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カモネギのブログ一覧

2015年06月25日 イイね!

主観たっぷりのC5乗り比べ

この記事は、C5乗り比べについて書いています。

ZXに乗って札幌中央市場で驚く美味しさの魚介類、特にとろける甘さの雲丹を堪能し、更には女子率90%以上のお店でパフェも堪能した翌朝は、2台のC5の乗り比べをしました。

既にcitroさんが詳細をブログにアップされていて、2車の違いを客観的に書かれています。気がついたポイントは私もほとんど同じでしたので、こちらには私の主観を加えての感想を書き留めておきます。



citroさんも書かれていますが、まず最初に驚いたのが走り始める前に座っただけで感じる違いが想像以上だったことです。

フルレザーと布レザーコンビシートの違いは過去にも認識していたのですが、今回じっくり観察するとヒップポイントが違う、シートバックや座面の“土手(サイドサポート)”の深さもかなり違う=コンビのほうが深い。フルレザーは座面やシートバックが“パン”と張っていて沈み込みが少なく土手も低いので乗降性が良い一方、飛ばす時にはクルマとの一体感が相対的に少ない(とは言っても例えば私のカムリなどよりずっと一体感あり)。コンビシートは土手が深いだけでなく沈み込みも大きいので身体全体がシートに嵌り込む感じで一体感が大きい一方、乗降性に難がある。運転者としての私の好みは自分のクルマの方ですが、高齢の父が乗り降りに苦労していたことは記憶に残っています。



予想していなかった違いはステアリングです。まず素材が違う。citroさんのC5のステアリングは8時20分の位置に凹凸のあるアルミ風の素材+他の部分は総てスムーズレザー。私のC5のステアリングは8時20分の部分につるっとしたプラスティック素材+10時10分の周囲はスムーズレザー+12時30分というか要するに上下部分には小さな孔がドット状に開けられてグリップを強めたレザーが組み合わされています。ステアリングホイール内部の構造材は同じだと思われますが、この素材の厚みが違うのか、握ったときに感じる太さが意外に違う。citro号のほうが革が厚くてやや太く握った感触もしっとりしている。私のC5の方がやや細く感触もさらっとしています。これが後で運転感覚の違いに大きく影響しているとわかります。

運転しての最大の違いは、上記のシート、ステアリングの違いに、タイヤ+ホイールサイズの違いが相乗効果のように加わってくる感じでした。



違いが集約されるのは、ステアリングフィールです。

citroさんも書かれているように、私のC5の方がビシッとまっすぐ走るという感覚がステアリングから強く感じられます。これは先日書いたように慢性シトロ炎さんもはっきりと感想を述べられていたポイント。じゃあ曲がりにくいかと言うとそれも違って、微蛇応答性も私のC5のほうが極めて敏感。直進からの切り始めも、一旦コーナリングを始めてからの蛇角の修正も、実にヴィヴィッドに反応していることがステアリングから伝わってきます。他のクルマでもしばしば使われる表現ですが、路面のホワイトペイントを踏んだことがステアリングから伝わってくる、というまさにあれです。これはタイヤの太さや扁平率の高さ、さらにはステアリングホイール表皮の皮の弾力性が少ないことまで関係していると思われます。大げさな表現をすれば、タイヤ踏面と手のひらが直結しているような感覚です。クルマを操っている実感を得るには最高のフィールだと思います。しかしながら、ネガティヴな側面としては、ステアリングインフォメーションが過大で煩いとも言えます。助手席に乗れば明らかですが、2車の乗り心地(車体の揺れという意味)はタイヤサイズに関わらずそれほど違いは無くどちらも快適至極です。助手席に乗っている限り、シートの違いは分かってもタイヤサイズの違いは分からないくらいだと思います。ところが運転すると、citroさんのC5では依然として路面の荒れを丸め込んでエレガントに感じるのに、私のC5では路面の荒れがはっきりドライバーに伝わってきて、お尻や背中は平和なのに、手には荒れた路面の感触がザラザラ・ガタゴトと直接的に伝わってくるので、ドライバーの総合的な安楽さをステアリングが濁らせます。

