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カモネギのブログ一覧

2013年06月11日 イイね!

心が一気にC5に傾いた日

心が一気にC5に傾いた日私がC5を購入したのが昨年12月。しかしその前の半年間、12年落ちのエグザンティアV6を買うか買うまいか迷っていたのでした。そんな時、昨年の夏に、iQとC5V6ツアラー(とスカイライン・クーペとRX7)のオーナーから、次期自家用車決まるまでiQ貸してあげるよ、とたいへんありがたいお申し出を頂き、iQのお試しにお邪魔したのでした。そしてその時にどうせなら全部試してみたら、と言われて、C5に乗った時の衝撃を忘れないように書き留めた文章を再録しておきます。この時初めてC6とは全く違うC5の個性を感じ、惚れ、でもまだ当時は自分の経済状態ではとても手が出ないな、と思っていました。これは別のSNSに当時書いたものを、前後の脈絡が通じる程度にのみ加筆したものです。

以下再録

2012/8/26

iQの直後に乗りこむと、C5のボディーの大きさが一層際立って感じられます。実際幅は1.8メートルを軽く超え、全体もメルセデスEクラスより大きいくらいのサイズ感。

ところが走り始めると驚いたことに、その大きさを感じさせない軽やかさ。そして重さを一切感じさせないなんとも滑らかでフラットで揺れない独特の乗り心地。揺れない=ソフトというわけではありません。文字通りフラット。エグザンティアのねっとり感やCXのふんわり感ともまた違う、もっとサラッとした感じ。徹頭徹尾フラットでまるで平らな板に乗って滑っているような感触。ピッチングもロールもほとんど感じられません。

「せっかくだから高速行きましょう」というオーナーの言葉に誘われて、中央高速を八王子から相模湖に向かって登りの高速コーナーが連続するルートを走ります。3リッターV6はエグザンティアのやや粗野で野太い感触とは全く違い、遠くで軽くハミングをしながら軽々と拭け上がります。そしてサスペンションはどこまでもフラット。前方の路面がうねっているのが見えても、そこを超えるときにクルマは全く揺れません。それを知ると今度は路面に大きなうねりを見つけるとそこを突破することが嬉しくなってしまいます。「このクルマに乗るとあくせく飛ばそうという気持ちがなくなりますね」とオーナー。小生も最初はそうかな、と思って乗っていたのですが、高速コーナーをハイスピードで抜けるうちに自分に火がついてしまいました。ゆったり乗るのももちろんいいけれど、これは実は物凄くスポーティーなハンドリングなのではないかと。

高速を降りて大垂水峠のツイスティーな道を走り始めるとそのハンドリングのスポーティーな印象はますます強まりました。後日オーナーに「信じられないスピード」とやんわりとお叱りを受けてしまいましたが、峠道を抜けるC5のハンドリングの滑らかでかつファンであること!これが巨大なワゴンだと完全に忘れて運転を楽しんでしまいました。

このC5はC6と基本的に同じエンジン、同じシャシーのはずなのですが、その乗り味は小生の記憶にあるC6のゆったり感とはかなり違う、スポーティーなものでした。

このC5に乗って思い出したのは1992年、アクティブ・サスペンションとパドルシフトを装備していたナイジェル・マンセル駆るウィリアムズF1です。当時のテレビで見たそのオンボード映像は、ほとんどボディーが揺れないためかそのスピード感が全然ない。パドルシフトのためにマンセルはステアリングを握ったままゆっくりと回すだけ。コーナーを抜けてもストレートを加速してもブレーキングしても果ては縁石を踏んでも、ボディーはほとんど揺れずにスーッと抜けていくので映像からスピード感が感じられないのです。

一方同じ年にセナが乗っていたマクラーレンは機械式サスペンションに古典的なスティックシフト。そのオンボード映像ではシフトの度にセナがステアリングから手を離し忙しくシフトチェンジするのに加え、固められた機械式サスペンションのせいでボディーは絶えず上下に揺すられていて、コーナーでの修正舵も多い。見ているとスピード感が感じられます。

でも実際に速いのはマンセルのウィリアムズなんです。アクティヴサスのウィリアムズのほうが、楽で乗り心地も良くて疲れずにそれが故に速かった。セナは追いかけるだけで文字通り必至のドライヴィングでした。

シトロエンC5のハイドラクティヴ3プラスはその時のウィリアムズを思い出させ、それに比べるとBMWは当時のマクラーレンのようなクルマだなあ、と思いました。

Youtubeをちょっと探ってみたら、その年のキャラミでのセナとマンセルのオンボード画像がありました。これ、小生の記憶通りです。セナのクルマは絶えず上下に震動し続け、マンセルのウィリアムズはほとんど震えない。速そうに見えるのはセナのマクラーレンですが、実際に前を逃げていくのはマンセルのウィリアムズ。

セナ + 機械式サスペンション : 



マンセル+アクティヴサスペンション : 




そんな話をしていると、オーナーからは「僕もエグザンティア、都合15万キロくらい乗りましたよ。それくらい乗っても大きなトラブルはなかったし、いいクルマ」とシトロエンの背中を押すような発言が・・・・。

正直なところ、直前に乗せていただいた当日の本命のiQの印象はどこへやら。オーナーにシトロエンの経験談を色々と尋ねて止まらなくなってしまったのでした。

Posted at 2013/06/11 14:54:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2013年06月11日 イイね!

