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2014年11月29日

ヴィヴィオのエンジンオイル

ヴィヴィオのエンジンオイルは5000km毎の交換を原則にしているが、最近ずっと先送りにしていて、このほど、7500kmも走ってしまった後にようやく行った。作業自体はまったく問題なく完了したが、古いオイルを抜く時に外したドレンプラグを見てびっくりした。マグネットにすごく大量の鉄粉が付いていて、ヴィヴィオはもとより、今まで乗っていた他の車やバイクでは見た記憶がないほど悪い状態だった。



原因はすぐに分かった。7月にオイル下がり対策でバルブステムシールを交換するまでは、しょっちゅうオイルを注ぎ足していたので劣化が進む暇がなかったが、その後は注ぎ足し量がわずかだったので、7500kmという長い距離で劣化が加速した、ということである。ヴィヴィオには本当に申し訳ないことをした。

下の写真は、バルブステムシール交換の時に1万kmぶりにオイル交換した時の状態で、鉄粉は全く付いていない。ただ、1万kmの間に3Lも足したので、全量以上が一度入れ替わっている計算になる。



7500kmはそれほど長い距離ではないが、考えてみると、ヴィヴィオの5速100km/h(実速は98km/h)は4600rpmで、最近の小型車の2倍くらい回っているし、回転数だけでなく、スロットル開度も、高速でも下道でも全開にする機会はしょっちゅうである。なので、ヴィヴィオの7500kmは小型車の2万kmくらいに相当するかもしれない?!いくらモービル1でも、これは使いすぎだった。

今回の状態を見てしまうと、以前のブログで書いた、「欧州車はオイルがある程度減るようにエンジン各部のクリアランスを設定していて、注ぎ足しを行うことを前提にしている」という仮説はやはり正しいように思える。なぜなら、速度域が日本よりも高く負荷が大きいので、劣化したオイルを使い続けるとエンジンに致命的なダメージを与えてしまうはずだからである。その場合、注ぎ足しさえも行わない人の車は責任は負わない、という言い分なら筋が通っていると思う。

それはさておき、ここは日本ではあるが、軽CARのエンジンオイルは普通車よりもずっと厳しい環境にあるということに、遅まきながら気付いた。かくなる上は、オイルの注ぎ足し量が大きく減った今、モービル1と5000kmごとの交換は厳守で行くことにしよう。最低20万km、できれば25万kmまでオーバーホールなしで乗るために…
ブログ一覧 | ヴィヴィオ | 日記
Posted at 2014/11/29 11:22:01

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この記事へのコメント

2014年11月29日 13:47
なべさだと申します。初コメですがよろしく。

オイルの減りというか、漏れで悩んでいる最中ですがクリアランスについての持論を述べると一番は熱膨張を吸収するだけのクリアランスかと思います。
例えば、ピストンがアルミでシリンダーが鉄だと熱膨張率が違うので広めのクリアランスを取らなければならずシリンダーがアルミなら同じような熱膨張率なので狭めとなります。

焼付かないギリギリのクリアランスなら気密性も良くなるしピストンの無駄な動きも抑制されますし何よりも隙間に未燃焼混合ガスの溜まりが少なくなるので排気ガスもきれいになるしこのガスによる異常燃焼も抑えられます。

また金属同士が擦れあう個所には摺動抵抗を抑え、磨耗を防ぐためにオイルなどで潤滑させます。
この時のオイルには潤滑だけでなく冷却するという機能もあります。
クリアランスを大目に取ればオイルが良く流れて冷却性が良くなりますが限度もあります。
クランクやコンロッドで特定のメタルが痛む場合にはクリアランスを調整したり溝付きのメタルに変えてオイル量を増やしたりしているようです。

クリアランスの考え方や使い方は様々だと思います。

さて最近の車のオイル消費ですがオイルが無くなるわけですから私の車のように漏れるか(笑)、蒸発するか、燃焼してしまうかのどれかだと思います。

で、今は猫も杓子も燃費、燃費です。燃費を稼ぐ方法の一番はフリクション低減です。
そのフリクションをなくすために最近のオイルは0w-20なんて低粘度オイルを使っています。
さらにフリクションをなくすためにピストンリングがどんどん薄くなって、しかも張力もどんどん弱くなってきています。
ピストンリングが薄くなって、張力が弱く、しかもオイルの粘度が低くてシャビシャビになるとオイルが燃焼室に残りやすくなり、残ったオイルは燃えてなくなってしまいます。

最近の車のオイル消費が多くなった要因はこのピストンリングによるフリクション低減だと思います。
はっきり言ってしまえば意図的にオイル上がりを許容していると思っています。
正直、こんなんで良いのかな。と思います。

日本なら恐らくこんな設計は許せないかと、でも5000kmで1Lのオイル代と燃費向上によるガソリン代のコストを割り切って考えられるメーカがあるならやるメーカもあるかも知れません。

そこまで割り切れるか・・・
エンジニアは大変でしょうね。。。

長文ですいません。あくまでも持論です。鵜呑みにしないでください。
考えるきっかけにしてください。こんな風に考えていくと夜が白みます・・・


コメントへの返答
2014年11月29日 14:45
なべさださん、こんにちは!コメントありがとうございます。

クリアランスの考え方についての見解、たいへん興味深く読ませていただきました。おっしゃることは全面的に同感です。

ピストンとシリンダーに関しては、私のヴィヴィオはステムシールの交換でオイル消費が大幅に減ったので、ピストン、シリンダーの磨耗によるオイル上がりは発生していないようで、安心しているところです。

フリクション低減については、今は10W-30を入れてますが、以前に5W-30を試した時にオイル消費が激しくなり、元に戻したという経緯があります。さすがに0W-20をヴィヴィオというかEN07エンジンに入れる勇気はありませんが、オイル下がりが解消したので、5W-30はまた試してみようかなと思っています。データからすると0.5~1%くらいの燃費向上が見込めるはずです。

あとは、同じ粘度指数のオイルでも、当然ながら温度によって実際の粘度は変わるので、サーモスタットをノーマルの82℃から88℃に換えて、水温、油温ともに高めを狙って管理しており、今のところ悪影響はなさそうです。オイルシールの劣化が加速するかもしれませんが、私の場合、プレーンベアリング(メタル)を保護することを最優先にして合成油を入れていることも含めて、そこは割り切っており、オイルが漏れたらシールでもガスケットでも換えるようにしています。また、シールは耐熱性に勝るフッ素ゴム製にしており、交換後3万kmの時点では漏れは全くありませんでした。

そういえば、ミニを含めたBMWの最近のモデルは、サーモスタットの開弁温度を105℃に設定しているのがあるようですね。以前では考えられないほどの高温ですが、これも、合成油を前提として、フリクション低減を狙ったものと理解しています。

まあ、ピストンやプレーンベアリングの樹脂コーティングなど、新型車にしか投入できないものもありますが、新しい技術や考え方をちょっと古い車に投入するというのは結構面白いですね。ヴィヴィオに適用できるよい案がありましたら、またご教示いただけるとうれしいです。


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「最近手に入れた遊び道具、外装はイマイチだが機関は好調だし、電装を6Vから12Vに変更する改造が無事に済んだのでご機嫌😄」
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