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てつしのブログ一覧

2021年03月08日 イイね!

デバイディングピストンの考察②

某B社のデバイディングピストンに続き、D2○ーシングのダンパーを分解して、減衰力調整機構の構造を見た後に放置していたものも、もったいないので復元のため、ちょっと気になった部分を追加工。


このタイプは見た目から察するに。金属同士の接触を避けるため、オーリングの接触と樹脂のリングで筒内壁を受けて、摺動抵抗を減らそうと努力したものと推定。
ただ、大陸製なのか作りが雑な部分が気になったので修正。
筒内壁金属部と摺動するため、摺動抵抗を軽減するためにテフロンなどを付けるのが望ましい考えるが、ちょうど良いものを見つけたのでこれをテスト的に使用してみるため追加工実施。メーカー謹製のものは恐らく色調からテフロンに対し安価な高密度ポリエチレンなどの樹脂製と思われる。 今回使用する樹脂材は、小生の業界では普通の機械の摺動するスライド面に使用する樹脂で 某欧州の技術大国製 ターカイトというもので材質ベースはPTFE(四フッ化エチレン)で、今回の用途にはピッタリ。
具合が良ければメインピストンの樹脂リングも置き換えることも選択肢に...

ちょっとだけ溝幅も広くしてピストンの摺動安定性を確保してみる。
まずは加工...

既存の細い溝幅からこんな感じで約2倍の幅にしてみる。
工具と回転のチャックが近いので恐ろしいです。

表面をウエットブラストで整えて完成。 先ほどの某B社のピストンと共に...
 

Posted at 2021/03/08 20:51:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2021年03月08日 イイね!

デバイディングピストンの考察①

分解した某B社のショック筒内のエア室とオイル室との仕切り、デバイディングピストンを観察 これは昔のタイプのもので、金属製となります。現行のタイプは樹脂で作られています。 観察の結果汚損もさることながら、オーリングの溝底部分が錆で表面が荒れています。 基本的に工業機械とかでもオーリングの接触する溝は最大でも6.3s以下となっておりますが、通常では運動用溝で1.6s 出来れば0.6s(→ほぼ鏡面)なのですが、分解したものは錆での腐食もありますが、基本的に鉄板のプレス絞りで作られていますので、各部の仕上げは結構厳しいように見受けました。

そこで、ウエットブラストで表面の錆落としと表面慣らしをして、溝を磨いてみました。

これでオーリングの接触部分に関しての懸念は減少したと思います。
新しい近似サイズのオーリングを嵌めてみて完成。
各部の仕上げが甘いので、角部の面取りなど細かいバリも取ってきました。
とりあえずは、某B社の標準部品構成で組んでみるための処置としました。

Posted at 2021/03/08 20:22:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2021年03月08日 イイね!

ショックアブソーバ ピストンロッド検証

一昨日に分解した、某B社ベースでチューニングされた某el・・・社のショックアブソーバのロッドがメッキ剥がれしておりましたもの、何とか修繕できないかと、
検討しております。 実測では、メッキは0.03mm程度の膜厚であり、その用途から硬質クロームメッキと推定します。 摩耗していない部分ロッドのエンド端での実測径は φ13.990mmとなっており、 φ14 h6~h7公差を指定されているものと推定。 これは相手側で摺動するブッシュやロッドパッキンの指定公差ともほぼ合致しているので、一旦メッキを剥がして再メッキして再研磨で仕上げれば修正可能ですね。

Posted at 2021/03/08 14:58:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2021年03月08日 イイね!

某B社ショックアブソーバの内部部品検証

ジャンク扱いの某B社の黄色いショックアブソーバをコレクションしては分解しているのですが、分解した大半の物がショック内のデバイディングピストン(仕切り)の部分で不具合を起こし、加圧ガスとオイルがミックスされた状態となっておりました。 分解したデバイディングピストンのオーリングを確認してみたところ、分解したすべての物において永久変形しており、摺動する部分外周とピストンに装着された状態で、セルフシーリング効果(自封効果)で変形するために多少遊動摺動する内周部位で、数多くの劣化による兆候が見られました。
下の写真は、すべて右側がガス室側、左側がオイル室となっております。
変形の様子から、ガスで加圧しているので、オーリングは溝の左側の壁に常に押し付けれた状態になっており、自封効果が働き、漏れないようになっており、これは走行中に常にショックの働きに対してガスの方が圧力的に勝っているためなのか、停車状態が長いためかだと考察されます。そもそも通常の工業製品のように圧力保持のピストンではないためで、(オイルの流れで減衰力という抵抗を得るためだけのもの)ピストン自体は密閉していないから、ガス圧が常に勝っているのか...だろう...な

現物より考察するに...
① オイルの劣化によるゴム材質への影響で硬化し永久変形し弾力を失ったため、
  セルフシーリング効果(自封効果)が減少し、漏れに至った


② ショック内の構成部品の摺動による摩耗発生での小さいゴミがオイル内で浮遊した結果オーリングの表面に微細傷を生じさせて、漏えいに至った。


③オーリングの内周側、デバイディングピストンの溝の底面の表面の仕上げが甘い関係で、摺動微細遊動でオーリング表面に傷がつき漏えいに至った。


以上より、このタイプの単筒ショックアブソーバ(ド・カルボン式)構造上では、この仕切り部分が性能を左右するため、特別に配慮 ・部品精度や仕上げ ・部材選定 ・メンテナンスサイクル が大切ということが分かった。
高性能ゆえに割と美味しい部分は割と短命なものと分かりました。
自分でメンテできる環境が整えば、妥協せず追求できると思います
Posted at 2021/03/08 13:05:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2021年03月03日 イイね!

洗車

花粉飛散と先日の強い風と雨の影響で、ボディー表面がブツブツの水玉模様になってましたので、気温もちょっと高かったので洗車を実施。
洗車に使うのは、賛否両論ありますが3年前からスパシャンを使用。取り扱いは施工ムラになったり少々難しいのですが、水はじきとツヤはすごくいいと思います。年々改良が加えられて良くなっていると思います。  おかげさまで綺麗になりました。 ついでに社用車トラックも先日の遠征で汚れていたので、スパシャンで綺麗にしておきました。

Posted at 2021/03/04 05:40:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

「お疲れ様です。 先日そこの西の端へ訪問した際に、小生も見ました。結構規模で全体を改修されていますよね。」
何シテル?   10/05 07:46
てつしです。周りの皆さんの勧めで始めました。 昔のCARBOY誌みたいにDIYで頑張って動体保存&手直し(改造)をして、備忘録とするとともに、少しでも同車種の...
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