ちょっと休憩時間にインターネットニュースを徘徊していたら↓下記の様な記事がありましたので御紹介致します。
忘れない:東京・八王子スーパー強殺 銃根絶「語り部」に
2010年03月24日
事件関連の動画等につきましては
コチラ
東京都八王子市のスーパーで95年7月、女子高生ら3人が射殺された強盗殺人事件から15年を目前にした今春、被害者の都立館(たて)高校(04年閉校)2年、前田寛美さん(当時16歳)の担任だった渡辺拓美さん(60)=現・都立立川高校教諭=が定年退職する。「事件を知らない子供たちに、1丁の拳銃がどれだけの悲しみを生んだのか、一生懸命話したい」。退職を機に、銃の怖さを次世代に伝える「語り部」になるつもりだ。【青木純】
「娘の生きた証し、全部ください」。事件から1カ月後、前田さんの遺品を受け取るため学校に来た母親の姿を、今も鮮明に覚えている。母親は教室のロッカーに張ってあった小指の先ほどの名前シールまで娘に関するあらゆる物を探し、持ち帰った。
級友から頼りにされ、担任にとっては「手の掛からない生徒」。だから1カ月たっても事件を受け止めることができず、頭の中は混乱したままだったが、母親の必死の様子を見て我に返った。「これほど誰かが悲しむ事件は二度と起こしちゃいけない」。両親の「銃による犯罪をなくしたい」という言葉に背中を押され、銃器犯罪の根絶を目指す活動を始めた。
生徒と文化祭で銃の危険性を訴えたことで、他の銃器犯罪事件の遺族との交流が始まった。その後結成された市民団体「ストップ・ガン・キャラバン隊」にも参加。全国を講演で飛び回った。
ところが時間がたつにつれ、関心は薄れていく。潮が引くように、講演依頼は来なくなった。遺族より前に出て発言することに戸惑いを感じ、「テレビや新聞に出たいだけだ」という声も気になった。ここ10年は生徒にも事件の話をしなくなった。
転機が訪れたのは昨年4月。事件現場から車で約10分の場所で、エアガンを撃ち合う「サバイバルゲーム場」の建設計画が浮上した。事件そのものが忘れられていると感じた。「この八王子で、何があったか覚えてますか」。住民集会に駆け付け、涙を流しながら建設反対を訴えた。
手足を縛られ、身動きできない前田さんを処刑するかのように撃った犯人は捕まっていない。今、殺人の時効廃止に向けた法案が国会で審議され、成立すれば、7月に迫った時効はなくなるかもしれない。「後になって、犯人が何食わぬ顔で出てくる事態は防げる」と期待する。ただ、心配もある。「毎年時効が迫るたびに皆が思い出すということがなくなり、事件が忘れられるスピードは速くなるかもしれない」
それならば、原爆や空襲と同じように、誰かが事件を伝えていくべきではないか。「伝える相手は、事件後に生まれた子供たちがいい。銃の怖さを知り、銃犯罪を食い止めてくれるはずだから」。今、久しぶりの講演の準備を進めている。
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■情報をお寄せください
〒100−8051(住所不要)毎日新聞社会部「忘れない」担当。ファクス(03・3212・0635)、Eメール(t.shakaibu@mainichi.co.jp)または八王子署捜査本部(042・646・4240)
この事件・・・現在でもmpd3104の記憶には鮮明に残ってます・・・。
現場のスーパーナンペイの近くの北の原公園では夏祭りが開催され、太鼓の音や踊りの曲で大変賑わっておりました。
そんな「平和」な筈の街で、楽しんでいる皆さん達とは全く裏腹な事件が発生してしまいました。
3人の尊い命があまりにも身勝手な犯人の放った凶弾に倒れていた現場・・・。
当時、事件発生直後に一番に現場に駆けつけて地獄絵図とも言える現場を見たPMは犯人の逮捕が出来ていない現実に現在でも一年一年と年が経つごとにマル害の3名の方々に「まだ犯人を逮捕出来なくてごめんね。絶対に捕まえるからね。」と、手を合わし犯人逮捕を誓う状況です。
犯人はあまりにも鮮やかに3名のマル害を射殺しております。
ほぼ至近距離から確実にマル害を仕留める様な具合で、とても素人の犯行とは思えません。
要するに何のためらいも無く3名の方を射殺している点から海外の傭兵上がりの狙撃手(スナイパー)や徴兵制度のある国家にて軍隊教育によって軍の経験を持つ者ではないかと犯人像を描いて参りました。
