Response記事より,
「トヨタ自動車は,今冬に発売する新型『プリウスPHV』の報道関係者向け試乗・技術
説明会を開いた。注目の新機構のひとつに,量産車では世界初となる駆動エネルギー用
の「ソーラー充電システム」がある。
ルーフ上に最大出力180Wのソーラーパネルを搭載,駐車時の発電分はソーラー用の
小型バッテリー(ニッケル水素式)に充電した後,まとめて駆動用のバッテリー(リチウム
イオン式)に送る。小型バッテリーに一時保管するのは「バッテリーシステム全体の電力
消費を抑え,効率よく蓄電するため」(開発担当者の平野高弘・統合電子システム
開発室主任)の工夫だ。
名古屋地区の年間日照データを基にした試算では,1日当たりのソーラー充電で平均2.9km,
最大では6.1kmのEV(電気自動車)走行ができるという。最も良い条件で充電した日は,
自宅から約3km先の目的地まで往復できるエネルギーを貯めることができる勘定だ。
一方,走行中の発電分は12ボルトバッテリー系統に供給してオーディオなど補機類の
電力とし,駆動用バッテリーの電力消費抑制につなげる。プリウスPHVの開発責任者で
ある豊島浩二・製品企画本部チーフエンジニアは,ソーラーシステムの導入には「開発
当初からこだわった」と振り返る。自宅での充電が難しいマンション住まいの顧客にも
「PHVに乗っていただきたい」と思ったからだという。
このソーラーシステムは,最量販グレードと想定している「S」にオプション設定する。車室内
の液晶パネルには,発電中の出力レベル(W)や累計の発電電力量(Wh)も表示できるよう
にしており,演出も楽しい。」
とのこと。
Posted at 2016/08/28 23:36:16 | |
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