目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
ロアアーム交換後、ハンドルが反時計回りにズレてしまったまま直らなかったので、トーを調整することにしました。
調整前に、念のためキャンバー角の測定から開始。簡易測定なのでスマホの水平器アプリで測定します。
ここで何となく感じていた違和感の原因が判明。
キャンバーはネガティブ側に振っているはずなのにどうも寝ていないように感じると思っていたらどちらも0°でした。そりゃ寝ていないように見える訳だ。
ジュニアくんはアッパーマウントでキャスター角を増やしているので副次的にキャンバーもネガティブ側に振れているはずなのですが、どうもフロントの車高が上がっているためか(リアに対し20mmくらい高い)、相殺されてしまい0°になってしまったようでした。やはりフロントの車高を下げた方が良さそうです。
2
まず運転席側から。
この前アイの整備手帳に上げた方法で今回も行います。後輪の後側と前側を同寸法に合わせます。
3
後輪の前側。
写真だとズレていますが目視では同じくらいでした。
4
続いて前輪の後側。101mmくらいでした。
5
前輪の前側は106mmでした。
という事はトーがイン側に振ってますね。
感覚的にもインに振ってる感じだったので、以前の苦労で感覚が鍛えられていたようです(笑)
6
大雑把な測定ですが、糸とタイヤの距離を測定した箇所からホイールセンターまでが270mmくらい。
7
続いてタイロッドエンドからホイールセンターまでが140mmくらい。
雑に測ったのでズレている可能性も大いにありますが、糸とタイヤの距離を測定した箇所の直径は270mmX2=540mm。それをタイロッドからホイールセンターまでの距離で割ると1/4くらいになります。
先ほど測定した糸とタイヤの距離が前後で106mm-101mm=4mmズレているので1/4すればタイロッドエンドを動かす距離が分かります。
結果は1mmタイロッドを長くすることになります。
ちなみにジュニアは某M社とかH社のオープンスポーツカーと同じく前引きと呼ばれる位置にタイロッドがあり、アイは逆で一般のFF車と同じ後引きと呼ばれる位置にあります。
某H社の説明では、前引きだと旋回時に弱アンダーステアとなりスタビリティが向上するとか(あれだけスピンを恐れていたアイちゃんはなぜ後引きなの?という疑問が😅)
話が脱線しましたが要は何が言いたいかというと、前引きの車だとタイロッドを短くすればトーはインへ、長くすればアウトになります。後引きだと逆ですね。
ジュニアのタイロッドのネジピッチを測ってみると1mmっぽい。ひょっとしたら間違っているかもしれませんが。
とりあえず若干トーインにしたいので、タイロッドを3/4回しました。
ちなみにアイの時はタイヤを全切りさせてタイロッドにアクセスしましたが、ジュニアは前から簡単にアクセスできるので楽ですね。
8
本当は車を動かしてタイヤの捩れを除去してから測定すべきですが、面倒だったのでそのまま測定。
前輪の後側は103mmほどになりました。
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前輪の前側は104mmくらいになりました。
計算とは若干ズレてる気もしますが、まあ大体で(笑)
10
続いて助手席側を測定します。
まずは後輪の後側。
30mmくらいの場所にセッティング。
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後輪の前側も同じく30mmになるようにしました。
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そして前輪の後側を測定します。
36mmくらいでした。
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前輪の前側は41mmくらいだったので、5mmくらいイン側に振ってますね。
先ほどと同じく1/4するとタイロッドは1.25mm長くすればトーは0になります。
回転数は1回転+1/4回転。
ハンドルの傾きを考えるともう少し助手席側の方が長くしたいところですが、とりあえず1回転にとどめておきます。
14
改めて前輪の後側を測定。
39mmになっていました。
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前輪の前側は40mmになっていました。
こちらも前側よりも後側の方が大きく変化していました。もしかしたらスクラブ半径の影響かもしれません。
これで左右とも1mmずつイン側に向いたようです。
16
続いて試走して確かめます。
すると、やはりまだまだ反時計回りにハンドルセンターがズレていました😅
なので助手席側のタイロッドをさらに1/4回転回して0.25mmほど伸ばし再度試走。
後もう一歩という感じで若干ズレているのでここでアイの時との違いを考察します。
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実はアイの時も、再測定前は運転席側はほぼ0、助手席が1mmほど違っていたのですが走らせるとセンターに合っている状態でした。
そして翌日測定するとどちらもほぼ0となっていました。
ここで、ある違いに気付きました。
実はアイの再測定をした時だけ前進駐車。そしてアイの再測定前や今回のジュニアの測定時は後退駐車させて作業をしていました😅
影響度はさておき、感覚的には前進駐車の時の方が多分トーはアウト方向に振れやすく、後退駐車のときは相対的にイン側に振れやすいはず。多分力学的にもそんな気がする。計算はしていませんが。
また、ステアリングラックやタイロッドのジョイント部、サスのアーム類など、遊びの寸法が違ったりブッシュの硬度や寸法にも差が有るでしょうから、前進時と後退時では左右のトーの変化度合いが異なる可能性は十分に考えられます。
そういえば、ディーラーさんでのサイドスリップ検査も前進させていたような😅
あと、アライメント調整の時も前進入庫だったような。。。
とりあえず今日は時間切れなので、明日再度調整し直してみます。
この推論で行くと、タイロッドはこれ以上長くしない方が良いかもしれません。
もう既に助手席タイロッドを1/6回転くらいさせてしまったのですが😅
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