ファーストアイドル回転数変更スイッチ設置
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
この車は冷間始動時のファーストアイドルが約2000回転です。
うちの車庫はレイアウトの関係で音が反響しやすく、純正マフラーの時でもエンジン音と排気音がうるさく感じていましたが、マフラーを交換したことでそれが一層気になるようになりましいた。
僕はそれなりにエンジン暖機をしたい人間なのですが、朝早くからうるさくするのも気が引けます。幸い
近隣からの苦情はありませんが、静かにするに越したことはありませんので対策します。
2
とりあえず小手先の対策として汎用のインナーサイレンサーをテールパイプのラインに合わせるように曲げて装着しました。
結果としてはこれだけではダメでした。
耳障りな重低音はある程度減衰しましたが、絞ったことで流速が上がってしまい、中音域の音量がアップ。無いよりはマシ程度の対策にしかなりませんでした。
3
まあ、最も耳障りな低音域の音量を下げれたので、後は流速を落とせば良い具合になりそうです。
流速を落とす・・・ すなわち、回転数自体を下げてしまえば良いのです。
水温センサーからの信号でECUがファーストアイドル回転数を決めていますのでウソの信号を与えれば良いのです。
水温センサー(サーミスタ)を水煮して、温度と抵抗値の関係を調べます。
4
こちらが温度と抵抗値の関係をグラフ化したものです。
このなかで任意の抵抗値になるように抵抗をかませます。
今回は半固定抵抗を使い、調整が可能なようにしました。
5
作った抵抗をECU~水温センサーラインにかませます。
そして、スイッチにて水温センサーと抵抗ラインを切り替えれるようにします。
図が適当ですみませんw
一応エンジン制御に使用する信号なので、かませた抵抗の片側はボディーアースではなく、ECUのセンサーアースラインに割り込ませました。
6
ECUの配線に直接接続するのは作業性が悪いので、今回は延長ハーネスを購入し、車両側の配線加工をしなくて済むようにしました。
この際ですので、今まで車両側に接続していた電動ファンの強制運転信号と回転数信号も延長ハーネスから取り出しました。
7
これならカプラーオンで簡単に・・・と思いましたが、ケーブルが延びた分、取り回しに難儀しました。しかもケーブルが硬く、思ったように曲がってくれません。
そのため、このままでは内装パネルが干渉しECU周りが丸見えです。
KIV線に張り替えてやろうかと一瞬考えましたが、配線数が多すぎるため面倒です。
結局、内装パネルの干渉部分を切断して取り付けました。
8
あとはIGNオンの状態でスイッチを弄り、水温表示が変化するか確認します。
問題が無ければエンジン始動!
う~ん、実際冷えてるのに、ECUはそれなりに水温が上がっていると勘違いしているため、始動時の燃料増量が本来より少なくなり、始動後2~3秒は苦しそうに500~1000回転辺りをうろうろ。その後目標回転数まで上昇します。
今回は1600回転になるよう、抵抗値を調整しました。
インナーサイレンサーと組合わせれば純正マフラーの時よりはるかに静かになり、早朝の暖機も問題無さそうです。
ただ、気温が10℃以下ではどうしても燃料が薄いらしく、1回はストールします。
エンジンにも良く無さそうですので、どうしても静かにしたい時しか使用しないようにしています。
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