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「これはシニアの嗜みだから」
…とのたまう友人に誘われ、
友人3人と一緒に富士山自然休養林にハイキングに行った。

友人はコロナ前から休日は色々なハイキングコースに
ハイキングに行っており、たびたび誘われていたのだが、
この連休中にみんなの休みが奇跡的に重なったので、
「じゃあ一つ嗜んでみるか」
ということでハイキング開催と相成った。

歩くことが目的なので場所はどこでもよかったのだが、
候補地のうち当日の天気予報が一番よかったのが
富士山方面だったのでそちらに向かうこととなった。


新東名を走ること数十分、見えてきた富士山の周りは快晴。





これはいい景色も拝めるかとテンション爆上げ。
途中、ハイキング中の水分やカロリー補給のための
食料を買いにコンビニに寄り、ほどなくして
富士山御殿場口新五合目に到着。





身支度を整え、友人の案内で御殿場口から
二ツ塚～幕岩経由の周遊コースに入った。

歩きだしてすぐ。
駐車場を出る時からうすうす感じていた懸念が現実となる。


…天気が崩れてきている。


出発したころには見えていた目的地の二ツ塚。





周りは次第にガスに覆われ始め、
二ツ塚ふもとの案内板につく頃にはあたりは真っ白に。







第一目的地の二ツ塚頂上からは見事な景観が楽しめるはずだったが、
我々が到着したころにはこんな感じに。





気温は6度。
体が冷えてしまうため、ここでの休憩はそこそこにして
第二目的地の幕岩方面に移動。
幕岩に向かう途中で水分・カロリー補給のため小休止。





しかしながらここでの気温は4.6度。二ツ塚頂上より寒い。
上着や手袋などで寒さ対策をしながら来てはいたし、
歩いていれば寒いと感じることはなかったが、
やはり止まっていると寒いので体が冷え切る前に出発。
道は林の中を歩くコースとなり、ガスに加えて木に覆われることで
雄大な景観は望むべくもない状態に。
途中残雪などもあり、可視化された寒さの中歩くこと数十分、
無事幕岩に到着。





看板などをちゃんと読めばいわれや構造等も分かったのだろうが、
とりあえず「ふうん」といった感じで何故かみんなの感動も薄い。

ここからは基本下り道なので体力的には楽なのだが、
注意しないと腰と膝が笑う。
基本運動不足の生活の中でいきなりハイキングに来ているので、
ケガと疲れに注意しつつ黙々と歩き、
スタートから3時間強、約7Kmを歩いて出発地の駐車場に戻ってきた。

景観などには全く恵まれなかったが、
自分的には「歩く」ことを楽しみに来たので、その点は満足。
また来たいと思えたし、他のところも歩いてみたいと思った。

まずい。

友人の罠にまんまとハマりそうだ。