エリーゼで初めてのブレーキパッド交換しました。
とはいっても、エリーゼ以外の車両では何度も交換したことがあるので楽勝楽勝~と作業開始。
昨日タカタサーキットを走る前に確認した時はこの程度の残厚。

そろそろ変え時です。
エンジンフロアのパネルをはずして、馬架けて・・・
まずは、リアのブレンボから。
キャリパーの上側のボルトを外してキャリパーを回せば・・・って・・回らない。
では反対側のボルトを緩めて・・・・ってサイドブレーキのワイヤーが邪魔で回せない。

下側のボルトの正面にサイドのワイヤーが(丸い穴から上のスプリングの掛かったレバーに向かって)通っておりヘキサゴンレンチが刺さらない・・・。
(写真はサイドブレーキワイヤー外した後)
それではと、サイドブレーキのワイヤーを外します。
テンション調整のナットを緩めて外す方法と悩みましたが、後の調整が面倒なのでセンターで引っ張っている部分を外します。
ロックピンを抜いて引き抜くだけ。
これで下側のボルトも緩めてブレーキキャリパーが外れる・・と思いきや・・・。
取れない・・・(汗
パッドを固定しているピンもどうやって抜くんだろう・・・
結局この段階にきてからネットで検索(笑
DIYでのエリーゼのパッド交換記事が見当たらずネット情報をふらふらと探してみたところ、リアのブレンボは裏側に小さな穴があり、ここにピン状の物を差し込んで叩いて押し出すとピンが抜けてキャリパーが外れるとのこと。
無駄な時間を過ごしました・・・事前に情報収集をきちんとしましょう。
表側の穴より小さく、指で触って確かめたのだけれど穴に気づいていませんでした。
ネットの情報をみて、携帯で裏側から写真を撮ってわかりました。
(リアキャリパー裏側・上2枚目の拡大)
ということで適当な棒を差し込んでプラハンでコツコツ叩いたら抜けました(^O^)/

ピンの先端が一段細くなっています。(写真はスプリングを外した状態)
ピンが抜けたらパッドも外れてキャリパーも取れました。
どうしてキャリパーが外れないのかよくわからなかったのですが、パッドを外してキャリパーをスライドしないと外れない構造になっていました。
結局、ローターを交換するのでなければ下側のボルトは外さなくてもパッドは交換できます(笑
ブレーキパッドは
前後共IDIのD750iLをチョイス。
ブレンボのピストンは回転させることで前後するようになっていて、2つ空いた穴にラジペンを差し込み時計回りに回すことで押し込むことが出来ます。

ツラ位置までピストンピンを押し込んでおきます。
フルードタンクの状態を確認しながら押し戻します。
ブレーキフルードが押し戻されるので、途中で補充したりしているとオーバーフローする可能性があります。
バラした逆順で組み上げて完成^^
続いてフロントのAPキャリパー。

こっちは簡単。(写真は交換後)
キャリパーを止めているピンにあるロックピンを外して、真ん中にある板バネ?(↑のついているヤツ)の下側あたりを押さえると下側のピンが引き抜けせます。
下のピンを抜いたら、板バネが外れるので上側のピンも抜きます。
ブレーキパッドはこのまま手前側に引き抜けばOK。
なんと、フロントはピストンにダストブーツが無い
気休めですがブレークリンでピストン周りのダストを洗浄してピストンを押し込んでパッドを組み込みます。
ピストンの押し込みは、ウォータポンププライヤなどで優しくじわっとパッドと本体を挟み込むか、パッドを外した状態で指でぐっと押し込みます。
キャリパーに問題が無ければ男性の握力なら戻るはず(笑
シールなどが傷んでくると指では戻らなくなるのでキャリパーオーバーホールが必要かもしれません。
今回、フロントパッドの減り方が左右で少し違っていました。
併せて減りの少なかった方のピストンを押し戻すのに少し余分に力が必要だったので機会を見てキャリパーオーバーホールもしたいと思います。
組付けは逆の手順でOK。(上のピンを差してから板バネをはめ込み押さえながら下のピンを差し込む)
フロントのブレーキローターが波打っているように見えたので、ローター研磨か交換しようかと思っていましたが、よく確認するとそれほど偏摩耗も無くそのまま使うことにしました。
パッドは以前も使っていたIDI製ですが、SJレーシングさんのエリーゼ用のストリートパッドだったため摩材が恐らく異なることから、ローターの被膜を落とすためサンドペーパーで磨き荒らしておいて再使用。

これで、新しい被膜が乗りやすくなるはずです。
ところで・・・フロントパッドを外した時ですが・・・。
内側少なっ!しかも下側めっちゃ少なっ!
贔屓目にみても1mm切ってる・・・。
アブアブ(;^_^A
とある理由によりタイヤが外せなかったのでブレーキパッドの確認が出来ていなかったのですが攻めすぎました。
新しいパッドを日曜日にドライブがてら焼き入れ。
といっても自宅前の坂道を降りる途中で当たりは出て、高速道路の車が少ないところで焼き入れも完了。
初期制動力を落としているiLですが、SJRのストリート用と比較すれば初期制動力も大きく、効きも強い感じです。
個人的にはこちらのほうが好み^^
被膜も出来て後はサーキットで試すのみです。^^
Posted at 2017/09/11 12:57:57 | |
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