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碓氷峠 国道18号本道

碓氷峠 国道18号本道
2023年08月24日
某漫画でも有名な峠道です。作中に登場するのはバイパスではなく本道で、これまた有名な廃線の旧信越本線に平行する形で、碓氷第三橋梁などの遺構付近を通って峠を抜ける道です。
尚、現在はバイパスが通年通行可能ですが、本道は冬季閉鎖されているようです。

現在は線形が良く幅も広いバイパスが通っており、普通に国道18号を走っているとバイパス側に直進するので、意図的に曲がって入っていく必要があります。軽井沢側は軽井沢駅に向いていき、駅前を通過して進むと、群馬側は峠の釜めしで有名なおぎのやの国道支店を峠側に過ぎてすぐに逸れたところから入っていきます。

有名な峠ということで何が原因で有名なのかと言えば、過去にはその長さや険しさが言われたのでしょうが、今の道路事情でもバイパスが主流になるほどの険しさということは、ちょっと他とは違った点があるということです。

今は全線舗装されているものの、二桁国道なのにセンターライン無しの対面通行というところで既に雲行きが怪しいと思いますが、最大の特徴は10キロ程の間に200近いカーブがあるという所です。単純計算でも平均して50メートル程で1コーナーある事になりますが、地図を見ると均等ではなく、幾つかのカーブが連続しがちなことが分かると思います。
これがこの峠の最大の特徴で、現代の大抵の道路事情では「カーブを抜けるといったん直線に戻って次のカーブを見通してから次のカーブに入る」ことが殆どだと思いますが、碓氷峠ではカーブを抜けてハンドルをセンターに戻す暇もなく次のカーブへ入ることが頻繁に起きます。これが、ごく一般的な車に乗っている時の荷重移動とは異なって感じるため、この峠の独特な走り心地の悪さや、運転のしにくさにつながるようです。

カーブの先の状態もわかりにくく、センターラインがないので当然ながら対向車に気を配らなければならず、非常に気を使います。何度も拡幅されたそうですが、拡幅してもこの幅なのですから、無舗装だった昔は一体どんな事になっていたのかと想像するのも難しいです。

こんな場所ですから当然の如く、某漫画のような走り方は全くできません。アニメ版ではC121を完璧に抜けられて動揺して走り続けているシーンがありますが、実際はあんな車線変更レベルのハンドルの切り方で100キロで走れません。30キロ走行でハンドル持ち替えて曲がるのが現実です。
現在の峠道はなんだかんだで大衆に自動車が持たれるようになってから設計されているものが殆どで、この碓氷峠旧道は明治時代あたりの設計ですから、当然工事なども難しいでしょうから、諸々の事情の兼ね合いからこのような道路になったと思われます。

今では田舎でもいわゆる里道といったような、そんなに道幅が広くなく、いきなり鋭角カーブが来るくねくねの畦道のような道路自体が減っており、どうしても線形がよい、カーブも緩く連続しないラクな道路ばかりと思ってしまいますが、その昔はマニュアルの軽トラみたいな車でこんな峠道を走るのが普通だったと思うと、楽なもんだなあと思えてきます。こんなに運転が忙しい道なら、ながら運転もする暇がないでしょう。

うってかわって、それらしい雰囲気でということで深夜に軽井沢側から現在の愛車で走ってみたところ、最初の数カーブで酔いかけました。最初にあーやべえという感じにさせてくれるので、その後は遠心力がかからないように速度を落とし、荷重移動があまり起きないように大人しくさせてくれます。なので反って大人しく走る羽目になると思いますが、逆にいうと最初から思いっきり攻撃的な道でもあります。
とはいえ、暫くするとある程度慣れて、この連続カーブにも調子が出てきます。そのうち逆に飽きてきて、あーやっと終わったという感じでバイパスに合流します。最寄りはいろは坂なので、また性格の違う峠道ということで、個人的には走り応えのある道として気にいっています。が、積極的に走りたいと思うほども気楽な道でないのは確かです。
(個人的には、その昔に新潟の枝折峠を走ったことがあるので、それに比べるとそれは気楽ではありました)

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「そろそろ六十里越の閉鎖解除で新潟方面解禁されると思っていたらの、雪崩で橋流出して再開未定… 檜枝岐側の国道352号は動線には使えないので、49号まで上がるしかないかな 八十里越が2年後に開通するらしいのでこうなりゃ期待」
何シテル?   04/20 22:52
智海寺の奥山です。2014年4月からMH21S(NAマニュアル)乗っています。主にオーディオばかり素人作業で自己満足グレードアップ中です。 基本的に整備は...
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