セリカちゃんの嫁入り修行 56時限目(しょせんオイラはケーブル操作のマリオネット)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
ヒーターバルブ、取り付けます。
あ、いや、取り付けました。
あとは、無事作動させるためのケーブルを仕込みます。
バルクヘッドを貫通させて、室内に引き込みますが、ケーブルにグロメットを付けて、防水効果も持たせます。
2
(溝部の)外径8ミリ、だからバルクヘッドにケーブル用の穴として、8ミリ径の穴を開けました。
ケーブル被膜の外径が5ミリ弱、このグロメット、内径5ミリです。
汎用品、バンザイ!
3
室内側から観察、バルクヘッドの緩衝材が分厚いので、切込みを入れておかないとケーブルが通りません。
ただ、外(エンジンルーム)から室内に通す際、ケーブル先端で探りながら緩衝材に入れた切込みに挿し込まなければなりません。
コレが、なかなか手強い・・・
4
そこで目先を変えて、室内から通せないか、画策します。
緩衝材の切込みには、すんなり通った!
・・・ちなみに、この段階でグロメットは付けておく必要はありませんでした。
5
よーし!分厚い緩衝材、突破ぁ!
むむっ!?
ケーブル先端の輪っか、穴径(8ミリ)より大きい!
6
この輪っか、大き過ぎてヒーターバルブのノブにもブカブカです。
遊びを保たせる的な事でも狙ったのかな?
遊びなんて要らない!
ダイレクト命!
輪っかを捻って、輪っか径を小さくしました。
コレでなんとか、バルクヘッド穴を突破し・・・
ダメでした(TT)
7
片方は、エンジンルームからケーブルを押し込み、もう片方は室内にて引き込む・・・
なんて、二人がかりで作業すれば、何てことはない工程でも、友達がいない者には苦行です。
お友達がいないなら、知恵と工夫で勝負だ(負け組)!
いいもん!自分でやるもん!
ロングリーチのペンチやら、針金やらを使って、ケーブル先端の引き込みに成功!
グッと、ググーっと引っ張ります!
引っ張・・・引っ張り・・・あれ?抵抗が強い?
8
ありゃ!?
ケーブルに糊が付着して出てきたぞ!?
何事か!?
バルクヘッドと緩衝材の間に、スポンジ?
ケーブルにスポンジが付いていたの、忘れていました(><)
9
マア、いいや!
スポンジはポイしました。
何はともあれ、ケーブルが無事通ったので、良いでしょう!(作業性向上のために、一旦ヒーターバルブは外しました)
ヒーターバルブの全開/全閉とをあわせながら、ヒーターバルブのステーに付いている、ケーブル固定クリップで、ケーブルを挟み込みます。
10
同じく外していたウォッシャータンクを戻し、クリアランスを確認します。
問題ないでしょう!
一方室内側、ケーブルの先端は、だいたい調整レバーのある辺りまで届いています。
それ以上に、ケーブルの通り道を確認、後に戻すであろうエバポレーターユニットの装着の邪魔にはならないだろうか。
・・・何とか躱せそうです。
11
続いて、調整レバーを、ヒーターバルブの動きに連動させます。
“引っ張る/押し込む”を、逆転させるには・・・
12
ここに部品を付けます。
先ずは、適合のための計測をします。
13
部品は・・・もちろん作ります。
材料は・・・もちろんホームセンターで調達します。
いろいろ勘案した結果、L字ステーを材料にします。
ちょうど、数か所ネジ穴が開けられているので、少しだけ活用します。
先端の穴を、4.6ミリドリルで拡大、純正ステーの突起(作用軸)に、ピッタリ嵌まりました。
14
続いて、中心軸側。
双方の中心間距離を合わせて、穴を開けます。こちらは、6.5ミリドリルです。
・・・む、微かにズレたか?
15
否、バリが嵌合の邪魔をしています。
バリだけ落として・・・え、拡大?
