本日は1992年(平成4年)2月14日午前3時頃発生したあの許されない事件・・・。
東村山署旭が丘派出所警察官殺害事件
現職の警察官を襲い、殺害して拳銃を強奪するという警察への「挑戦」とも言えるあの凶悪事件発生から21年目となりました・・・。
マル害になってしまった当時42歳の大越晴美巡査長(当時)は東村山署地域課所属にて旭ヶ丘派出所の班長を務める部下からも人望厚き警察官でした。
「午前4時20分死亡確認。」
この無線を聞いた現場の警察官は悲しみと怒りに燃えて犯人逮捕を誓いあいました。
この事件発生後は所轄の東村山警察署内に特別捜査本部が設置され、警視庁捜査一課の指揮の下で桜田紋株式会社が総力をあげてホシを追いましたが・・・。
この現場の近隣は畑と林が多く、裏は旭ヶ丘の団地・・・。
時間は明け方になる頃で有力な目撃証言等も得られず捜査は難航してしまいました。
午前3時10分頃にPBの中で男と会話する大越巡査長(当時)の姿を目撃したという証言・・・。
男は身長175cm位の長身だったということだけ・・・。
ホシは現場の土地勘のある者だという仮定で捜査を進めましたが特に拳銃に結びつく様な人物も捜査線上には浮上せず月日ばかりが無情にも経過するという状況に陥りました。
捜査が行き詰まった状況で月日が経過すると共に捜査を担当した捜査員にも焦りの色が濃くなって来て、「仲間」を殺られた悔しさは当時の「公訴時効」という法律上の言葉に押し潰される結果になってしまいました。
2007年(平成19年)2月14日午前0時公訴時効を迎えてしまいましたが、実弾5発入りの拳銃は現在もまだ行方が解っていません。
現在は法の改正により殺害案件等への時効は撤廃されましたが・・・2007年時点では一歩遅かったのです・・・。
しかし、この奪われた拳銃は将来的に・・・いつか何処かで人の命を殺めるかも分かりません。
引き続き、警視庁では拳銃の行方について追い続けています。
一般市民の皆様からの情報は非常に重要なものであります。
拳銃を見た。 拳銃を持っていると聞いた。 拳銃を隠している人が居る。 etc・・・
拳銃について何か情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら最寄りの警察署、又は下記まで通報をお願い致します。
★拳銃110番は、 0120-10(ジユウ)-3774(ミナナシ)
この社会に拳銃は要らない筈のものです。
★拳銃犯罪(警視庁HPより一部抜粋)
【拳銃に関する情報を求めています】
「白昼、ファミリーレストラン内で拳銃発砲事件が発生」
これは、今年2月に千葉県内で実際に起きた事件です。
拳銃発砲事件は、暴力団事務所をねらったものばかりではなく、一般の会社事務所や商店に銃弾を撃ち込んだり、住宅街や商店街を歩いていた一般の方が銃撃され、負傷したりするといった事件も発生しています。
このような事件のない、「安全で安心して暮らせる街、東京」を実現するため、拳銃に関する情報は迷わず通報をお願いします。
また、拳銃を持っていたり、他人から預かったりして困っている方は、これを自ら届け出れば刑が必ず減刑又は免除されますので、ためらわずお近くの警察署等にご相談ください。
【旧軍用拳銃が自宅で眠っていませんか?】
昨年中、遺品の整理、家の改築や引越しなどの機会に、故人が所有していた旧軍用拳銃が発見され、警察に届け出られたケースが東京都内だけで30件(丁)もありました。発見された拳銃の中には、弾と一緒に保管されていたものもありました。
これらの拳銃や弾は、たとえ大切な形見であっても、所持することができません。
○ もてあそんでケガをしたり
○ 盗難にあって犯罪に利用されたり
することのないよう、発見した場合は、決して手を触れることなく、速やかにお近くの警察署、交番又は駐在所等に連絡してください。
警視庁では、「拳銃110番」の他にも、銃器や薬物に関する情報の提供を
銃器薬物ホットライン 03‐3593(ザンコクサ)7970(ナクナレ)
でお受けしています。
拳銃の無い社会を!
大越晴美警部補(殉職により二階級特進)の御遺族の方々のお気持ちを察すると現在でも怒りが込み上げて来る事件です。
警視庁では奪われた拳銃が事件に使用されない様、一刻も早く見つけ出すことが重要な課題となっています。
現場のPMの皆様には死なない警察官であって欲しいです・・・。
警察官の受傷事故が最近また増加傾向にある様です。
各PMにあっては再度気を引き締め直して安全第一で事案解決にあたって戴きたく存じます。
殉職された大越晴美警部補に敬礼!
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未解決事件その後・・・ | 日記
Posted at
2013/02/14 10:48:19