
シトロエン青山が店仕舞いしてしまい、私の担当セールスマンは晴海の店舗に異動になったと知らされました。先日特に予定もなく都内をドライヴしていた時にふとそのことを思い出したので、顔を出してみました。
青山の店舗は、実は松涛の山手通り沿いのホンダ・ディーラーが立ち退きそこをサービスショップごと居抜きで買い取ることが決まっていたのだそうです。それで青山の閉鎖を決めてから、移転先の物件の都合が変わってしまい、移転先はキャンセル、立ち退きは決定、という事態に陥り、現在移転先を鋭意選定中とのことでした。
それはそれとしてシトロエン晴海はプジョー晴海の併設です。シトロエンのショールームに行くのにプジョーのショールームを通り抜ける。そこで目に付いたのは綺麗なボディーカラーが目立つ何台かの208。208の形、好きなんですよね~。先代の207よりピリッと小粒で凝縮感がありしかもどこか品がいい。そして室内の超小径楕円ステアリングとそのステアリングの上から覗くメーター類も独特。先日代車で乗った207も悪くなかったのですが、個人的には新しい208のほうに断然魅力を感じていました。
このモデルで一番興味があったのが最廉価版の1.2リッター3気筒+マニュアルのモデル。まさかこんなマイナーなモデルの試乗車なんかないだろうと思って訊いてみるとなんとあると。乗るでしょう~。
試乗車に対面してびっくり。最廉価版と聞いていたのにアルミホイールを履いて、内装もハーフレザーでサイドサポートが深い素晴らしいシートが奢られている。例のステアリングやメーターに加え、オーディオやエアコンをタッチパネルで操作する新しいインターフェースは最近クラウンが同様のシステムを取り入れましたが、208のほうが先でした。走り出す前の室内の印象は先代207とはレベルが違う新しさと居心地の良さです。
そして走り始めます。クラッチのミートポイントが結構高めなのは個人的には好みではありませんが、走り始めてびっくり!これ、本当に3気筒?というくらいスムーズに回るエンジン。引っ張ればかなり元気に走ります。
そして最大の驚きは乗り心地です!直前に乗っていたのがC5であるにも関わらず、スムーズでフラットなことこの上ない!先代207とは異次元です。それどころか、現行の最上級車種である508よりも猫脚度は数段高いと感じました。
その上ハンドリングも俊敏。
これは素晴らしい小型車です。昨年来色々試乗した国産同クラス、フィットやスウィフトとは役者が違う、話題のVW Up!より濃くて旨い乗り味だと思います。私が今小型車を選ぶなら、迷うことなくこれにします。
いやあ、ほんとにクルマは乗らなきゃ分からない。
これ、もしC5に決める前に乗っていたら、本当に買っていたかもしれません。それくらい気に入りました!
Posted at 2013/06/01 01:16:46 | |
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