素人で銃とは殆ど縁の無いマル被が簡単に3名を間髪入れずに正確に射殺など出来る訳が無いと考えました。
そう考えると・・・銃の扱いに慣れた傭兵上がりや海外で銃の扱いに慣れた者という考えにもなります。
要するに・・・人を殺すことを全く躊躇わない人種が「普通」とされる国に国籍があるものではないかと本店捜査本部もさんざん追いました・・・。
が・・・全くそこに行き着く手掛かりさえも無い・・・。
現場周辺の目撃情報と言えば・・・犯行時刻と思われる時間近くに現場の近くで停車していた白い車・・・。
ナンバーや車種も特定出来るものがなく・・・捜査は進展せず・・・。
スーパーナンペイやその経営たる部分の怨恨の線もコレといったモノが浮上せず・・・。
捜査は殆ど八方塞がりのまま数年が経過してしまいました・・・。
そして・・・事件から14年の月日が経った頃・・・ニュースで報道されましたが・・・
「覚醒剤所持の罪で、死刑が確定していた日本人男性死刑囚」が、「八王子の事件に関する情報を知っている」と、「中国公安当局に証言した」と報じられ、2009年9月に日本の捜査当局も面会し事情を聴いた。日本では暴力団組員として日中混成強盗団のリーダー格でもあった日本人死刑囚は、日本警察の事情聴取に「日本で強盗団に加わっていた中国人の男が実行犯を知っているかもしれない。日本で一緒に強盗団にいた時に八王子の事件が話題に上った際に詳細を知っていた」と証言。この日本人死刑囚(当時67歳)は、中国・大連刑務所にて2010年4月9日午前9時(日本時間同10時)、死刑が執行された。
日本警察は元日本人死刑囚が言及した中国人の男を突き止めた。この中国人の男は福建省出身で1994年に日本で不法滞在が摘発されて強制送還されたが、事件発生前の1995年に日本に密入国し、日本の中国人強盗グループのメンバーであった。2002年に日本を出国し、2006年10月に難民としてカナダに移住し、カナダの永住権を取得してトロントで妻子と在住し、食料品店で勤務していた。中国人の男が日本人男性名義のパスポートを不正使用して2002年4月に日本を出国したとされるが、日本政府はこの容疑で旅券法違反容疑で逮捕状を取ってカナダ政府に引き渡しを請求。これに対し、2012年9月に地元裁判所は身柄引き渡しに応じる決定をおこなった。これに対し、男の弁護人は決定を不服として控訴した。 この中国人の男については、日本の警察が別の事件で摘発したある日中強盗団のメンバーが聴取の中で「(この男が)八王子事件の前に、現金保管状況などスーパーの内部情報を別の中国人に流した」と証言している。
しかし・・・ここまで捜査が進んでも疑わしき人物の身柄の引き渡しが実際に行われていない現状では犯人の特定は出来ておらず捜査は何の証言も得られず頓挫してしまっているのが現状であります。
被害者の敵が討てるその日が来るまではこの捜査は終結しません。
あの時・・・突然尊き命を絶たれた3名の被害者の方々の御冥福をお祈りしながらも犯人の一日も早い逮捕を誓う捜査員達は今日も必死でこのヤマを追いかけております。
もし、この事件について何か・・・ちょっとしたことでも御存知の方がいらっしゃいましたら・・・
八王子署捜査本部(042・646・4240)
までお知らせ下さい!
又、被害者3名の方の内の前田寛美さん(当時16歳)が通う高校の担任を務められた渡辺拓美さんは銃器犯罪根絶を呼びかけ、二度とこの様な事件が発生しない様に「銃は人を殺める道具である。」ということを人々に理解して欲しくて御自分の教え子を銃によって失ったという悲しい事実を講演によって赤裸々に語られた様です。
先日も本ブログで「銃を持たすな!」という趣旨のブログを書かせて戴きましたが、銃は人を幸せにはしません。
銃が発射した弾は人を殺め、殺められた人の周囲を不幸にします。
人々から笑顔を奪います。
絶対にあってはならない銃犯罪・・・。
拳銃を持つな 持たすな 社会の目
拳銃に関する情報は最寄りの警察署又は110番!
拳銃を持っている。拳銃を持っている人を知っている。拳銃を隠している・・・etc
悲惨な銃犯罪を根絶する為に一般市民の皆様の情報提供を宜しくお願い申し上げます。