拡大なんてしてませんよ?中心間距離は、バッチリ合っていましたよ?
え、削る量が多い?
それだけバリだらけだったのですよ?
え、一方向ばかり削ってる?
あー、あー、拡大したよ!
それで嵌まったんだから、オッケーなんだよ!
嵌って誰か困るのかよ!
オレがルールなんだよ!
―こうして、人心は離れていくのであった―
16
ともだちなくしたけど、無事嵌りました。
・・・ちょっと浮くなぁ・・・?
よく観察すると、純正レバーのリブが、後付ステーの収まりを悪くしています。
削るか?
17
ちょっと押し込み気味にすることで、むしろテンションが掛かり、ガタが少なくなるであろうと、無加工としました。
中心軸側に、純正で皿バネが付いていますが、これも、元々の厚みに加えてステー分が足されているので、より反発が強い!
テンションが抜け過ぎない程度に、軽く潰して無事装着、レバーの動きは理想的な程よい硬さが残せました!
先端の作用軸にも留め金が装着できました。
18
かなりガッチリしています。
エエ感じや!
赤矢印がケーブルの支点として、元のレバーの押し引きと、逆転できました。
19
さて、ここで肝心なのは、ケーブルの移動量(ストローク)です。
ヒーターバルブが付いている、そこにケーブル先端も着けている状態で、
押し込み切った位置〜引き切った位置までの長さを計測すると、32mmくらいでした。
20
それを、こちらに再現します。
まず、せっかくステーに穴が開けられているので、そこの移動量を測ってみます。
35mm、バルブの開閉は、いずれも最大量にできますが、この場合、操作スライドレバー側が、端まで到達しない、ビジュアル的に美しくない、なーんかモヤモヤする状態になります。
つまり、レバー的には最大35mmストロークさせることができる中、ヒーターバルブ側は、32mmでフルストローク、残り3mmは、レバー側に“余白ができる”ということです。
「めんどくせぇ~」
「神経質〜」
「それ、要る?」
そ、そんなに言わなくても・・・
21
ストロークが35mm、これを32mmに減らすには、(ケーブルの端を着ける)穴の位置を軸に近付けます。
試しに、適当な位置に印をつけ、ストロークを計測してみると・・・
30mm!もう少し35mm穴側に近付ければ良さそうです。
22
もう1ポイント、ケーブルの支点を決めた上で、引き切った時の先端の位置が、新設ステー上のどこに来るかも確認します。
もっとも、支点の位置は、多少前後調整できるので、大外ししていなければ、何とかなります。
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さて、その支点をどう留めるか・・・
最も改造量?が少なくて済むよう、汎用品で代用します。
サドルって言うんですかね、自転車しか思いつかないけど・・・
ケーブルを挟むサイズ的には、最適サイズかと思いますが、留めて保持するには、工夫がいるかも?
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まず、元々開いている穴径が4mm、車両側のネジ穴径はM5なので、拡大します。
そして、ケーブル保持のためには・・・軽く潰します。シンプル〜
ケーブルの被膜の端辺りに、一部凹んでいる箇所があり(もちろん固定のための形状)、そこに食い込ませる狙いです。
25
(上段)スライドレバーをヒート側にすると、新設ステーはケーブルを押し込む、ヒーターバルブを押し出し全開、ヒーターコアへの通路を開きます。
(下段)スライドレバーをクール側にすると、新設ステーはケーブルを引き込む、ヒーターバルブを引っ張り全閉、ヒーターコアへの通路を閉じます。
※画像はイメージです。
「布団の上で操作してるのに、車両側のバルブが動いてるの?」
※画像はイメージです。
「ケーブル、長すぎね?部屋から車まで、10メートル以上あるんじゃね?www」
※画像はイメージです。
「違うよ、車の中に布団敷いているんだよwww」
※画像はイメージです。
しくしくしく・・・
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