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eBayで購入したパワステモーター用のリレーを使い修理を実施。
必要なもの
・3mmヘックスレンチ
・10mmヘックスソケット
・E10ソケット
・T8ヘキサレンチ
・ハンダごて(50Wくらいあるといい)
・ハンダ吸取り線
・Tyco Electronics V23072-C1061-A308リレー2個
・何があっても折れない心
まずは・・・
ヒューズホルダー部分のカバーとコラムカバーを外します。
コラムカバーは下側から3mmのヘックスレンチで外せます。
そうすると写真みたいな感じでご開帳できます。
モーターにピンクのX印がありますが、壊れてるのサインではありませんwww
モーター下に黒い鉄板のカバーがあるので10mmソケットを使用して3本のボルトを外します。
鉄板にハーネスが固定されているので、ロックを外してハーネスを取り外します。
鉄板のカバーを外すとパワステコンピューターへアクセスできるようになります。
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DELPHI製のパワステコンピューターのアップです。
こいつが壊れることはめったに無いとか。
めーど・いん・はんがりー
ここにモーターからの動力線と信号線の2つのコネクタが接続されているのでコネクタのロックを押しながら引き抜きます。
ここまで出来たらパワステモーターの取り外しに移れます。
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パワステモーター自体は3本のボルトで固定されています。
E10ソケットで取り外すのですが、奥にある1本がインパネが邪魔でなかなか取り外せません。
ステアリングチルトを一番下で固定したほうが多少作業スペースができますが、それでも取り外すのに10分くらいかかりました。
取り外したパワステモーターは写真の通り。
中央のピニオンの左右に見えるのが故障の原因と目されるリレー。
純正状態ではSIEMENS製のリレーが使用されていました。
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パワステモーターを取り外した後のステアリングラックです。
紫色の部分の穴にモーターのピニオンが入るようになっています。
この状態でステアリングを回すとくるくる回っていました。
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緩衝材とおもわれるスポンジを再利用するので丁寧に剥がします。
画像の上側に見える太い線が動力線で、下側に見える細い線が信号線と思われます。
動力線側には絶縁用の熱収縮チューブがGNDに被せられているのでまずはコレを引剥がします。
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動力線を端子から取外す際は、予備ハンダをしてしっかりハンダを融かしてから取り外してください。
動力線の被覆が経年劣化でボロボロになってますので慎重かつ大胆に取り外します。
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動力線が取り外せたらT8のトルクスネジ4本を外して基板を取り出します。
動力線接続用の端子はできるだけ綺麗にハンダを吸い取っておいたほうが作業性がいいと思います。
また端子が閉じ気味なので若干開いたほうがよかったです。
画像ではすでにリレーが除去済みですが、同じ要領でリレー取付部の半田を吸い取ってリレーを外します。
後は逆の手順で新品のリレーを取付、基板を戻し、動力線をハンダ付けしていきます。
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完成品はこのような感じです。
動力線の端子部分はすべて熱収縮チューブで保護しておきました。
ステアリングラックにパワステモーターを取付ける前に信号線と動力線のコネクタだけ接続して正常に動作するかを確認します。
直っていれば警告灯も消え、エンジンをかけてステアリングを切った瞬間にパワステモーターが力強く回るはずです。
この確認が済めば取付けるだけです。
当方の場合警告灯は消えましたが、コンピューターにエラーが残っていたので消去してトルクセンサー等の初期化作業を行いました。
この手の情報を出し惜しみするショップが多いと思いますので、バシッと公開します。
8割方この修理でパワステが復活する模様。
ただ、あくまでも自己責任ですし保証は全くありません。
動作保証や安心感が欲しい方は高額でもディーラー等で新品Assyを使った修理をおすすめします。
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