セリカちゃんの嫁入り修行 59時限目(ブレブレブレーキに決着を)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
前回外したフロント左のブレーキパイプを加工します。
加工・・・修正が正しいのかな?
修正・・・改良と言いたいかな?
改良・・・悪用?うるさい!
2
どう悪用・・・改良するかと言うと、まず(何か意味があるのかも・・・あるのでしょうけど・・・あると信じたいのですが、どう見ても)無駄な曲げを真っ直ぐに整えます。
曲げを真っ直ぐに整えると、長さが伸びて、ボディーに合わなくなるのでは?
3
そうです、伸ばすのが目的です。
というのもコチラ、エンジン後方、バルクヘッド前を通るパイプは、真横真っ直ぐなのですが、今回製作した『ウォーターアウトレット』装着の際、そのパイプにダイレクトに当たり、移設を余儀なくされたのです。
そこで考えたのが、ウォーターアウトレット直後を上か下かに躱す策です。
そのため、ここで伸ばした余り分を活用する狙いです。
青ルートか、緑ルートか・・・
バルクヘッドのリブ(と言うのかな?、プレスによる膨らみ)も避けたい!
青ルート1択ですね。
4
曲げる箇所〜曲げる箇所の距離を測り、どこで、どこまで、どの方向に、曲がるR(曲線半径)も考慮し、立体的にイメージしながら曲げます。
と言うと、いかにも精度が問われそうですが、
「しまった!角度が足りない!」
→手曲げでがんばれ
「しまった!角度が下向きだ!」
→R箇所に手を添え、手曲げでがんばれ
「しまった!曲げ始めが早過ぎた!」
→緩やかなRで諦めれ
5
リブとリブの間を上手くすり抜けていると、いかにも“収まった”感があり大勝利なので、そこは大胆かつ慎重に狙います。
「“左90°→右90°”じゃなくて、少し斜めなんだね」
ここはリブの形状から、斜めに差し込むように躱・・・うるさい!
6
エンジン後方を通し、右側(運転席側)に来ました。
とりあえず、邪魔になるプロポーショニング(以後、“P”)バルブを外し、パイプレイアウトを決めます。
クラッチマスター下に、パイプのホルダーがあります(ただのフックですが)。
どこかしらで固定しておきたいので、いったん上に曲げましょう。
7
曲げ角度は、メリハリがついているとクールにキマるものですが、当然斜めに比べれば余計に長さが必要になります。
今回のパイプは、長さも決まっているので、それを踏まえて角度を決めます。
「あ、さっきのは長さの兼ね合いで斜めじゃないんだ?」
うるさい!
8
うーん・・・ちょっと不自然ですけどねぇ・・・
今回は本当に長さの制限が厳しい(一番初めの、無駄曲がり修正による長さ稼ぎも、それほど貯蓄にはなっていない)ので、何とかボディー側に追いやれるように、曲げていきます。
9
この箇所、ハーネス(黒テープの配線束)をパイプの内にするか外にするかで迷いましたが、ゆくゆくこのハーネスもバラして、なるべく隠せるようにしたいので、フリーにすべく外に出しました。
何より、パイプがボディーに沿っているのは、変に宙に浮いているより安全かつ、見た目も良いですね。
そもそも、こんな所にハーネス通すなよ・・・(もう少し新しくなると、フェンダー内を通るようになります)
10
そしてこちら、リヤブレーキに向かうパイプ、これもどのようにレイアウトするか、さらには、外したPバルブをどうするかも、要検討です。
ひとまず、悪用・・・改良パイプの形状が決まりました。
11
外して、簡単に磨いて(悩ましいところです、表面に防腐メッキされているはずですが、何せ汚過ぎる上に、当時物なので、期待できない)、塗装しておきます。
簡単にミッチャクロンを吹き、定番の安物つや消し黒、フレアナット付近以外に余り物チッピング塗装をしておきました。
ま、装着の際、アチコチぶつけて剥がれるのがオチなんですけどね・・・
この日はここまで〜
12
―後日―
Pバルブも試しに戻して、装着してみました。
固定フックにも収めて、ついでなので、そのフックも含め、接触しそう、している箇所に、切り開いたゴムホースを嵌めて緩衝材としました。
13
エンジン後方、もっとボディーに近付けるか、ある程度宙吊りにするか・・・
え?
