うっす またどんがらだよおお ポン
俺等が長く勤めたI社は店主の精神から他責の文化を嫌うことになっていた。
みづから考え実行する
ところが俺等が入った部署は全く新しい何かを発明し(バイオ分野で) それを事業化するのが目的だった。
会社の10年後以降に収益の柱にすべく組織されたわけだが 全権は会長ー部長のラインで行われた
同じ場所に本来の樹脂原体事業から最終製品への進化を起こすべく組織があり こちらは社長ー次長直轄だった。
どちらも会社の将来を託されていたわけだが 俺等のところの方がどう考えても無茶だ。
だいたい何したらいいかわからないけどなんか考えたら計画と進行予定を記せという
そんなことで来るわけないじゃない だったらあんたが例を示してくれと課長に言ったら
そんなこと僕に出来るわけないじゃない
死ね
後で転勤してから本来の樹脂事業の研究所に移ったら
我々は現業を守っているという自負がある。将来は君たちに任せていたが失敗した。どういうつもりだ。
寝言言ってんじゃねえよ
文句があるなら社長に直接言え
と言うわけで自分の将来を他人の成果に任せるのは他責の文化そのものだ。
他方 中央研究所というのもある
こっちも同じように10年のスパンで研究するということだったがなんか発明しても事業化する人がいない。
だいたいほとんど何も発明しないのだが?
入社して17年目に中研に転勤になった
ここの人たちは何を考えてるんだろうかと思いいろいろ聞いて見たが まあ かっこよくいう人もいたが 10年持たない。
やり始めて10年して売り上げどころか製品すらできないとやってられんと思うんだがこの人達の面の皮は異常に厚く
好きなこと好きにやってりゃいいんだ
なんて プリンストン高等研究所かと思うようなこと言っとるアホもいたし
目の前の目標を確実にこなしていけばいつか花開くと35年も開かない人もいる
さてひるがえって メタ状態からこれらの研究所を俯瞰して見ると
要するに巨大な金を使った一族の趣味と自尊心の満足 自慢なんかのためだけにできたような気がする。
一族は佐三さんが生きている頃はいざ知らず 2代目以降は なんともなああ だったんだ。
いメルダ夫人の話もあった
会長の奥様が園遊会で
あの人嫌い
とか抜かすと 取締役が飛ばされたり
一族でないものは例え社長であっても
丁稚とか雇われとか小作人とかめちゃくちゃ蔑視し 自分たちこそ 支配者なのだと自画自賛していた。
別に自分たちでなんとかしたわけじゃなく 創業者がなんとかしたパイを貪ってるだけなのだが、
画して 内外からの圧力で2006年上場 そしてこないだ2018年昭和シェルとの合併 と アホ一族の力は確実に減ってきたと同時に研究所に採用する人数も5-10分の1に減った。
やっと アホ一企業で基礎研究から製品までなんてとてもできないと悟ったんだが この過程で倒れていったものをどう思うのか
これが人間尊重だった。
Posted at 2018/08/07 12:53:21 | |
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