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カモネギのブログ一覧

2015年07月10日 イイね!

タイ品質

以前もこちらで書いたように、昨年シンガポールに住むようになってから当地ではトヨタ・カムリ2.0に毎日乗っております。

日本ではハイブリッド専用車になっているカムリですが、私が乗っているのは2リッター4気筒ガソリンエンジンのモデル。フロント・グリルのデザインなども日本仕様とは違っております。このカムリは、タイで生産されるアジア仕様なのです。



しかし、1年以上乗って改めて思ったのですが、これ、言われなければ日本製かタイ製かなど分からないな、ということ。外見も、内装も、普通のトヨタのクルマです。日本仕様と見比べれば違いが有るのかもしれませんが、自分のクルマだけを見ていると(デザインの好き嫌いは別として)品質に不満はありません。走りなどは足回りがしっかりしていて、日本仕様のセッティングより好ましいほどです。

そしてふと思ったのはもう3~4年前でしょうか、日本でモデルチェンジした日産マーチが総てタイ生産となりタイからの輸入になった時のマスコミやネットでの評判です。



ボディパネルの合わせ目の荒さや、塗装や内装の品質感など、タイ製はやはりそれなり、という評判でした。私自身は運転したことはありませんが、街やショールームで見ていても、先代マーチよりなんとなく出来具体が大雑把な印象を持ちました。

その後三菱ミラージュも同じ生産供給ルートでモデルチェンジしました。



正直、写真で見ても先代コルトよりなんとなく安っぽい品質感が伝わってきてしまいます。

そして日本市場では両者は先代モデルより販売台数が減少し、今や同セグメントではトヨタ・ヴィッツとホンダ・フィット、それを追うのはマツダ・デミオという構図。それらは日本製です。

しかし、1年間タイ製のカムリに乗ってみて、その見た目から走りまで日本製と全く区別がつかない出来具合を実感し、タイでも日本同等の品質のクルマが作れるのだということを実感しました。

だとすると、マーチやミラージュはタイ製だから品質が劣っていたのではないことになります。

考えられることは二つ、

1.日産と三菱のタイ工場は実際に品質が日本より劣る。トヨタのタイ工場は日本並みの品質が出来るということは、日本とタイの実力差ではなく、日産、三菱の実力がトヨタより劣っているということ。

2.日産、三菱のタイ工場も実はトヨタのタイ工場同様、日本製に匹敵する品質を確保する実力がある。にも関わらず、日産と三菱の設計がタイ工場の実力を過小評価し、設計段階から(タイでも作りやすいように)品質基準を落としてしまった。一方のトヨタカムリはタイのみならず、日本、アメリカ、オーストラリアなど先進国でも作るので、設計で妥協せず先進国と同等のものとなっている。

正解はどちらなのかは分かりません。

でも、なんとなく、2が正解のような気がします。そして2のようなことをやっていると、結果としてタイ工場の実力がいつまでも上がらず、2→1→2→1を繰り返してしまう。それが真相なのかな、と想像します。だとしたら、日産と三菱は自分の首を自分で締めているようなものですね。

本当はタイという国には実力があるのだと、タイ製のカムリに1年乗って感じました。

Posted at 2015/07/10 14:16:29 | コメント(5) | トラックバック(0) | クルマ
2015年07月09日 イイね!

デミオXDちょい乗り試乗

デミオXDちょい乗り試乗先々週日本に行った時、新型デミオに乗るチャンスがありました。

乗ったのはターボディーゼル+A/T+白いレザーシートの最高価格グレード。渋滞気味の都内で約1時間乗りました。

とっても期待していたのですが、結論からするとちょっとがっかりしました。

がっかりポイントその1は、電動パワーステアリングのフィーリング。普段私が乗っているカムリにも似た人工的な手応えなんです。

そして最大の注目ポイントであったターボ・ディーゼル・エンジンのフィーリング。小排気量のせいか発進加速時は妙に力が足りずそのまま踏んでいると後からターボで押し出してくる昔のターボエンジンのようなターボラグが明確なのです。2.2リッター・ターボ・ディーゼルのアテンザはこの点が自然だったので、ターボ・ディーゼルはやはりある程度以上の排気量がないと苦しいのかもしれません。

ボディのシッカリ感や、実際のサイズより大きなクルマに乗っているかのようなシャシーの安定感は素晴らしいと思いましたが、ステアリング・フィールと加速感が、自分の操作した意志に対してずれて反応するので最後まで違和感を禁じ得ませんでした。

これで約240万円はちょっとなぁ〜。

130万円プラスαで買えるガソリンエンジンのベーシックグレードの方が良いかもしれないなぁ、との思いが残りました。
Posted at 2015/07/09 17:20:38 | コメント(4) | トラックバック(0)
2015年07月04日 イイね!