citroさんのC5は、タイヤの細さや扁平率の低さ、さらにはステアリングホイール表皮の弾力感までが総合して路面の情報をマイルドに伝えてきます。直進性自体も強くは訴えてきませんし(物理的な直進性はしっかりしています)、ステアリングを切ったときの反応も穏やかです。その結果citroさんはコーナーに思い切って飛び込めないと書かれていましたが、言葉を換えればコーナーに無闇に飛び込みなさんな、エレガントに走りなさいというクルマからのメッセージであり、クルマ自体の穏やかな挙動に加えてクルマがドライバーに穏やかな運転を促しているとすら感じました。私がcitroさんのクルマを運転させていただいた際、一度荒れたウェットコーナーにちょっと乱暴に突っ込んでみたのですが、ギャップで跳ねたタイヤが僅かに横っ飛びし、グリップを回復したときにちょっとサイドウォールがグニャット捻れる感じがしました。それでこのクルマはそういう運転をしてはいけないのだと感じました。しかし同じ場所に私のC5で突っ込んでもタイヤは跳ねることなくシューっとコーナーを抜けていきます。ただしドライバーの手のひらには荒れた路面の感触が振動としてはっきり伝わってきます。

実際に乗り比べてみるまでは、タイヤサイズの違いだけではそれほど大きく違わないだろうと思っていたのですが、タイヤサイズのみならず、シートの仕立て具合やステアリングホイールの素材や太さまで、2車はそれぞれが目指す方向に収斂するようにしっかり仕立てられていることがわかりました。
前日の夜、パフェを食べながらお喋りしていた時に、citroさんと私のC6の乗り味に対する見解が異なっていることが再確認されました。citroさんはC6の乗り味肯定派。私はC6はデザインやパッセンジャーとしての乗り心地は最高なれど運転感覚は好みから外れる、と。

そしてcitroさんのC5に乗ってみると、それが目指す乗り味の先にはC6があるのだと感じました。だからこそのcitroさんのC6肯定だったのだと思います。

今の私は、1台しかクルマをもてない前提であれば自分のC5の乗り味を好みます。

しかし、私はそういう乗り味を最初から自覚して自分のクルマを選んだわけではなく、たまたま長期在庫で破格の値引きをしてくれるというので今のC5を選んだだけです。それが細かい部分まで自分の好みに合っていたのは、あまりにも幸運だったと思います。もし17インチのエクスクルーシヴを選んでその乗り味に染まっていたら、もっと早い時期にC6に心が移っていたかもしれません。

citroさん、貴重な体験、ありがとうございました!
Posted at 2015/06/25 16:21:28 | コメント(7) | トラックバック(0) | クルマ
2015年06月24日 イイね!

札幌にて、驚愕のZX初体験

札幌にて、驚愕のZX初体験(写真は借り物です)

シトロエン初心者として北上する以上、慢性シトロ炎さんの次に詣でなければならないのは札幌でしょう。

citroさんには足掛け二日間に渡り構っていただきました。

初日はお仕事後の夕刻に初対面。赤いZXで迎えに来てくださいました。一年半ほど前に現行C4を一日箱根で試して以来、ハイドロではないシトロエン、所謂バネロエンにも興味が高まりましたが、シトロエンのミーティングに行ってもちょっと古いバネロエンは極めてレアで、ハイドロ各車より乗るチャンスが少ないのが実情。目の前にあるZXは私にとって初めての体験です。

citroさんに初対面のご挨拶もそこそこに、まずは助手席に乗り込みます。おおおおお。なんとこの段階で驚きが。ベーシックグレードとお見受けしたのに引っかかって乗り込みづらいほどシート座面の両サイドの“土手”が深い!これ私のC5と同じ成り立ちです。これだけで“おお!シトロエンだ!”と思っちゃいます。

そしてその土手を乗り越えて座ったときのフワッと沈みしかしジワっとしっかり身体を支えるシートの感触。感激です。この段階でシトロエンの二乗です。もう走らなくてもいいです、と言うくらいこれだけで血圧があがってしまいました。

そしてcitroさんの運転で夕食のお店を目指して走り始めました。走り始めていくつめかの交差点で、路面電車の線路を横断するのに、citroさんはまったく減速する気配も無くそのままのスピードで突っ込みました。私は身体に染み込んだ感覚から、かなりの振動を覚悟して身構えました。

ダダダダダダダ!足元でタイヤが線路を乗り越える盛大な音がしました。おおおおおお!私は助手席で思わず声を発しました。揺すられてびっくりしたのではありません。足元からの音は盛大なのに、身体がほとんど揺すられず平和なままに通り過ぎてしまったのです!!

