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カモネギのブログ一覧

2015年01月07日 イイね!

すき家、の話

すき家、の話年末年始は東京で過ごしました。その間に、実家近くの“すき家”で牛丼を食べました。個人的に牛丼は“吉野家”派なのですが、実家近くにあるのは“すき家”と“松屋”のふたつだけ。その中からより近い“すき家”に寄りました。

牛丼の並を食べて驚いたのはお会計の時です。

“291円頂きます”。

え?

私がシンガポールに引っ越す昨年3月末まで“すき家”の牛丼並は280円でした。そして消費税が上がった昨年4月に報じられたのは、吉野家、松屋が税額+α値上げする一方、“すき家”は270円に値下げすると言うことでした。

その記憶があったので、291円頂きます、と聞いて、え?と感じたのです。

私は財布の中に一円玉を探し、結局無かったので300円はらって9円のお釣りをもらいました。

1円探して見つからなかったというプロセス、その後店員さんがレジから9円を取り出して確認して私に手渡すプロセスは、かなり煩わしくなおかつ実際に時間もかかりました。以前280円だったときは丁度支払う時も、20円お釣りをもらう時も、もっとお互い手早く出来た記憶があります。

記憶にあった値段と違うということを差し引いても、

1.4月に値下げして1年も経たずに今度は値上げとは経営判断の混乱も甚だしい。

2.291円という、顧客にとって実に煩わしい設定を平気で行うとは、顧客視点の欠如も甚だしい。現在の日本の法規では“内税表記”が義務付けられていますから、1円という端数は顧客視点での設定ではなく、企業の都合によるコスト跳ね上げによる価格設定でしかありません。

3.ましてや、9円というお釣りを常に用意して顧客とやりとりする煩雑さも“コスト”と考えれば、本当に1円を加算することが合理的なのかどうか大いに疑問です。店員さんの作業の煩雑化にもなっており、顧客視点の欠如のみならず、現場の作業者の視点も欠如しています。

思い起こせば“すき家”の親会社であるゼンショーホールディングスという会社を初めて意識したのは2009年末にハンバーガーチェーンのウェンディーズが日本から撤退すると発表された時でした。日本のウェンディーズの運営母体がゼンショー。そのゼンショーが、ウェンディーズは利益が出ているがより利幅の大きい“すき家”に特化するためにウェンディーズから手を引くとの判断でした。

私はこの時、このゼンショーという企業は“酷い企業”だと感じた記憶が残っています。

理由1.利益が出ていて再生産可能な状態にも関わらずウェンディーズから撤退するというのは、ウェンディーズの顧客を全く無視した判断であること。

理由2.儲かっている事業であるがより儲かる事業に特化するためであると敢えて明言する強欲さ、傲慢さ、金だけが目的であるということを明言することを恥ずかしげも無くできる体質。

実はその時点で私は“すき家”の牛丼を食べたことが無かったのですが、その後店舗が急増し、私の行動範囲に吉野家よりすき家のほうがたくさん立地していたので、時々食べるようになっていました。

そして昨年四月に私が日本を離れた後に報じられた“労働環境の悪化が招いた人手不足と店舗閉鎖”。シンガポールでそのニュースを聞いたとき、ああやっぱりな、としか思えませんでした。

現在“すき家”はその建て直しの真っ最中のはずで、その方策のひとつが“値上げ”だったのかもしれませんが、その値上げが“291円”という顧客視点、現場視点が欠如した価格で平然と実施されているのを見て、これじゃあ本質は変わってないなと感じざるを得ませんでした。
Posted at 2015/01/07 16:24:40 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2015年01月06日 イイね!

NAVI CARS 俺のフレンチ

NAVI CARS 俺のフレンチ羽田からシンガポールへのフライトは約6時間半。NAVI CARSという雑誌がフランス車特集だったので、一昨日の帰国の機上で読んでみました。

正直言って、ガッカリな内容。

浅い。

読み応えがあるのはイラストレーターの遠藤イズルさんのページくらいでしょうか?

歴代ビッグ・シトロエン、DS、CX、XM、C6を乗り比べるページは、大いに期待したのですが、あまりに浅い内容でした。このライターでは、シトロエンでなくても、フランス車でなくても、ろくな記事書けそうにありません。

勿論我がC5は特集の隅にすら現れません(汗)。

フランス車の掘り下げ方が物足りないだけでなく、そもそも基本的な校正が滅茶苦茶です。例えば一つの記事の中で、XMのデザイナーをジウジアーロと書いたりベルトーネと書いたり、あるいは一つの記事の中で一台のクルマの寸法に異なる複数の数字が表記されていたり、これでは私が気がつかない部分にも事実と異なる記述があるのではないかと疑わざるを得ないレベル。

かつて、この雑誌のルーツである二玄舎刊のNAVI誌に熱中し、おおいに感化された身としては、かなり残念な気持ちになりました。
Posted at 2015/01/06 18:25:11 | コメント(9) | トラックバック(0) | 日記
2015年01月05日 イイね!

citroさんの真似シリーズ: 今日のシトロエンその50

citroさんの真似シリーズ: 今日のシトロエンその50仕事始めの今日、帰宅しようとエレベーターホールから駐車場へのドアを開けると目の前に!

かっこいいったらありゃしない!
Posted at 2015/01/05 19:08:56 | コメント(0) | トラックバック(0)
2015年01月05日 イイね!

