またまた公私ともに懇意にしてもらってる車屋さんからのHELP依頼
今度はハブシャフトの追加工
よくわからないけど、Z用のは部品があるけど、スカイライン用のものが無いらしい。 Z用のはシャフト直径実測φ31.76で内径が特殊なハブベアリングを使用している。 スカイライン用は 型番6306LUで内径φ30のベアリングを使用しているので、Z用直径追加工すれば使えるという試み。
まずは敵を知りということで、スカイライン用のダメになったシャフトで形状を調査してみる

シャフトの付け根のコーナーRはR5.5位ですね。
スペーサでコーナーRを逃がしているようですね。
Z用の特殊な内径のベアリングは内径にすでにツバが一体化しているものが付いていました。→自動車特殊向けで一般規格には無いものです。

それでは、固いシャフトを削るために4爪チャックで芯出しを十分にしてから加工開始。
まずは加工時に熱も出るので、荒加工を実施...

一旦冷まして、最終仕上げはセラミックチップを使用して加工。
キレイに仕上がりました。

このハブシャフトに6306LUのベアリングを使用するためには端面とベアリング内径部にカラーを入れないとベアリング全体が当たってしまうので、2mmほど大きく全長を削り込んでから、2mmのカラーを入れてシャフトとベアリングの相互関係を修正。 →ちょっと頭使いました...

重要部品なんで追加工で折れないことを祈ります。
角部に十分Rを付けたので大丈夫とは思いますが...
一体で削り出したらいいの作れそうですね。先日の200キロの丸棒から削り出したシャフトに比べたら大きさ的には簡単ですね。 インボリュートスプラインの諸元が判れば割り出し盤で割り出して削れそうです。
どこかのショップさんが作ってるんでしょうね いくらするんだろ~
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Posted at
2023/07/20 17:16:32