セリカちゃんの嫁入り修行 58時限目(熱中症をぶっ飛ばせin真夏室内ヒーターいじり)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
サアー(←この方泥沼ですね)、ケーブルは完成した、ヒーターユニットを戻しましょう。
あ、そう言えば、各ケーブルはユニットのどこを動かすかを確認しておきましょう。
ここ、どのケーブル?
ウワー、嫌な予感・・・
2
修理書のイラストで探してみると・・・
そのフラップのレバーには、なんと純正ヒーターバルブのアームと共締めで連動しているのでした。
今回外して、外(エンジンルーム)に追いやったヒーターバルブ及びケーブルは、本来ユニット最下部のフラップ開閉も兼任していたのです。
全く、合理的な事してくれやがる・・・
3
ならば手は一択、ケーブルを戻します。
良かった、ケーブル操作レバー自体に加工しなくて!
『いざとなったら純正復帰』
改造の基本ですよね。
ですよね。
うん、そう。
4
「ヒーターバルブ、室内に戻すの?」
戻すのはケーブル“のみ”です。
そもそも、純正ヒーターバルブは、朽ち果てていて破棄済です。
幸い、ケーブルを引っ掛ける支柱は残してあり、しかも、その隙間も確保できます。
5
純正のように装着(純正ですから)、L字ステーレバーを被せて固定すれば、抜けることもないでしょう。
ケーブル固定の金具(サドルと呼びます)は・・・
重ねてネジ留めしてしまえ!
6
・・・と行きたいところですが、座りが悪い悪い・・・
純正ケーブルの方はガッチリしたものですが(純正ですから)、重ねる後付けケーブルのサドルなど、足場が定まらないためグラついて、ケーブルも右往左往、しかも純正ケーブルに触れれば跳ね返され・・・
このケーブルに我が人生を投影する・・・もう書けない・・・サドル、僕を支えてよ・・・
支えるためにも、留め方を変えます。
君の人生も、好転したらいいね!
7
少し長めのネジを、裏側からねじ込みます。
そうです、スタッドボルトにしてしまいます。
純正ケーブルの固定には、ボルトの頭で圧着する・・・のではなく、ナットで抑え込みます(いいぞ!そんな権力を振りかざす奴、抑え込んでしまえ!)。
そして、そのナットが新設サドルの土台となります(ざまあみろ!お前なんか足蹴にしてやる!)。
立体交差状態にすることで、ケーブル同士の接触も避けられました(クハハハ、貴様と交わるなど、ゴメンだぜ!)。
8
サアー(←この方泥沼ですね)、例の難航取り付け、メーターパネル裏からの操作レバー戻しは・・・
もう慣れました。すんなり戻しまして、ここで少し脱線(というより、先取り)します。
この操作レバーのすぐ上に照明が付いていますが、その照明のケースに嵌めるソケットが・・・
樹脂製ですが、固定爪が完全崩壊しました。
ただの裸電球状態です。
照明無くてもレバー操作はできますが、ここの照明はムーディーで欠かせない!
何か代替品はないだろうか・・・
これはどうか!?汎用のソケット、いい時代になりました。
サイズも近そう、しかもゴム製だから、加工も容易、力ずくで変形させることもできます!
いや、できますよ?何のためのゴム製ですか?
ブチ込めばいいんデスヨ。
9
とりあえず、側面のリブの一部を切り取って、パチッと嵌るようにしてみました。
配線も整えて意気揚々、照明ケースに装着スコッ!
ポロッ
装スコッ着!
ポロッ
10
リブ、切り取らなくて、良かったんだって・・・(TT)
つまり、力ずくでブチ込めばいいってことだあぁぁぁ!!クニッ
・・・
ガチで代替品、発掘しました(`・ω・´)ゞ
11
さて、いよい・・・え?
サアー(←この方泥沼ですね)、いよいよレバー操作の確認です。
もっとも、そもそもここは純正なので、出っ張っているのがLOかHIか、なんて確認は要りません。
ちゃんと出るか引くかの確認のみです。
無事、作動しました。
12
そして、いよい・・・え?
サアー(←この方泥沼で…誰だ!?
「ア○ちゃんバカにするヤツハ、コロスアル!」
ぐわーっ!・・・ほらやっぱり、こんな目にあってばっかり・・・ウゥ)
「ザオラル〜」
※しかし、カズ〜ヤはいきかえらなかった!
