てつしのブログ一覧

いつも懇意にしてもらってる自動車屋さんからのご依頼。
面研したヘッドで反対側のカムホルダーが付く面の修正をしてもらいたいとのご依頼
まずは基準となる燃焼室側をきれいに清掃して面を確認

噂のN42みたいです

基準面に対しどの程度ひずみがあるのかを石定盤上で確認する

プラスのところと．．．

マイナスのところ．．．

実測では60μぐらい、カムホルダーの取り付け面で歪んでいるようですね。
ただ、ヘッド自体が定盤上で置くとコマみたい回りに中央から両端がはねてるようで、上から押さえると20μぐらい沈むのでどうしたものかと、オーナーに相談し、
ヘッドボルトで押さえるので、押さえた状態で平行となるようにと結論。
それを機械上で再現して．．．

固定後に一旦高いところを調べるため機上測定

一番高いところ．．．　ピンぼけですが+50μ

一番低いところ．．．　-50μ

高いところから徐々に全体が削れるように段階的に追い込んで削る．．．

カウンターで90μ追い込んだところで全体がほぼ取れて面が出たのでOKとする


削った後に再検査

ほぼほぼゼロ付近で最大があるところでも最大差20μも無いのでOKかと思います。　コマみたいになってるから、両端は上から押さえて測定しています






次はカムホルダーの円中心から取り付け面までのばらつきを調べて必要であれば修正ですね。