遅れ馳せながらあけましておめでとうございます。
昨年後半はブログのアップのペースが急激にダウンしておりました。最大の理由は6月から11月まで半年間日本に変えるチャンスがなく、最愛のシトロエンC5に乗れず、クルマネタが枯渇していたことであります。
シンガポールでアジア仕様のカムリに乗っていても何かを書こうというイマジネーションが湧いてこないのです。
が年末は日本に戻り、C5は初めての車検を通し、絶好調です! 今年も日本に変えるチャンスを作ってC5に乗りたいと思っています。
ところで年末、二台のボルボに乗る機会がありました。
まずはこれ、
P1800は71年式インジェクション仕様で、三台の同型車から部品を合体させてフルレストアされたばかりの個体。エアコンはありませんが、夏以外なら充分実用に耐える走り。オーバードライブ式5速なので高速クルージングも快適です。同じ時代に英国、イタフラ車より明らかにガッチリ感が健在。ましてや同じ時代の日本車とは比較にならない走行性能。そして5ナンバーに楽々収まるコンパクトな寸歩なのに、抑揚豊かで優雅なスタイリング。旧車としては神経質なところが少なく、かなり魅力的だと感じました。
そしてこれ、
V60ポーラスター。
今までノーマークでしたが、非常に魅力的でした。
最大の魅力はクルマのあらゆる部分の滑らかさ、スムーズさ。チューニングの主眼がパワーアップよりスムーズさにあり、公差のバラつきが少ない部品を選んで丁寧に組み立てているのだそうです。この手法は最近のAMGやMでは行われておらず、アルピナとポーラスターくらいだというのはオーナーの話。しかし本当にエンジンもサスペンションもステアリングも滑らかで、自動車雑誌でよく書かれる「硬いにもかかわらず粗さを微塵も感じさせないスムーズな脚の動き」とはまさにこのことかと膝を打ちました。また直6エンジンも実に滑らか。BMWやイタリア車の演出が入ったエキサイティングさとは違い、純粋に機械的に滑らかな感じは上品んとしか言いようがないと思いました。
年末に期せずして乗ったボルボは、予想外に心惹かれるものでした。
でもその後C5に乗ると、やっぱりC5は何物にも代えがたい独特の走りを楽しませてくれるのでした。
Posted at 2016/01/04 14:40:40 | |
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