こういうことを目から鱗が落ちる、と言うのでしょうか?

このシートと足裁きは、まさにシトロエン。

私はZXと同時代にZXのライバルだったゴルフ3を実質所有していたことがあります(名義は父のもの)。そのゴルフ3で東京名古屋を何度も往復し、小型ながら長距離巡航能力は当時の国産中大型乗用車よりむしろ優れている、これこそ世界最高の小型車だ、と思い込んでいたのですが、そのゴルフ3は、座った瞬間にシートに感動したりしませんでしたし、もし同じような速度で路面電車の線路を強行突破したらボディーはかなり上下に揺すられたはずです。

1990年台最高の小型車がゴルフであるという私の思い込みは、2015年の今になって脆くも崩れ去りました。あのシートとあの足裁きなら、ゴルフ3以上の長距離巡航性能は疑うべくもありません。

食事の後、札幌の市街地でステアリングを握る機会を頂きました。(今回はノンアルコールビールで我慢しました!)

エンジンのフィーリングはどこにでもある普通の4気筒。ステアリングフィールも特筆すべきものは感じ取れませんでしたが、citroさん曰く、まだ足回りが完調ではなく、完調になればもっとヴィヴィッドなステアリングになるのです、とのことでした。

しかし、私にとってはあの路面電車の線路強行突破のときの挙動だけで充分以上に強烈な印象が残った、そんなZX初体験でした。

citroさん、ありがとうございました!
Posted at 2015/06/24 16:09:24 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ
2015年06月23日 イイね!

気仙沼のシトロエン愛

東北~北海道の旅の初日は気仙沼に泊まりました。

気仙沼は2006年に日本一周した際にも初日に泊まった町。その時は東日本大震災の津波の前、でも実は今や忘れられている三陸沖地震の後でした。大震災の後、福島には一度訪れたことがありますが、遅ればせながら宮城~岩手の被災地をこの目で見たいという気持ちがありました。

そしてみんカラのシトロエン・ファンには高名な慢性シトロ炎さんがいらっしゃる街でもあります。

お目にかかりたい旨連絡して快諾を頂きました。

私が気仙沼に着いたのは午後5時ごろ。直ぐに慢性シトロ炎さんがワインレッドのエグザンティアSXで私の宿まで来てくださいました。

まずは慢性シトロ炎さんご贔屓のお寿司屋さんで地元の海の幸を堪能!何もかもが美味しかったのですが、こわだ、と呼ばれるマンボウの腸の湯引きが特に驚きの美味しさでした。そしてその味の誘惑に負け、食後のドライブをあきらめて地元の日本酒を頂き、そのコンビネーションを堪能してしまいました。

ということで、食後のドライブはお酒を召し上がらない慢性シトロ炎さんにステアリングをお任せして、まずはエグザンティアSXで大船渡まで。慢性シトロ炎さんは総てのコーナーが頭に入っているという三陸のワインディングを実にスムーズに走り抜けて行きます。そしてその運転のスムーズさと同時に、驚いたのはエグザンティアSXのまるで新車かと思えるようなコンディション。どんな場面でもボディはみしりとも言いません。後で同じ場所をC5で走ると、時に内装がきしむ音がかすかにしたので、エグザンティアはC5よりボディ剛性が高いと感じられます。そしてその乗り味は“純機械式のハイドロでこれほど見事な乗り心地とコーナリング性能を両立できるなら、電子制御って本当に必要なのか?”と思ってしまうほどのサスペンションの見事な仕事ぶりでした。SXのハイドロはふわふわ感とは無縁です。一般国道のうねりや路面のでこぼこを総て吸い込んで更に路面に吸い付くような“ピタっ”とした感触は感動的ですらありました。