ギリシャ問題私見

ギリシャが債権国が求めている緊縮策の受け入れ是非の国民投票をするという。

私はギリシャ人ではありませんが、ギリシャの緊縮策受け入れには絶対反対です。

ユーロ導入後のユーロ主要国の経常収支を見ればドイツ一人勝ちは明らか。ドイツはギリシャ含む弱小ユーロ国から富を収奪し、ユーロ安を利用してユーロ圏外への輸出ドライブをかけ、一人でメリットを享受してきた。

経常収支の推移(1980~2015年)(ドイツ, イタリア, ギリシャ, フランス, ポルトガル, スペイン) - 世界経済のネタ帳

http://ecodb.net/exec/trans_country.php?type=WEO&d=BCA&c1=DE&c2=IT&c3=GR&c4=FR&c5=PT&c6=ES

その状態を10年享受した後、自分たちが富を吸い上げたために痩せ細ったユーロ弱小国に緊縮策を強要した。

ところが緊縮策に従ったギリシャ(やスペイン、ポルトガル)は緊縮策のせいで国民生活が窮乏しただけでなくGDPが急減して、苦しんだ挙句に返済能力もかえって低下した。

ギリシャのGDPの推移 - 世界経済のネタ帳

http://ecodb.net/country/GR/imf_gdp.html

つまりユーロというシステムが構造的にドイツ以外のユーロ国を衰弱させ、その上衰弱したユーロ国に緊縮策を強要した結果更に返済能力まで低下している。

とは言え、過去5年の緊縮財政と耐乏生活の成果で、直近のギリシャの基礎的財政収支(プライマリーバランス)は黒字化しているのだ。つまり過去の借金の支払いさえなければ、追加の借金は不要。もう少し頑張れば自力で返済できる余力が出る可能性があるのだ。日本の劣悪なマスコミは、ギリシャ人の国民性がどうのこうのとか、公務員比率が高すぎるとか、根拠のない情報を垂れ流しているが、そういうあなたたちが属している国の基礎的財政収支は長期に渡って赤字である。赤字垂れ流しの日本人が、黒字化に漕ぎ着けたギリシャ人を怠惰だなどと揶揄するのは不当である。

ギリシャの財政収支の推移

http://ecodb.net/country/GR/imf_ggxcnl.html

このような状態の中、ギリシャにこれ以上の緊縮を強いるのは、GDPの更なる下落=経済の縮小=将来の返済余力拡大の可能性を奪うことになる。そして、元本の返済を迫ることは、黒字まで回復した国を過去の負債のために息の根を止める=民間企業で言えば金融機関の貸しはがしによって黒字倒産に追い込まれることになるのだ。

このような時、どうすべきなのか?

リーマンショックの後、日本では麻生政権下、通称”亀井法案”なるものが成立した。資金繰りが急速に悪化している中小企業を救済するため、借入元本の返済を猶予、金利だけの支払いとすることを認め、資金繰りが改善した時点で元本の返済を再開するという方法である。所謂リスケ。この方法であれば、債務者は短期的な資金繰りに余裕が出来、債権者は金利が長期に渡り得られ、場合によっては利率を上げるので利益はむしろ増える。債権者側の資金繰りが余程厳しい場合以外は元本を急いで回収する必要は低いので、ドイツや欧州中央銀行ならこの方法が取れない理由はないはずだ。

現在ドイツを中心とする債権国がギリシャに迫っている方法はこれではなく、追加融資という手段。これでは元本回収は減免されるどころか増額される。この手法が効果を発揮するのはGDPが拡大している局面=民間企業なら売り上げが増えている場合だけである。GDPが縮小=売上げ規模が下がっている場合は、資金繰り全体に占める元本返済の比率が上がってしまい、苦しくなる一方だ。

つまり、緊縮財政を迫るなら元本返済猶予とすべきであり、追加融資により元本を増やさせるなら緊縮をやめさせてGDPの拡大を図ることを認めなければならない。緊縮の強要=GDP縮小と追加融資=元本返済額の増加、は両立不可能である。債権国側はその不可能なロジックを強要しようとしているのだ。しかも債権国側は、当面自分たちの手元に元本が戻ってこなくても自分たちは困らないだけの充分な蓄えがあるのだ。

ユーロというシステムの構造的欠陥を直さずにギリシャが更に緊縮策と追加融資を受け入れても、過去5年の苦しみを繰り返し、再び行き詰まるだけでしょう。

緊縮策受け入れに賛成しているギリシャ国民は、このような構造問題を理解して賛成しているのだろうか?単にユーロという大きな船から降りる漠然とした不安から受け入れに賛成しているのではないだろうか?

