テスタロッサ計画⑥　最終章

結晶塗装を終えてしばらく放置していたタペットカバー（ロッカーカバー）をやっと少し業務隙間時間が出来たので、取り換えを実施。
まずは交換施工前

まずはプラグキャップや取付ネジなどを取り外し、タペットカバーを外す準備。

一部液体シールでパッキンが取り付けられているのと長年のゴムの硬化と貼り付きのため、マイナスドライバーなどでこじれば簡単なのですが、取付面に傷がつくので、物は試しでスライディングハンマーで軽く衝撃を加えると割と簡単に外れたので、方法としてスマートだったと確信です。

こんな感じ

タペットカバー（ロッカーカバー）を
御開帳で初めてこのエンジンの内部とご対面。

オイルスラッジも少なくきれいなものですね。

カム山などもきれいなもので目視確認で一安心。

取りはずしたロッカーカバーの裏側はこんな感じでやっぱりオイルスラッジが焼き付きがありますね。

表も長年の経過で煤けているのと、色剥げもありますね。

硬化した古いパッキン。

新しい塗装済みのタペットカバー（ロッカーカバー）をばらした逆の手順で取り付ける。

今回不思議だったのですが、
カムシャフトエンドシールを当然ながら新品を準備して取り換えようとしたところ、すでにゴム製ではなくアルミ製で形状を模したものに取り換えられていた事実が発覚。　ここのエンドシールは必ず劣化でオイル漏れしてくるところなので、すでに対策されていました。　おそらくアルミ製は市販されていないため、前オーナーの我が師匠が特別に同僚の職人にでも作らせたものかもしれませんね．．．
対策に感謝です。　実は前からシルバー色なんでおかしいと思ってたんです。

プラグカバーも取り付けてエンジン始動で確認し良好であることを確認。
黒の結晶塗装で渋くなって満足です！！
AMGのカバーも結晶塗装にしたいですね。

古いタペットカバー（ロッカーカバー）をメタルクリーンに浸け込み汚れを落としてから片付けることにする。

裏のオイルスラッジもキレイになりました。　別の色の結晶塗装をしていつかイメチェン用に保管です。