この手の詐欺が流行りだしたH14年頃は・・・
「俺だよ。俺。」
という台詞を使って電話でお年寄りを騙す手口が一般的でしたが・・・
最近は・・・
・税務署職員
・警察官
・役所職員
・弁護士
・息子
・亭主
・ヤクザ
などなど・・・色々な役になってあの手この手でお金を騙し取ろうとする手口がかなり横行してますな・・・。
昔はプリペイド式携帯電話なんてのがありましたから振込め詐欺の犯人にはうってつけのアイテムでしたわ・・・。
ところが・・・あまりにも犯罪のアイテムと化するモノはお上から指導が入って消えてゆくものでして・・・。
振込め詐欺に使われる銀行口座は基本的に違法な口座売買にて手に入れた口座なので警察としても口座を特定次第「口座凍結」という手段にて犯人に現金を引き出されない様に手を打ちましたが・・・。
それでもコレは結構イタチゴッコなのが現状です。
余談ですが・・・10年前位は東京を中心とした関東圏のお年寄りが結構詐欺の被害に遭われておりました。
ところが・・・関西では圧倒的に被害が少なく・・・。
例えば・・・
孫又は息子役「俺だよ~俺~。大変だ~!ヤクザのベンツにぶつけちゃった!」
ヤクザ役「おう!聞いたか?!すぐに500万円振込めや!じゃねェとお前の息子がどうなっても知らねェぞ!」
と、いう芝居があったとします・・・。
関東の方々はビックリして振込んでしまったケースが多いと聞きますが・・・。
関西は・・・ことに相手が大阪のおばちゃんの場合は・・・。
「ほ~う・・・さよか?ほな、ウチのその馬鹿息子を500万円でくれてやるから好きにしとき!」
と・・・切り返され・・・詐欺犯は無駄な労力を使って終わっていた様です・・・。
コレはどちらかと言うとアクの強さを持たない真面目過ぎる関東人が引っ掛かり易いという結論に他なりません・・・。
そこで振込め詐欺犯も考えたのか・・・関西のおばちゃんを騙す駆け引きを・・・。
「お金が戻ります!」
などと言う台詞に関西・・・ことに大阪のおばちゃんは耳がダンボになり・・・。
詐欺だと疑う余地も無く・・・ATMを操作させられ結果的に逆にお金を犯人の口座に振込んでしまったという誘導的なやり方に手口が変貌して参りました・・・。
銭金の動きに敏感な大阪のおばちゃんの心理を巧く利用した手法・・・敵もなかなかやるものです。
ただ・・・損したと判った際のキレ方は大阪のおばちゃんは尋常やありまへん・・・。
通報を受けた大阪府警の現場の巡査もかなり大変やと・・・言ってました・・・。
被害に遭わない為に最低限のルールとして・・・
「大金を要すお話を電話で聞き入れない!」
「相手が息子だとか旦那のフリをするなら自分の生年月日を言わせる!」
「税務署等の職員を装ってATMに向かわせるなら、普通に交番か金融機関のカウンターに向かえ!」
「脅迫まがいな振込め詐欺は引っ掛かったフリして金を振込まずに放置!」
「還付金が戻ります。と言われたら○○交番まで現金で持って来いと言え!」
等々本来の身内なら何でもないことだけど犯人がやられたら困るコトを喜んでやってやるのが一番の防衛策になります。
今日から師走・・・楽して他人を騙してお金を手に入れようとする連中の毒牙にかからない様に十分御注意下さい!
「おかしい!」と感じたら110番又は最寄の交番、警察署にすぐ相談!
Posted at 2012/12/01 21:47:18 | |
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