今度は、いつも工場の電気設備でお世話になっている社長様からのご依頼
今まで頼んでた職人さんがもろもろ廃業されてこの手の加工をやってくれるところがすでに近隣に無いとのことで、「キミに出来るかな???」からの依頼。
話を聞いてみると古いモーターの修理で、ケースのベアリングの勘合部分がガタガタになってるものをブッシュで修正してほしい内容。
専門ではないのですが、本業の知見を活かしてお世話になってる手前修正を開始

まずは測定のため汚れを落として、ウエットブラストで仕上げる。
キレイになりますね。

測定してみるとすでに過去にブッシュで修正されたみたいで、そのブッシュが無くなっているみたい

測定しておおよその概略が分かったので、スリーブブッシュを旋盤で製作

プレスで圧入して...

一応ブッシュ圧入まで完了

内径仕上げに旋盤で掴めないので、4つ爪チャックで芯出しをして
内径を慎重にベアリングに合わせて仕上げ

同時にお持込になったスペーサもボロボロだったので、新たに作り替えて完成

これで、古いモーターも続投可能です。
この手の修正加工を請けてくれる加工屋さんが少なくなって、昨今は図面で寸法を指定してくれ、公差は幾らかとかまで準備すればやってくれる加工屋さんばかりで、いわゆる職人の感?!ってやつで修正してくれる方がどんどんご勇退される世の中となって、日本人のもったいない精神で修理することも今後少なくなっていくのかと危惧しておりますが、これは時代の流れで致し方ないのでしょうね。
趣味の自動車もですが、まだまだ直さないと代わりが無いものもたくさん稼働していますので、
小生も出来る範囲で出来る限り修正・修理してあげたいですね。
社長様に納品したら、出来栄えにご満足なのか
「こんな修正がちょくちょくあるんで!!...」 → えっ!(;'∀')
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Posted at
2025/07/05 08:31:49