いわゆるノーリツの時限爆弾と言われている濾過器。
フロントパネルを開けると、ビス1本と本体をケースに引っ掛ける形で固定されている。
これは、気温差等によって給湯器内(吹出口の金属ボックスのとこ)が結露したり、雨が吹き込んだりした際にそれを排水する通路の途中に設定されている濾過器である。
メーカーが言うには、それらの排水は強酸性であり、そのまま排出すると環境負荷が大きいとのことで、石灰石の詰まった濾過器を通して中和してから排水するという代物らしい。
YouTubeでこの事に異議申し立てをしている人がいるけれど、とりあえず、濾過器のエラーで給湯器が再び停止しても嫌なので今回清掃することにした。
取り外し方は、ビス1本と、電極2本と、接続されているゴムホース3本を取り外し、本体のフックをケースの穴から外すだけ。
濾過器の中は石灰石が詰め込まれている。この7年は1度も清掃していなかったので茶色く濁っている。

ホースを押し当てて水を注入。
茶色く濁った水がダバダバ排出され、30秒ほどで透明になってくる。
その後、ガシャガシャケースを振って、もう一度注水。
再び茶色い水が排出される。
これを繰り返し、上から下から水を注入。
茶色い水が出なくなったら終了。
ケースの蓋が開くなら、新しい石灰石詰め込んだほうが早そう。

随分綺麗になりました。
取り付けは、取り外しの逆の手順で。

上に付いている2本のネジが電極になっており、ろ過器が詰まり、水位が上がると、電極に水が触れて通電し、濾過器異常(290エラー)が発生し、濾過器寿命警告(920エラー)に変わり、濾過器寿命要交換警告(930エラー)が発生して、給湯器の動作が停止する仕組みになっている。これが時限爆弾の仕組みだ。
とりあえず、清掃したし、濾過器異常はしばらく起こらないだろう。
以下愚痴。
しかしながら、根本的な解決するには、スパークプラグとイグナイターの交換が必要である。
でも、どうやらノーリツは一般人に部品を売ってくれないようだ。
自動車もスパークプラグは寿命が来たら交換出来るというのに、全く不親切である。
交換するには、下見が必要で、サービスマンの出張費(近所なのに出張費固定で5500円)が必要であり、修理する日にも出張費5500円がかかり、部品代と技術料がかかるそうだ。近所から来るのに実に11000円を盗るというのだ。
部品代はネットで調べたところ、近年の情勢によって高騰している為、イグナイターとプラグ2個のセットで1万ほどだ。
そこに技術料(ネジを外してポン付け)がいくらか分からないが万単位でかかることを考えると、最低でも5万はかかることが予想される。
もう、この時点で非常に不親切である。
1度、ガス給湯器等の業界にメスを入れて、ユーザーに不利になるような仕組みを見直して貰う必要がありそうだ。
さて、プラグどうしようかな。
パロマのSB-P7540が適合しているようだけど…。
しばらく悩みます。
Posted at 2023/10/01 18:15:10 | |
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