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てつしのブログ一覧

2023年02月23日 イイね!

HELP案件 変換スペーサ

特殊ボルトの製作HELP依頼に付随して、スペーサの追加工も完了して、
ついでに圧入も依頼されたため純正スタッドボルトの支給を待っておりました。
届いたので、作業を続行

まずは20mmのスペーサに2か所プレスで圧入。
スタッドボルトを面直角に案内圧入する台は以前ギャランのハブオーバーホールで使用したもので流用。 

ザグリの加工にピッタリ入りました。

ザグリ深さもちょうどいいようです。

続けて、10mmスペーサへも圧入

圧入完了

10mmのスペーサへ入れるスタッドボルトの方はザグリが深く取れないので、
約1mmほど端面を削りました。

あとは、表面処理の特殊ボルトを待って完成です。


N社の純正スタッドボルトにはフランジ面に符号がNとRがあって、R符号のフランジがN符号に対して0.8mmくらい薄くて、フランジの直径が多少大きいです。
当然ボルトサイズはM12×P1.25で同じですが...
実際どう使い分けるのでしょうか? 強度的にはあまり変わらないような気がします。フランジ部が引っ張りで破損する前に、符号NとRともに、ネジの切り上げ部分から切れると思いますがね。
スペース的な問題でフランジ面を約1mm稼いだところで意味はないし...
謎ですね。


Posted at 2023/02/24 21:44:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2023年02月18日 イイね!

HELP案件 特殊ボルト製作

こちらも40年来の古い友人からの依頼、怪しい4→5穴変換スペーサで、特殊なボルトが入手できないから使用できないとのことで、はるばる送ってきました。
送って来てしばらく放置してましてごめんなさい。



まったくものすごいの考える人がいるもんですね。 
何だか見てるだけで足回り部品だし、危険形状極まりないんですけど... ハブリングの概念もないみたいですし、それでもって、すごく回転バランスも悪そうです。 
超高速は無いかもしれませんが、恐らく数十グラム単位でダイナミックバランスは悪いと思います。 
4→5穴でボルト穴が角度割り振り上隣接する位置があるんですが、結構厳しい設計になっています。  1本は4穴仕様のスタッドをロングタイプとして共締めするようですね。
さて本題は、隣接した部分に入れ込むスタッドボルトで、頭が楕円プラス、ボルト芯と偏芯している特殊なものです。
まずは、どんな形状なのかを診断するため、身体測定を実施

形状としては、φ15の円が芯を2mmずらして2個楕円となったものでした。
脳内図面では厳しいので、後の工程のことも考えて図面化
ネジピッチが1.25mmなんでN社の車両ですね。

図案化が済んだところで、過去に同様な案件で使用した残材を用いて旋盤実施。
材料は友人に死んでもらっては夢見も悪いし困るので、SNCM439Hを使用
通常一般のスタッドボルトは調べてみるとSCM435を使用しているのようなので、熱処理もあるので、今回の使用の材料では2割くらいは強度向上があるとスペック的には推定。
但し、純正スタッドははメッキしていあるので多少強度が落ちているのではと推定。(水素脆性?) 


機械の暖気代わりに第一工程完了。 反対の端面を仕上げて次の工程へ...

偏芯+楕円になりました。

早速、合わせてみましょう!!


良い感じです。
今回の加工に加えて、楕円+偏芯特殊ボルトを既存4穴中の2か所と隣接する部分のみとして、残りの2か所は新たに純正のスタッドボルトを圧入するプランに変更するため。既存楕円穴の部分をφ18.4の真円座グリ穴に変更してほしいと依頼があったので、こちらも加工...


芯出しと段取りが面倒で、加工はほぼ秒殺で終わる。

これでOkかな... 圧入は友人に任せましょう。


製作したボルトはメッキではせっかくの材料パフォーマンスを生かしきれませんので、イソナイト処理でさらなる強度アップと防錆対策としましょう。
依頼通りに加工はベストを尽くしましたが、絶対に死なないでください!!

Posted at 2023/02/19 08:53:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2023年02月11日 イイね!

HELP案件 継手製作

先日、友人のガレージへ訪問して、某T社のAE86のレストア作業を見学させてもらった。 自宅にショップみたいなガレージを所有する友人がうらやましい限り。
将来の計画のため、友人とは妻も同窓生のため、妻にも同行してもらい一緒にガレージを見学。  さて本題で、AE86の電動パワステ化に際して、パワステポンプからの配管が不要となり、リターンさせることが必要とのこと...
配管レイアウトを構築するも、配管フレアナットの規格が分からないとのことで、調査と最適案を検討依頼を受けました。
調査の結果、2個ある1個は M16×P1.5 もう一つはなぜかM17×P1.5と通常の規格に無いネジ規格... M16×P1.5は自動車では油圧センサーなどにも使用されている規格なんで問題ないですが、M17が問題というか、普通に配管で売っていない。
パワステレスになると、ステアリングラックの配管をリターンさせるに、ただポンプレスでUターンさせるだけなんですが、エレガントと軽量コンパクト化を両立にするにはどうするか...
ネットで見ると強引に取り付けているものを発見

これでは、ネジピッチが違うと思うんですが...ゴミが入らなければOKなレベルなのか? 配管は折れているし、奥側は斜めになってますね
ネジピッチが違うものを無理やり入れているんでしょうか?

今回のご提案としては、ネジ規格 M16×P1.5とM17×P1.5のフレアナットを旋盤で削り出して、配管が取りつくように管用ネジPT-1/4を立てて、ネジ変換ブッシュ形状とするものと、管用ネジを廃止して、フレアナットとして製作して配管をフレアツールでラッパ状にして曲げはベンダーでレイアウトする方法の2種を提案し、試作。

問題としては、M17×P1.5は規格があるにはあるみたいだけど、手持ちにネジ模範が無いから、旋盤で正確なオネジを作ることが出来ませんので、まずは預かった見本の純正配管でメネジ模範を端材で製作。


旋盤で試作したものに純正の配管が取りつくことを確認。


メネジ模範が出来たので、実際のフレアナットを製作


メネジ模範がスムーズに入ることを確認してOK

オネジを2個製作して、フレア形状に45度面取りしたものと内径に管用ネジを仕立てたものを製作して完成。
M16×P1.5は同様に旋盤で製作するのですが、ネジ模範を持っていたので、ササっと試作。
各二個ずつ、計4個製作しました。


預かった配管も最後にウエットブラストで洗浄しておきました。


友人のAE86もドンガラだったので、早く走る日が来るといいですね。
→妻が、車屋さんじゃないのに、自宅ガレージでで車のあんな姿を初めて見たと驚いていました。 



Posted at 2023/02/13 07:43:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマ

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「お疲れ様です。 1日から2日正午まで結構降りましたね。そちらも大丈夫だったようで安心です。」
何シテル?   11/03 09:34
てつしです。周りの皆さんの勧めで始めました。 昔のCARBOY誌みたいにDIYで頑張って動体保存&手直し(改造)をして、備忘録とするとともに、少しでも同車種の...
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