2ZZエンジン用 TODA強化オイルポンプ組み込み

2ZZエンジンはオイルポンプがウイークポイントって話です。なんでも特定の条件でバラバラになっちゃうとか。

自分はやらかした事無いのでわかりませんが。

個人的にあまり必要性を感じていなかったのですが、それで以前オイルパン対策をサボってブローさせた経験があるので今回ちょっと奮発して購入しました。

組付けはエンジン単体が車両から降りている状態で作業します。バラして組むだけの簡単なお仕事。

まずはクランクプーリーを外します。
SSTっていう名前の鉄の板に適当なボルトを刺して回り止めをし、センターのボルトを緩めます。

圧縮上死点を出してからプーリーを外せばひと段落です。

クランクプーリーが外れたら、後は順番に部品を外していくだけです。ウオーターポンププーリーを同じように回り止めしてから外し、エンジンマウントブラケット、ウオーターポンプ、テンショナーなどを外します。

タイミングチェーンカバーを外したら、チェーンスリッパ、クランクセンサープレート、クランクギアを外します。これでやっとオイルポンプASSYを取り外す事が出来ます。

イルポンプASSYを分解します。

5本のプラスネジでカバーが固定されているのですが、かなり固く締まっているのでインパクトドライバーを使用します。

ネジに限らずボルト類を緩めるのは瞬間的に力を入れるインパクトが大事です。じわーっと力をかけると大抵ナメます。なのでトルクが必要な個所にプラスネジを設定する奴は小一時間問い詰めたい。

蓋が開いたら中身のオイルポンプを強化品と入れ替えます。オイルはしっかり、満遍なく塗っておきます。

あとはバラしたのと逆の順番で組み上げて行くだけです。

一昔前なら頭を悩ませながらタイベルを張ったのですが、ありがたい事にタイミングチェーンには間違えないように最初からマーキングが入っています。それに合わせてカムシャフトの位置を出し、チェーンをかけるだけなのでとっても簡単です。

エンジンが降りている状態なら比較的簡単な作業なので、2ZZ換装のついでに作業するのがお勧めです。

※注意喚起
某中古パーツ買取店で、純正オイルポンプをTODAの空き袋に入れ、TODA製と偽って販売される事例を確認しました。
TODA製はヘアライン処理などされていませんし、合わせマーク（△マーク）も存在しません。TODAと純正の比較画像を載せておきますので、怪しい中古には手を出さず、どうしても必要な時は画像を参考に詐欺にあわないよう気を付けて下さい。
左がTODA、右が純正です。