなひまわりの様な花も咲いていました。

なんと、駄女神の聖水も…
コップに汲んで飲んでみました。
美味しい水でした(笑)

なんとも優雅にヒラヒラ揺れる吹き流し
最初は小雨でしたが、雨が強めに降って来たので、雪子姫は抱っこ紐で一緒に移動することになりました。

山の中腹まで来ると、売店がありました。
嫁さんはここで売っているソフトクリームがお目当てだったようで、早速購入。
練乳を使ったと思われるバニラアイスとラベンダーソフトのミックスアイスで、とっても甘くて美味しかったです。
さて、雨もさらに強くなってきたのでラベンダーパークから出て屋内の体験スポットへ。
今回はラベンダーパークのイベントに参加していたお面作り体験をやってみました。

私は狐のお面を作ってみました。

嫁さんは猫のお面。

今回お世話になった、群馬県沼田市にある「こぐれや」さん。
子供の頃から、母を師として天狗のお面作りをしてきたと言うお兄さん。天狗の格好をしてお客さんを楽しませていました。私も完成したお面を被って一緒に写真を撮らせて頂きました。
こぐれやさんは関東三大天狗に数えられる迦葉山にあるお店で、昭和から平成にかけての盛衰の歴史のお話をしてくださいました。
現在では、お客さんがあまり来ない地域になってしまったらしく、伝統を絶やさない為に、イベントがあれば参加して、迦葉山の天狗のお面を広めるため奮闘しているのだとか。
是非応援したいですね。次群馬に行く時は迦葉山行ってみようかな。
こうした人とのつながりを感じるというのはとても心地の良い感じがするものなのですね。
さて、たんばらラベンダーパークを出た私達は、もう一つの目的である焼き魚を探す事に。
山道を走っていると「焼魚」の文字を見つけたので、入ってみることに。

ペット禁止と書かれており、ソワソワする雪子姫。
でも、お店のおばちゃんが出てきて雪子姫を見るや否や
「うちもシーズ飼っているのよ!」
と雪子姫にメロメロに。
猫や犬を沢山飼っているらしく、しばらくおばちゃんと犬の話で盛り上がりました。
焼魚を食べに来たことを伝えると、一匹だけイワナが残っていたので、それを焼いて出してもらうことになりました。
魚を焼いている間に、「これでも食べて待っていて」と冷やしトマトに塩を振ったものを出してくださいました。
おばちゃん家のシーズがトマトが大好きだと言うことで、雪子姫も食べるか1つあげてみると、バクバクと美味しそうに食べるものだから、タダで食べさせて頂くのも何だか気が引けるので
「冷やしトマトを1つください」と注文を出すと
「犬が食べる分でしょ?お金は要らないよ」
と再び冷やしトマトを頂いてしまいました。

冷やしトマトをバクバク食べる雪子姫
ペロリと食べてしまうとおばちゃんはとても嬉しそうにしていました。

最後の一匹だけ残っていたイワナ
塩梅がとても良く、フワフワで甘い脂が滲み出てくるとても美味しいイワナでした。
お店もそろそろ店じまいの様な雰囲気でしたが、少しの間、お店のお婆さんや旦那さんともお話をして楽しい時間を過ごしました。
さて小腹を満たした私達は昼食を食べる為に、鶏肉を使ったお弁当を販売している登利平に行くことにしました。
登利平さんには以前、群馬で葬式があった時にお世話になりました。とても美味しかったので、また行きたいね等と話していたところ、ノープランだった3日目のお昼に抜擢されたと言うわけです。
店内で食べれるかと思ったのですが、テイクアウト専門仕様になっており、座席は片付けられていたので、買って道の駅でたべることに。
さて、群馬県最後の立ち寄り地として、グーグルで検索をかけ、一番近くにあった道の駅「白沢」に行くことにしました。
ここでは、偶然野菜20%オフセールをしていたので、お土産屋やら野菜やらを大量に買い込んで、諭吉さんを1枚使って来ました。
買い物が終わったら、売店の手前にあるテーブルでちょっと遅めの昼食。

登利平で買ってきた唐揚げと弁当

鶏肉の弁当

豚肉の弁当
どれもとても美味しかったです。
自宅に着くと、やはり群馬との気温差で一気に汗が吹き出して来ました。
家の中はサウナみたいに暑くなっており、部屋を冷やすところから始めました。

部屋が冷えたところで、お楽しみのお酒タイムです(*´∀`*)
草津で買ってきた「絶滅危惧酒」と登利平で買ってきた焼き鳥。

旅の思い出を噛み締めながら、ほろ酔い気分で就寝したのでした。
群馬旅行 おしまい。
長々とお付き合い頂きましてありがとうございました。