セリカちゃんの嫁入り修行 25時限目(RA21改SA21エピソードZERO)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
エンジン搭載を目指します。
今回、エンジンはメンバーに載せた状態で、下から上げていこうと企てました。
少しでもエンジンを入れやすいよう、ウマを少し高めにセットしたいところです。
そこで、ジャッキアップもスペーサーを噛ませて(レンガと要らない雑誌)、上げました。
今仮付けしてある18Rメンバーを降ろします。
2
今回、ちょっとしたギミックを仕込みます。
装着するメンバーの、固定ボルト穴を、12ミリ径で拡大します。
外径12ミリ、厚み1ミリのステンレスパイプを差し込めるようにしました。
さらに!
車体側のメンバー固定ボルトを通す穴も、同様に12ミリ径に拡大します。
3
車体フレーム側、パイプ挿入できます。
1ミリ厚なので、パイプ内径は10ミリ、M10ボルトがピッタリです。
・・・何の意味があるか?
2つあります。
1つは、フレーム側のボルト穴(左右とも後方)の内部が、かなり錆びていました。
磨いても埒があかないので、なら削り落としてしまえ!
腐食削除です。
もう1つは・・・
フレームとメンバーを、(厚みが薄くはありますが)パイプで結合させ、一体化させる。
剛性アップです。
“スプーン”という、ホンダ車に特に強い(ホンダに限らない?)パーツメーカーがありますが、そこが『リジットカラー』という部品を出しています。
それをパク
それにインスパイアされた部品です。
カローラにも着けています。
けっこう・・・ガチでレスポンス変わりました。
ズブの素人の私でも体感できたほどなので、恐らくこのスプーンさんのリジットカラーも、効果あるのだろうと思います。
コッチは試したことないから(だって高ぇもん!)、知らんけど。
ここで用意したボルトは、M10×140ミリです。
フレームの高さが90ミリ、メンバーの厚み(今時のメンバーは、ボルト穴付近の厚みなど、せいぜい7~8ミリ程度の中、なんとこのメンバーは)40ミリ(もあるので、この部品を着けない手はない!)、計130ミリ・・・ギリギリ過ぎました・・・
とりあえず、メンバーを仮付け、センタートンネルを覗くと・・・
エンジン、ミッションが載っている未来が見えて・・・くる・・・?
長さを合わせてパイプ切断、準備万端です。
4
セリカmeets3S-FE・・・
さあ、載せようぜ!
オイルパンの底が傷つかないようひっくり返します。
エンジンを起こして、メンバーを滑り込ませれば・・・
さあ、がんばれ我が腰!ジャッキに載せるのだ!
5
ジャッキ搭載のまま、エンジンルーム下へ歩みを進めます。
セット・・・
ゴー!キコ、キコ、キコ
ブロック上面をアンダーフレームから交わしつつ、奥にあるステアリングリンクを乗り越えます。
ジャッキを上げる度に不安定さが増しますが、そこは確実に手を添えながら・・・
ジャッキを上げて、押し込んで、片手でコントロールして・・・
6
双方固定ボルト穴を近づけます。
とりあえず前方だけでも(なお、前方の穴は、双方拡大加工していません。なぜか前方ボルト穴はほとんど腐食も無く、また、こちらまで貫通パイプを通すとするならば、相当な精度が問われるため、なんちゃってバッタもん改造は、それを避けます)!
ボルトが・・・穴を通れば、コッチのもんだい!
さっさとナットを付け、まず支点ができます。
もう片方(前方)もボルトナットを着けたら、いよいよ後方ボルト穴に、パイプを通します。
7
前方穴のボルトナットは、まだ本締めはしていません。
プラハンでコツコツ叩きながら、上下(フレーム×メンバー)の穴を合わせます。
〝ここだっ!〟
片側、“スコッ”と入りました。
やや緩い?いえ、片側はこんなもんです。
もう片側への挿入が、ポイントとなります。
とりあえずパイプを通した方、長さもちょうど良い(もし、パイプが2~3ミリ長ければ、内径12ミリのワッシャーを噛ませれば解決します)!
さっさとボルトナットを着けて・・・
反対側のボルト穴に、パイプを通します。
こちらは、プラハンで叩いたところでビクともしません。
穴は・・・
けっこうずれている・・・
そうです、できたてホヤホヤの車ならいざ知らず、長年走って揺れて撚れてきた車のフレームなんて、少なからず歪んでいます。
机上で出した数値に合わせて穴を開けたところで、合わせてみればずれていない方が奇跡的です。
それも含め、“合わせた状態で穴を開け直す”のが正解なのでしょうが・・・
さてさて、その“合わせた状態”が、必ずしも“完全ニュートラル”とは、限りませんよ~・・・?
さて、パイプ穴合わせは、運よく?フレームの合わせ目に鉄板の出っ張りがありましたので、そこにバールを引っ掛けて、メンバーの端を押して調整しました。
「ここでどうか!?」
グンッグッグッ…
手強い・・・ので、差し込みやすくします。
パイプの先端を僅かにテーパー状にして、きっかけとします。
グンッグッグッ・・・グッ!よし、先端が(メンバーとフレームの合わせ目を)突破した!ここからは叩けぇ!
ゴンッゴンッゴンッ
入ったー!
ボルト4本とも、本締めします。
改めて搭載具合を見てみると・・・
うーーーん・・・
メンバーとオイルパンとの間が、まるで純正・・・
下にもう5ミリ、後方にもう10ミリほど詰められたかなぁ・・・
まあ、十分なマージンがあると言うべきでしょうか?
まあ・・・
いいか!
ステアリングリンク類でも戻しとこ。
新記録、1枚に9枚~
8
今日は時間切れ、暗くなる前に確認します。
・・・うん、同じ2リッターながら、めちゃくちゃコンパクトになりました。
圧倒的に軽いし・・・
18Rというエンジン、とても好きなのですが、どうしても『デカくて重い』のは否定できません。
もっとも、この車のエンジンが18R“G”であったなら、そのままにしていたと思います・・・
バルクヘッドとの隙間は・・・これまた純正ライク?
やや高めのエンジン搭載位置かもしれないので、広目の隙間は、ミッション搭載には幾分有利に働いてくれるかもしれません?
何はともあれ、エンジン(まだ腰下だけですが)は概ね解決できそうです。
さあ、次はミッションだ!
企んでいますよ、妄想段階ですが・・・
という、月曜日(春分の日)の作業内容でした。
明日晴れてくれよー!
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