Posted at 2015/07/04 00:41:48 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2015年07月02日 イイね!

能取岬

先月の東北~北海道一人旅は、往路東北2日間、北海道6日間、復路東北2日間、という日程でした。気仙沼で慢性シトロ炎さん、札幌でcitroさんにお目にかかる以外は、特別な目的地はあってないようなものでしたが、敢えて最終目的地を何処にしようかと考えて思いついたのは、能取岬でした。

北海道で有名な岬と言えば、襟裳岬、そして最東端の納沙布岬、最北端の宗谷岬などがあり、それらは9年前の日本一周の時にすべて訪れました。そして同じ日本一周の途中で、網走の珈琲専門店に立ち寄った際、そのお店の女性店主が”自分が一番好きな場所、是非行ってみてください”と言って教えてくれたのが能取岬でした。その時初めて聞いた地名でしたが、網走の中心地からクルマで20~30分くらいとのことだったので、行ってみて、そしてとても素敵な場所だったので強く印象に残っていたのです。自分が今まで訪れたことがある岬と名の付く場所で一番印象的な岬でした。

今回は北海道5日目の朝、北見の宿を出て網走市内を抜け、能取岬に向かいました。



岬に向かう道です。遠くに灯台が見えます。



岬の少し手前に駐車場があり、そこにC5を停めます。





灯台の方向に歩いて行く道。灯台以外には人工的な物は何も目に入りません。



灯台の脇を通り過ぎさらに獣道に沿って歩いて行くと海に突き当たります。オホーツク海です。初夏の陽気の下でも、海の色は冷たく見えます。

 

やや右手に岬の突端が見えます。手前に柵があるので岬の突端までは行けません。その柵は丸太を組んだ物なので、灯台を背にすると人工的な材質のものは何一つ目に入りません。

 

 

 

早朝だったためか、周囲に人は誰も居らず、青い空と蒼いオホーツク海、そして瑞々しい新緑だけに囲まれ、とても晴れ晴れとした気持ちに浸れました。

 

 

 

 

空の海と緑だけの広大な空間で、周囲に人影は全くなく、一時間以上も初夏の陽光を浴びていました。



駐車場に戻り目に入ったC5が灯台以外で唯一の人工物。この写真からお分かりいただけるように、海を背に陸のほうを振り返っても、建物らしい建物は目に入らず、360度緑と海だけに囲まれている空間なのです。

この後網走市内に戻り、9年前にこの場所を教えてくれた女性店主がやっている珈琲屋さんで、美味しいモーニング珈琲を楽しみながら、9年前に能取岬を教えてくれたお礼を言ってきました。

能取岬は、観光地としてはあまり有名ではありませんが、他のどこの岬よりも手付かずの自然の空間が保たれている岬です。北海道を旅する機会がある方には、是非能取岬に訪れることをお奨めします。
Posted at 2015/07/02 23:05:49 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
2015年06月26日 イイね!

愛車のお値段

愛車のお値段がががーん!!ショックです。

シトロエンC5セダクションとなっていますが、2012年型18インチホイール+タイヤ、レザーと布のコンビシート、クロームのドアミラーと、つまり私の愛車の限定仕様そのもの。走行距離は3万8千キロでそんなとこまで私の愛車と同じ!

で、

179.9万円。

ってことは買い取り価格は100万円行くか行かないか??

そ、そ、そんなに安くなっちゃうのね〜(泣)

逆に言えば中古車超お買い得だとおもいます!

citroさん、どうですか!これ!?!

シトロエンC5セダン セダクション  ワンオーナー HDDナビ フルセグ|O-RUSH

http://www.o-rush.com/sp/carstock/detail.php?no=3028

Posted at 2015/06/26 16:53:47 | コメント(6) | トラックバック(0)

プロフィール

「5年のシンガポール生活を終え、4月から名古屋生活を始めて半年、5年間東京に保存し遠距離離恋愛だったC5との生活を満喫しております。」
何シテル?   10/16 19:30
2012年のクリスマス・イヴに白いシトロエンC5が納車になりました。初めてのシトロエン、初めてのフランス車です。これまでは一台のイギリス車(ディズカバリー)を除...
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