
当地での個人使用に貸与された2.0リッターカムリ。車格も価格も小生個人所有のシトロエンC5の正対抗車であり、全世界販売台数ではC5よりカムリのほうが圧倒的に多く、文字通り世界一のトヨタを支える基幹モデルであるわけです。
ああ、それなのにそれなのに、C5に慣れた私としては、がっかりすること満載のクルマです。がっかりポイントを挙げていったらきりがありません。
いったい何故このクルマがC5より、というかこのセグメントで世界で一番沢山売れているのか?まったく理解に苦しみます。
今回はまずがっかりポイントその1。カムリのがっかりは乗る前から始まります。
会社の総務部から渡されたキーが写真のもの。
言葉を失いました。
今は21世紀です。21世紀の最新モデルのキーがこれですか?
クラシックな良さも、最新の機能性も、どちらも感じられません。
シトロエンC5のキーも決して最新式ではありませんが、内溝キーで折りたたみ式です。
その前に乗っていたBMW320のキーはスマートキーでした。つまり持ってさえ居ればクルマに差し込む必要すらない。
プリウス2のキーは電子式スロットキーでした。金属の鍵はなくスマートキーと同じ形状のプラスティックの発信機をインパネの溝に差し込むだけ。
その前のメルセデスC240(98年式)ですらC5と同じ内溝の折りたたみ式。あれ?その前の98年式VWパサートもそうだった。
外溝で折りたたみすら出来ないキーのクルマは個人的体験で遡っても96年式のディスカバリーが最後です。
折りたたみ式キーではないのでこのままポケットに入れるとポケットの内側に引っかかったり酷いとポケットに穴が空いたりします。外溝なので簡単に複製できます。電子式で無いからセキュリティーに不安が残ります。
これが21世紀の最新式のクルマでしょうか?
アジアでトヨタブランドの最上級セダンとして売られるクルマでしょうか?
当地で諸経費込みで1430万円で売られるクルマでしょうか?
ちなみの当地ではシトロエンC5セダン1.6ターボがカムリとほぼ同価格帯で売られています。でも路上で見るのは圧倒的にカムリが多く、C5は1週間に1~2度しか見ないという印象です。
販売上は古臭い全時代の遺物のようなカムリが圧倒的優勢です。
まったく理解に苦しみます。
Posted at 2014/04/29 06:01:03 | |
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