
今回は、鉄分多めというかほぼ鉄です。
クリスマスといっても単身赴任な身では家族と過ごすことがあまり多くありません。
息子はもう大学生ですし、家族と一緒にクリスマスイベントをするような歳でもありません。
いや!むしろ女の子誘ってどっか行けってば!(笑
ということで?息子は放置しておくとして今年は珍しく週末がクリスマス。
奥様に聞くと特に予定はしてないとのことだったので何かないかなぁとネットをさまよっているとSLやまぐち号のクリスマス運行のイベントを見つけました。
クリスマスイベントなのに情報をみるとなんとなく空席がありそうということで、そこまで鉄分の多くない私は事前予約もせずに、ぬる~くお出かけしてみました。
新山口駅に到着したのは出発時刻の直前!
とりあえず入場券を買って構内に。
いました!C57貴婦人では無くC56ポニーでした。

wikiで調べると昭和14年製造で製造以来動体を保持している車両とのこと。
かれこれ80年近く走り続けているんですね。末永く走り続けてほしいものですが保持が困難になってきているとの情報も・・・。
来年度以降D51が導入される予定と、みどりの窓口でいただいたパンフレットには書かれています。
パワー不足なのかDD51の補助が付いています。
年に何度かSLでの重連運転もされているみたいです。
なんだかホームに人がほとんどいないように見えますが結構な見物客でした。
そして出発進行~!
もうもうと吹き上げる黒煙と水蒸気。大サービスの汽笛ロングバージョン。腹に響く、心にしみいる良い音色です。
除煙装置も付いていないのでもっと石炭の煙の臭いがすると思っていたのですが、あまり臭わなかったのが残念。
お土産に「せきたん」
みどりの窓口で問い合わせてみると空席があるようです。
区間中間付近の駅で駐車場がある駅を教えてもらいチケットをゲット。
ちゃんとSLクリスマス号ってかいてあったので記念に持ち帰りました(^^)/
特別料金なのかと思いきやなんだか指定料金だけ?
エリーゼで追っかけ出発。長門峡駅出発時刻には間に合うと算段していたのですが、山口市内で渋滞にはまり・・・
長門峡駅到着と同時に発車でギリ間に合わず仕方なく次の停車駅に車を走らせました(汗
次の停車駅である地福駅は復路は通過駅になっているため奥様だけを降ろし、さらに先の鍋倉駅から乗車して合流しました。
乗り込むとレトロな車両
明治風とか大正風とか車両によって内装が異なってます。
昔ながらの上に持ち上げる窓。窓は小さめで今の車両と比べると室内に入る光が少なくそれがまたいい感じです。
子供の頃はこんな窓をあけて駅弁買ってもらうのが楽しみだったなぁ。
カレンダーと乗車記念はがきもいただきました。
津和野駅に到着してまちなか観光。
初めての津和野では無いため、太鼓谷稲荷、森鴎外の生家など定番の観光スポットは訪れず街ブラします。
津和野は山陰の小京都といわれ、古い街並みが残る素敵なところです。
江戸から明治の白壁と堀
昭和なたたずまいの街道
当時のものがそのまま残ってます。
クリーニング屋?化粧品店?靴屋?
あったなぁ・・・こんな多角経営店・・・と懐かしんでみたり
レトロなポスター
と思ったらこれは今年のものでした(^^;
昔ながらの旧家が多く残っていてお庭も素敵
津和野の街中に流れるお堀にはたくさんの錦鯉がいます。
今回は残念ながら水を引いている河川で工事をしているため濁っていまっていますが普段はきれいです。
オシャレな感じの酒場
白壁と喫茶店もおしゃれだなと思ったら閉店でした。
なんと町役場は昔の建物を利用
この建物の中で絶賛営業中でした。
防災上はどうなんだろう・・・
ここも多角経営
民芸品に写真店にベスト電器
昼食はお蕎麦屋さんで十割蕎麦
釜揚げでいただきました。甘めの出汁。おいしかったです。
帰りの出発時間となり再び乗車
乗客のみなさんはモチロンとても楽しそうでしたが、機関士さん、乗務員さん、駅員さんがレトロな制服を着てとても楽しそうに働かれているのが印象的でした。
再び地福駅までのショートトリップ
展望室
そして降車。
やっぱり汽笛が素敵だなぁ。
小雨の中走り去っていくSL・・・。
汽車汽車ぽっぽぽっぽ・・・スピードスピード窓の外~畑も飛ぶ飛ぶ家も飛ぶ~♪
・・・イヤまて・・・ 家飛んだらダメだろ(笑
子供の頃に唄った童謡とともに記憶がフラッシュバック。
私の祖父は国鉄の機関士だったので小さな頃、祖父に連れられて駅にSLを観に行っていました。小学校に上がる頃には沿線でのSLが廃止になったので、本当に小さな頃の思い出。
音やニオイにあわせて記憶がよみがえってきます。
歳のせいなのか昔の記憶のせいなのか煙のせいなのか、なんだかよくわかりませんが鼻の奥にツンとしたものがこみ上げてしまいました。
奥様も結構楽しんでくれた様子。少しはOSPゲットできたでしょうか。
いつかまた来よう。
そんなクリスマスの出来事。
Posted at 2016/12/29 12:58:33 | |
トラックバック(0) |
のりもの | 日記