次に慢性シトロ炎さんに私のC5を試してもらいました。事前の会話でミシュランのプライマシー3はロードノイズが大きいのが気になるとお話していたのですが、いざ走り始めると慢性シトロ炎さんもたしかにノイズが耳につくと仰る。ところがしばらく走って慢性シトロ炎さんが今から岩手県に入ります、と仰るとあら不思議、ロードノイズがほとんど気にならないくらい静かになったのでした。宮城県と岩手県は舗装が違うんです。岩手のほうがお金掛けてるのかもしれませんね、岩手の舗装ならタイヤの音も気にならないですね、と仰りながらどんどんペースが上がっていきます。会話の中では、慢性シトロ炎さんが現行C5の年式によっての細かい違いまでご存知で、びっくり。

左ハンドル党の慢性シトロ炎さんにして、C5の右ハンドルは右ハンドルのネガをほとんど感じさせない、とても強くまっすぐ走ろうとする手応えがある、などの感想を伺いながら、道を知らない私では躊躇するくらいの早いペースでコーナーを次々と走り抜けて行きます。

自分のクルマの助手席に乗るのは久しぶりでしたが、助手席の乗り心地は運転席よりも数段心地よくスムーズに感じられます。運転席では感じる路面の荒れやうねりなどのヴィヴィッドな感触は、すべからくステアリングから伝わっているのであり、シートやフロアの振動はそれらを見事にシャットアウトしているのだということが再確認できました。

結局食後のドライブは3時間以上に及び、私は助手席に乗っていただけでしたが、慢性シトロ炎さんのドライブは2台のシトロエンの美味しいところを見事に引き出し、助手席に乗っているだけでも充分以上に楽しめたのでした。

三陸の海の幸、慢性シトロ炎さんのスムーズな運転テクニックと熱いシトロエン愛、そしてエグザンティアSXの素晴らしさを堪能した気仙沼訪問になりました。

(夜のドライブだったので、ご紹介できるようなまともな写真が撮れず、残念でした)
Posted at 2015/06/23 11:53:23 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
2015年06月21日 イイね!

レクサス・ブランド・プランナーはブランドというものをわかってない

神田連雀町のまつやの前で見かけたレクサスRCF。

背景の店の色とマッチして、パッと見、目を引きました。






が、私のようなオールドファンには、この色がトヨタ・カローラ・レビンTE27へのオマージュであること明らか。




いくら27が名車と言っても、所詮は大衆車にちょっとパワフルなエンジンを乗せただけのプアマンズスポーツカー。一千万円に届かんとする高額GTクーペが範をとったら、かえって貧乏臭くイメージダウン。






ましてや27はトヨタブランドであり、レクサスではない。レクサスのブランドを確立しなければならないのに、やんで下位ブランドのトヨタへのオマージュ??

アウディがVWの過去の名車のアイコンを引用するなどあり得ないように、レクサスがトヨタの引用しちゃダメでしょ。

Posted at 2015/06/21 15:31:20 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2015年06月19日 イイね!

東北〜北海道グランドツーリング

島流しサラリーマンの特権で、二週間の帰国休暇を取ることが出来ました。このようなまとまった休みは、日本に勤務してる時は取れません。これはチャンスとばかり、C5で東北〜北海道を思いっきり走り回って来ました。

ルートは、東京→(仙台)→気仙沼(慢性シトロ炎さんと密会)→(釜石)→(久慈)→(青森)→函館→(江差)→(岩内)→小樽→札幌(citroさんと密会)→(夕張)→富良野→(上川郡東山)→(紋別)→(網走)→北見→(網走能取岬)→(羅臼)→(野付半島)→釧路→(帯広)→(夕張)→(洞爺湖)→函館→(青森)→(龍飛崎)→弘前→(山形)→東京

10日間の平均速度は51km/h、平均燃費は14.2km/L、走行距離は3938km!






C5は最高のスポーティー・グランド・ツーリング・カーです。北海道の雄大なワインディング・ロードはC5にとって最高のステージでした!

名ばかりのGTは道を空けます(笑)

いやあ、よく走りました!
Posted at 2015/06/19 02:57:22 | コメント(7) | トラックバック(0)

プロフィール

「5年のシンガポール生活を終え、4月から名古屋生活を始めて半年、5年間東京に保存し遠距離離恋愛だったC5との生活を満喫しております。」
何シテル?   10/16 19:30
2012年のクリスマス・イヴに白いシトロエンC5が納車になりました。初めてのシトロエン、初めてのフランス車です。これまでは一台のイギリス車(ディズカバリー)を除...
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