年末に購入した自動車関連書籍

年末に購入した自動車関連書籍年末に知人に会うに際し、代官山の蔦屋書店に併設された飲食店を提案されました。

代官山の蔦屋書店は一定金額以上の買い物または飲食代金を使わないと、目の玉が飛び出るような駐車料金を取られます。

そのため、自動車関連書籍コーナーを物色して写真の3冊を購入しました。

「シトロエンの一世紀」と「午前零時の自動車評論8」は予め知っていた本ですが「企業風土とクルマ 歴史検証の試み」は、その日書棚にあるのを見つけて初めてその存在を知りました。

これ、無茶苦茶面白そうです。特に、自動車産業の端くれで禄を食んでいる私にとっては。

この本、既に読まれた方、いらっしゃいますでしょうか?
Posted at 2015/01/05 02:35:40 | コメント(0) | トラックバック(0)
2015年01月05日 イイね!

C5とカムリ

C5とカムリ年末年始は一週間しっかり休みを貰えて、東京で気ままに過ごすことができました。

今年は曜日の関係からか、私と同じように長めの休みを取れた人が多かったのか、東京の道路は12月27日土曜日頃から1月3日まで、ガラガラという印象でした。

ガラガラの東京は、実は結構楽しいドライブ・コースになります。屈曲路や坂道が入り組んでいて、渋滞がなく、無闇に信号に引っかからない状況になると、運転して楽しい道路が多いのです。

と言うことで、年末年始は、昼食や夕食には色々な人と会う傍ら、午後や深夜には都内でC5のドライヴを堪能しました。

何度も書いたことですが、C5は全く異なる二つの性格を併せ持っています。豊かな低速トルクを生かしてエンジン回転を2千くらいに抑えて粘らせながらゆったり流すような走り方では、実にたおやかな乗り心地で、経験上この乗り心地は現行メルセデスSクラスより上等、ベントレー・コンチネンタル級の心地好さです。

一方、意識的にエンジンを回して走ると、BMW設計の1.6リッターエンジンはその素性から想像する通り、小気味良いレスポンスで回転を上げます。まさしく音もBMW4気筒のそれ。直前まで愛車だった320と同じ音がします。そして同じシャシーのC6より250kg軽く、約20cm短いボディーをまるでライトウェイトスポーツのように走らせます。その時のサスペンションはまるでかつてのウィリアムスF1のアクティヴサスのオンボード画像を思い出す滑らかさ。コーナーリングの切り返しも実にこの図体のセダンとは俄かに信じられないレスポンスの良さが快感です。

そして一番の美点は、上記どちらの走らせ方をしても、ステアリングやスロットルやブレーキの操作に込めた自分の意思に実に性格かつ微細にクルマが反応してくれることです。これが1.6ターボのC5の最大の気持ち好さ。同じC5でも重い3リッターV6や2.7HDiでは、このレスポンスが実は微妙に変わってくることも経験上知っています。私の感覚に一番心地好いのは、絶対的な動力性能ではやや劣ったとしても、車重の軽い1.6なのです。

そんなC5と、空いた東京の街を堪能して、先ほどシンガポールに帰国。所用のために約2週間ぶりにカムリを運転しました。

・・・・・・・・

あらためて、本当にがっかりです。ステアリング操作から実際にボディが曲がり出すまでの鈍い時間差。まっすぐ走る時も、曲がる時も、どうにも正確な手応えがつかめず、曖昧かつ大まかなラインを走らされるような隔靴掻痒感。微妙な加速感の調節を拒むようにオン・オフ的な反応を示すドライブ・トレーン。不自然に重さを演出する電動パワステの手応え。

カムリは、視界に優れ、車両感覚が掴み易く、その意味では運転し易い。安全設計も贅沢装備も充実している。A地点からB地点へ移動するためにはなんの欠陥も無い機械です。でも移動のプロセスや、操作の際に人間に与える情報の豊かさは、C5とは比較にもならない貧しさです。

移動のプロセス、機械操作が人間に与える情報の貧しさ。単なる移動のための手段なら公共交通機関のほうがよいと思われてしまうのは当然の帰結です。

C5はフランスでは普通の実用車です。世界的にはカムリと同クラスのセダンです。でもC5を運転していると、他にスポーツカーなんか要らないと思えるくらい、その実用車の運転が楽しく心地好い。電車ではなくC5で行きたい、と思わされます。

トヨタの豊田章男社長は、もっと好いクルマを作ろうよ、をスローガンにし、途絶えていたスポーツカーやランクルを復活させているのは、それ自体は悪いことでは無いと思いますが、一番大切なことは、そういう車種を増やすことよりも、世界中で大量生産・販売するクルマ、カムリやカローラやプリウスなどを、運転して楽しいクルマとして作りこむことではないでしょうか?ユーザーイヴェントに86やLFAで乗りつけて、クルマ好きの自分をアピールするのはなんだか”底が浅い”。だってそういうクルマが楽しいのは当たり前だからです。

それよりも、豊田章男社長がカムリやカローラを運転して楽しいクルマに仕立てるようにし、自らもそれをアピールできるくらいにならなければ、お里が知れると言われても仕方が無いと、今日カムリに乗ってつらつらと考えてしまいました。
Posted at 2015/01/05 02:17:38 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

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「5年のシンガポール生活を終え、4月から名古屋生活を始めて半年、5年間東京に保存し遠距離離恋愛だったC5との生活を満喫しております。」
何シテル?   10/16 19:30
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2006~2012年の6年間で8万2千キロ乗りました。 毎日の仕事の脚にも、プライヴェ ...
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