2008年に初めてC5に乗った時の備忘録

2008年に初めてC5に乗った時の備忘録5年前、シトロエンC5が日本に上陸した直後に初めて試乗した時の備忘録がみつかりました。他のSNSに書いたものです。その当時は自分は20系プリウスとBMW325iTouring(E91)に乗っていて、自分が将来C5のオーナーになるとはつゆとも思っていませんでした。今感じることとは違う部分もありますが、その時の感じて書いたそのままを再録しておきたいと思います。

以下再録

2008/10/30 11:47

前々から気になっていたシトロエンC5。正式発売前に一度路上でワゴン(ツアラー)を見てはいましたが、昨日販売店で初めてじっくり見て、試乗することが出来ました。

最初写真を見たときは、まるでアウディかのようなドイツ的というかインターナショナルなデザインだなあ、と感じ、また雑誌やwebでの評価もそれ に近いものが多かったと思います。しかしながら、テレビを含む様々なメディアで繰り返し見ているうちに、やはりドイツ車とは一味違うなあ、と感じ始め、昨日実車をじっくり見るに至り、やっぱりこれは紛れも無いシトロエンだと惚れ直しました。

最大の特徴は長いフロント・オーバーハングと短いリア・オーバーハングによる独特のプロポーションです。これはやはり他メーカーでは見られない独特の雰囲気を作り出していると感じました。セダンとワゴン(ツアラー)では、やはり小生はセダンの形に惹かれます。トランク容量もセダンでもかなりたっぷりしていますし。

それに対して室内のデザインは、正直言ってあまり好みではありませんでした。C6やC4の室内デザインはとても好きです。そこには、(表現が適切かどうか分りませんが)”引き算の美意識”による、シンプルで爽やかな空間を感じ取ることが出来ました。しかしながらC5の室内にはそのような美意識を感じ取ることが出来ず、どちらかというとビジネス・ツール的な全体空間。そこに些か過剰な装飾的な造形が付け加えられているような印象でした。メーターレイアウトやドアトリムに特にそれを感じました。メーター類はとにかく情報量が多い!今やBMWですら省略している水温計や油温計まで常時デジタル表示です。

シートの座り心地は素晴らしいものでした。特にリアシート。かつてのCXやBXのようなマシュマロのようなソフトさはもはやありませんが、それでもドイツ車のカチッとした座り心地とはひと味もふた味も違う、リラックスできる座り心地。

さて、ショールームを出ていざ試乗です。試乗したのは3,000ccV6のセダン。走ったのは羽田空港周辺の一般道。40分近く乗せて頂きました。

走り出しての最大の印象はやはりなんと言っても乗り心地。このゆったりソフトでフラットな乗り心地はやはりハイドロならではでしょう。そしてソフトな乗り心地にも関わらず、クイックに反応するステアリング。ちょっと乱暴にステアリングをきってみると、驚くほどクイックにノーズが反応し、全くロールせずに水澄ましのように車線変更を完了します。ソフトな乗り心地からは想像もできない俊敏さ。ソフトでフラットでしかも俊敏。この三つの要素が驚くほど高次元でバランスしている感じです。C6ですらこれよりは鷹揚にロールしたと記憶しています。

小生の325iはこれに比べると乗り心地に堅さが目立ち、ロールやピッチングも結構あります。このC5は異次元のソフトな乗り心地なのに、ステア リングは明らかにクイックで、ロールも明らかに少ない。やはりこのサスペンションがC5の真骨頂だと感嘆せざるを得ませんでした。この不思議な足回りはドイツ車以上に速度感を麻痺させるのか、ふと気がつくと思わぬ速度に達している感じです。

3,000ccV6エンジンはスムーズでパワーも充分ですが、この足回りの強烈な印象に比べると”普通”のエンジンと感じてしまうのは致し方ないところでしょう。

途中セールスの方にお願いして、運転を替わってもらい、リアシートの乗り心地も試しましたが、これもまた前席に劣らず素晴らしい。乗り心地だけを 取れば、ひょっとしたら前席よりも快適かもしれません。小生の325iの前席と後席の乗り心地の落差の大きさからすると、なんと”平等で民主的”な思想の クルマだろうと感動します。これはフランス共和制の思想から繋がるものなのでしょうか?BMWはドライバー専制君主的思想の表れか?でも後席に座ると室内 の光り物を多用した装飾が目に付いて、その点は好きになれませんでした。C6の室内は”目”にも快適だったので、やはりこれがC6とC5の最大の違いで しょうか。

と言うことで、新型C5、小生の印象をweb-CGの評価項目に従って星をつけてみると以下のようになります。

総合評価・・・・・・・・・・・・・・・・・・★★★★☆
インパネ+装備・・・・・・・・・・・・・★★★
前席・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★★★★☆
後席・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★★★★☆
荷室・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★★★★
エンジン+トランスミッション・・・・★★★★
乗り心地+ハンドリング・・・・・・・★★★★★★(反則?)

文中自分の325iに批判的な表現もしましたが、325iにあってC5に無いもの、それは”ファン”でしょう。C5は乗り心地もハンドリングも素 晴らしいと感じましたが、でもそこに”ホットなファン”をあまり感じることはありませんでした。C5のそれは”クールな快”とでも言うのでしょうか。

セールスマンに訊いて驚いたのは、このクルマの下取りに入ってくるクルマで一番多いのはアルファ・ロメオ156なのだそうです。ある意味正反対とも言える性格のクルマなので、少々驚きました。

今回の試乗は3,000ccV6 でしたが、2,000cc4気筒が凄く気になります。価格も魅力的ですし、廉価である分室内の装飾もむしろ少ないのではないかとの期待で。
Posted at 2013/06/11 13:40:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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