2025年12月08日
💻 119.88Hz vs 120Hz どちらを選ぶ?動画視聴が多いならこれが正解!【Windows 11 ディスプレイ設定】
はじめに:なぜ似た数値のリフレッシュレートが表示されるのか?
Windows 11 のディスプレイ詳細設定では、高リフレッシュレート対応モニターを使っていると「119.88Hz」と「120Hz」という、ほぼ同じ値が選択肢として表示されることがあります。
違いはたった 0.12Hz。
しかし「どちらを選べばいいの?」「ゲームや動画に影響は?」と迷う方は多いはずです。
この記事では、実際にこの問題に直面した私の検証をもとに、YouTube や Dアニメストア、プライムビデオなど、動画視聴が多い方に最適な設定をわかりやすく解説します。
私のPC環境と遭遇した状況
まず、私の環境は以下の通りです。
・モニター : Dell G2422HS(165Hz対応ゲーミングモニター)
・GPU : AMD Ryzen 5 5600G(内蔵グラフィックス)
・ドライバ : AMD Software: Adrenalin Edition
この構成で Windows 11 の設定を確認すると、やはり 119.88Hz と 120Hz の両方が選択可能でした。
119.88Hz と 120Hz の本当の違いとは?
このわずかな数値の差は、PCの性能ではなく 映像コンネルの規格 に由来しています。
リフレッシュレート と 意味・用途
・ 120Hz : 整数フレームレートのコンテンツに最適。60fps・120fps のゲーム向け。
・ 119.88Hz : 映像・放送規格との互換性を重視した値。
🎥 動画との「完璧な同期」を取れるのが 119.88Hz
映画やアニメ、テレビ放送由来の形式で作られた動画コンテンツの多くは、
23.976fps や 29.97fps といった 小数点付きフレームレートで作られています。
代表例:
・ 映画・アニメ:23.976fps
・ 一部テレビ番組:29.97fps / 59.94fps
ここで 119.88Hz が重要です。
23.976fps × 5 = 119.88Hz
モニターの更新タイミングと動画フレームが正確に一致するため、
横移動シーン(パン)で出やすい ジャダー(カクつき) を大幅に軽減できます。
つまり、最も滑らかな動画再生ができる設定です。
【結論】動画視聴が主目的なら 119.88Hz 一択
私は主に YouTube、Dアニメストア、プライムビデオを視聴するため、119.88Hz を選びました。
動画フレームと正確に同期できるため、動画視聴がメインの方には 119.88Hz がもっともおすすめです。
💡 どちらにするか迷ったら試してみよう
最終的には体感が一番です。次の手順で比較してみてください。
1. 119.88Hz に設定。
2. 横移動が多いシーンを含む動画を視聴して滑らかさを確認。
3. 120Hz に変更し、同じ場面を再生して比較。
補足:ゲームの滑らかさは別問題(VRR の領域)
リフレッシュレートの議論でよく登場する FreeSync / G-SYNC は、VRR(可変リフレッシュレート) と呼ばれるゲーム向け技術です。
・ フレームレートが変動するゲームで ティアリング(横ずれ) や スタッタリング(カクつき) を抑えるための仕組み
・ 固定フレームレートである 動画再生とは用途が異なる
私のモニター(G2422HS)も FreeSync Premium に対応していますが、
動画ではフレームが一定のため VRR はほとんど動作しません。
VRR はゲーム用、
動画の滑らかさは 119.88Hz の役割 と考えるのが正解です。
Posted at 2025/12/08 18:56:58 | |
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