「ダメだったか〜。は〜い、ここからセリカがお届けしま〜す。ヒーターユニットっていうの?着けたみたい〜。ケーブル?着けたみたい〜。赤矢印?フラップっていうの?動き見たみたい〜。」
13
「なんか作るのかなぁ?シリコンホース?こんなところに要る〜?」
14
「あっ、台本がありました〜。
『ここのフラップレバーは、ゲート式?のため、ダイレクトに引っ張りません。
ケーブルの動きに従います。
イメージとしては、純正ヒーターバルブのアームの動きを再現します。
本来なら、樹脂製段付きスペーサーのような物を入れるのが理想的ですが、無いなら代用として、大きめのワッシャーでゲートから外れないようにします。』」
15
「『ゲート内部は先程のシリコンホースの切れ端を差し込み、これをクッションを兼ねたスリーブとします。ゲート内部幅と、シリコンホース(4Φ)の外径が一致したのは幸いでした。
そのシリコンホースを挟むように外側からも大きめのワッシャーを装着、ナットで締め込めば完成です』
だって。」
16
「えっとぉ、『LO↔HIで動きを確認、このフラップは、移動量があまり多くなく、ケーブルのストローク量を、ある程度“いなす”ために、逃げのあるゲート式にしたのかもしれません。
今回の仕様で、作動に問題は無さそうです。』
へ〜、成功なんだ〜。」
17
「じゃあ、いよいよホースを着け・・・え?サア?え?泥沼?なにが〜?
『ヒーターコアパイプから、バルクヘッドの窓に向かいます。
正直、この流用ヒーターコアの真っ直ぐなパイプは、この車のレイアウトには適していません。
が、そこはカズ〜ヤお得意の力業で攻め倒します。』
あ、ここから泥沼になるってこと〜?」
18
「『車種不明長期在庫未使用品千載一遇三分鼎足輪廻転生変幻自在一心不乱光耀奪目雲外蒼天』
えっ、なにこれ呪文?ウワ泥沼だぁ・・・」
19
「『エルボー(90度)を残してなるべく均等に3分割カットされた、車種不明で当時物のデッドストック品が、日の目を見るチャンスが来ました。
某(不明)車種“用”の限定を解除、今こそ汎用品として生まれ変わり、そして見上げよ、あの光!
ホースはいつしかパイプへと変貌し、バルクヘッドの窓を突き抜けたその先には、青空が広がっていましたとさ。』
え〜、“変貌”じゃなくな
い?」
20
「なんか不気味だから帰るね〜。あ、じゃあ、ザオラル〜」
※しかし、カズ〜ヤはいきかえらなかった!
「メンドクサ…ザオラル〜」
※なんと、カズ〜ヤはいきかえった!
「カズ〜ヤくん、人の悪口ばっかり言ってると、自分に返ってくるものだよ〜」
はい・・・
ああ、生きてる(実際、軽い熱中症で目眩がしていました)・・・
『生きてる限り車いじり』を実践したいものです。
生き返ったら、パイプを曲げたくなるものですね。
久しぶりに引っ張り出します、『ンベクラ』!
ヒーターコアからバルクヘッドの窓まで、アルミパイプ(16Φ)を使うことにしました、ただ、角度がイマイチ気に入らない・・・
曲げるしかないでしょう!
21
この工具、アタッチメントがインチなので、正式に外径16mmと合致しませんが(5/8インチなので、だいたい15.9mm)、まあ、ほんの僅かに潰れるだけなので、十分対応できました。
対象が1mm厚のアルミパイプとなると、もしもっと大きく曲げるなら、軽く炙らないと潰れ、ひいては破断となります。
アルミって、つくづく難しい素材です・・・
22
ヒーターバルブのパイプと、ほぼほぼ平行になれば成功です。
後は、ホースに解決してもらいます。
角度付きのホースって、ここ一番で欲しいですよね。
23
サ
パイプの角度の確認ができましたので、仕上げます。
こちらも、こんなの用意してますよ、お馴染み、チューブビーダー!
キノクニさん最大サイズです。
24
もう少し先の方で曲げられたら、なお良かったのですが、まあ、あとはゴムの追随性に期待します。
25
サ
て
と、後はホースバンドの選択です。
バネバンドと締め込みバンド、どちらが確実なんでしょうね。
たぶん、水回り程度なら、バネバンドで十分なのでしょうが(純正も大概そうですよね、恐らく製造時の時間短縮策だと思いますが)、今回はホースが特殊なので、室内側には、食い込ませやすい締め込みバンドを使いました。
ふぅ、やっと片側、もう片側は・・・
というか、エンジンにまだインレットパイプすらも着けていないのです・・・
この炎天下の外作業、軽く頭痛がする中、セリカちゃんと戯れるカズ〜ヤでした。
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