はい、曲げ角度がイマイチだっただけです・・・
すみません・・・
生きててすみません・・・
せめて、ウォーターアウトレットだけでも着けさせていただきます・・・
14
んがっ!
ボルトが躱せない!?
まだウォーターアウトレット、所定の位置に着いてすらいません。
こりゃー・・・打つ手無し。
15
ならば、打つ手を作ります。
ミッション後方を上げる
↓
エンジンが前のめりになる
↓
エンジン〜バルクヘッド間の隙間が増える
↓
ボルト長さ分が確保できる
マージンを詰めるのには、リスクが伴うものなのです・・・
16
慎重に差し込み、手なんて入りません、指先で辿りながら、ボルトをネジ穴に当て、あっ、ここはナメちゃダメ!
ゆっくり、ゆっくり差し込んで・・・入ったら・・・道具を使おうか。
え?
いいよ、どうせこんなブログ、誰も読んじゃいないよ。
17
そそり勃つペ
ウォーターアウトレットパイプは、やはりGス
Pバルブに当たります。
位置変更、余儀なしです。
ボクもうすぐ45歳!
18
位置変更と簡単に言うけど、移設先はあるのか・・・
19
なお、こんな物も用意しています、調整式Pバルブです。
ブレーキ容量の大幅変更でもしない限り、わざわざ純正を排して交換しなければならない程の物でもありませんが、今回の場合は、取り付け穴や角度次第ではコチラに変更も、という選択肢として用意しておきました。
これ、フィッティングが1/8NPTなのですが、国産車フレアナットの殆どが、M10ネジ1.0ピッチなので、アダプターが必要になりますが、何故かこのアダプターって・・・
キノクニさん以外で見つからないんですよね。
・・・独占契約?
20
設置箇所は・・・
エンジンルーム(運転席側限定)を広く見てみます。
あ、脱線しますが・・・画像左上注目です。
21
この車、アクセルがワイヤーではなく、リンクなのです。
元々載っていたエンジンでは、当然このリンクでアクセル機構が構築されていたのですが、3SーFEでは、当然そのようにはなっていません。
でも・・・
こんな今やレアな機構、せっかくあるなら生かさない手はないでしょう!
拘って行きたいと考えます。
22
このアナログなメカメカしさが、堪りません。
ただ、元々載っていたエンジン(18Rシングルカム)は、キャブが助手席側にあったので、リンクロッドがめちゃくちゃ長いです。
このロッドベースで改造するか、いっそ作るか・・・検討中です(楽しい!)。
23
戻りまして、ブレーキのマスターシリンダーも装着してみました、今更ですが・・・
何用・・・だったか忘れましたが、割と高年式(私の感覚では、平成に入っていれば高年式です)車両だったと思います。
サイズも13/16、セリカ純正と同じです。
そして・・・ここならどうか!?
3ウェイの固定ボルトを延長して、Pバルブと共締めとか?
調整ハンドルも回しやすい!
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ただ、このマスターシリンダーのリヤ向け出口が、シリンダーより後方に向かって斜めに出ているので、配管がかなり不自然かつロングな形状になってしまいます。
配管なんて、可能な限り短縮した方が、見た目スッキリ、リスク軽減できるので(整備性を犠牲にする恐れもありますが、そんなことより見た目でしょう!?)、下策・・・かな。
25
「♪何かな〜い、何かな〜い?ねぇ、お母さん!」
「ない」
ポツーン
あっ!
あるじゃん!!
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